消化を助けてくれる消化酵素を食物酵素で補おう
7月の上旬くらいまでは雨の日が続いていましたね。
僕は激しく降り注ぐゲリラ豪雨は嫌いですが、雨の日は基本的に嫌いではありません。雨音を聞きながら、原稿を書くために喫茶店などで少しノマドワークをしてみる。
『雨音はショパンの調べ」という曲がありましたが(お前、何歳やねん!とつっこまれそうですが)、こういう執筆作業をする時には雨音は実際にはショパンの調べになると思います(なんのこっちゃ??)。
本題に入りましょう。
酵素をしっかりと体内で働かせることは、僕たちが生きていく上での基礎となることです。
「とにかく健康でいたい」という欲張りでワガママな方は、とにかくこのことは頭に入れておいてくださいね。酵素がしっかりと体内で働けるような体内環境を作っておけば、まず病気はしないんです(恋患いは別途)。
さらにわがままを言わせてもらえれば、脂肪を効率よく燃焼させたいし、代謝をアップして太りにくい体になりたい。とここまで来ると、普通に生活していたのでは酵素が足りなくなってしまいます。
その対策としては、体内で酵素の無駄遣いをなくすこと、そして積極的に外から酵素を補給することが挙げられます。
まずは、食物酵素を含む食品を摂ります。この酵素によって胃の中で事前消化が行われるので、体内の消化酵素を使う量が抑えられます。
もうひとつは、はじめから消化がしやすいもの、つまり発酵食品を摂るようにします。ある程度の段階まで発酵が進んでいますから、自己消化で使う消化酵素が少なくて済むのです。
さらに、体内により多くの酵素を摂りこむために食物酵素を多く摂るようにします。このときには、食物から直接摂ることは難しいので、サプリメントを利用するといいですね。
いろいろな酵素が消化を助ける
酵素の多くは、1対1の関係にあります。いろいろな酵素がある決められた栄養素に反応して、消化を助けることになります。
炭水化物などの糖質を分解するのはアミラーゼです。一方、肉や大豆などのタンパク質の分解はプロテアーゼが行います。脂質分解はリパーゼですが、食物繊維はセルラーゼです。
また、糖も個々で違う酵素が必要です。麦芽糖はマルターゼ、蔗糖はサクラーゼ、乳糖はラクターゼになります。牛乳を消化するのはラクターゼであり、マルターゼでは消化できません。
それぞれの酵素が個々にいろいろな食品を分解できるように、私たちにはいろいろな消化酵素を必要としています。その中で、オールマイティな酵素をもつサプリメントがあります。それが、麹菌由来の消化酵素サプリメントです。
面白実験!自分の消化力をチェックしてみよう
消化酵素をしっかりと摂ることは大切ですが、実際自分の消化力はどれくらいだろうと考えたことはありますか? 実は、大それた実験器具がなくても、簡易的なチェックができます。
僕は実験が大好きですから、この実験をよくやって体調管理の指標にしています。皆さんも「でんじろう」になった気持ちでやってみてください。白衣を着てやると、よりテンションがアップしますよ。これも立派な「コスプレ」なんですが。。。。
話を戻します。
食物がはじめに接するのは、口の中にある唾液です。ここでは、アミラーゼがでんぷんを麦芽糖に分解します。このアミラーゼは、ヨウ素で検出することができます。アミラーゼの状態がわかれば、もっと咀嚼して食べなければならないかどうかの判断ができます。
方法としてはまず、でんぷんを溶かした溶液をつくり、これに唾液を加えてかき混ぜます。さまざまな温度でこれらにヨウ素を加えて、分解の状態を把握します。
ヨウ素の色が濃いうちは、まだ、でんぷんが残っていることになりますので、アミラーゼによる消化があまり活発に行われていません。色が薄くなればなるほど、酵素が活性化され、消化力が上がっていることになります。
これを家でやるには、ルゴール液と呼ばれる液体を手に入れる必要があります。次に、ご飯を口の中にいれて普通に噛んだ後に、小さな入れものに入れて、ルゴール液を加えて変化をチェックするわけです。
このとき、ご飯を噛む時間や回数などを変えて試してみると、どの時点で酵素が活性化するかがわかりますよ。
ちなみに、ルゴール液を手に入れるのも面倒だと言う方は、ご飯だけを普通に噛んでいて、甘く感じるようなら酵素が働いていることになるので、試してみてください。ご飯が甘く感じるのは、ご飯のでんぷんがアミラーゼによって麦芽糖に分解されたためです。たまにこのチェックをしてみると、自分の消化力が感じられますよ。
「消化」というのは実はものすごく奥が深いテーマでして、僕は過去にこういった記事も書いています。「嫌なことを思い出さないテクニック!脳にも体にも【消化】が重要だった!」なども参考にどうぞ。
全く別の切り口から「消化」について扱っていますので、「健康でいたい!」という方には必修の記事かな、と少し上から思わせていただいています。
あわせて読んで、この夏を健康に(もちろん一年中ですよ!)行きましょう!