現代人の腸内は、デトックスを待っている
気候が良くなると食事もより美味しく感じられるようになりますよね。僕の好きな球団も最近のシーズンでは調子が良く、ますます夜のスカパーをビール片手に美味しいおつまみと観戦するのが最高に楽しい！
でも、その辺で買ってくるお惣菜は、身体から「旦那、こりゃあノーサンキューですぜ」と言われてしまうような成分で満ち溢れているんです。
もちろん、僕たちの身体はそんなにやわじゃなくて、季節の旬の野菜を自然のものから摂って食べたり、規則正しい生活をしたりしていれば、何をしなくても腸内はきれいな環境を維持できます。
しかし残念ながら、この原稿を書く前に野球を見ながらつまんだ食材は加工食品だし、野菜には残留農薬があるしといったものになっています。また、野菜や果物よりも肉が多く、テイクアウトしてくるものにも防腐剤や添加物がたっぷりと含まれています。
好きな球団が勝てばビールは美味いし、つまみも美味い！ ……でもそれって、毒素をガンガン身体に放り込むのと実は同じことをしてしまっているんですね。
これでは、さすがの僕たちの身体も良い体内環境を維持できずに、次第に弱ってきています。こういった状況は、どんなに上手にサプリメントでフォローしてもしきれない体内環境を作り出しています。
そうなると、どこかのタイミングで無理にでも断食をしたり、デトックスをしたりする必要がでてくるのです。
どうなったらデトックスの必要があるのか
そうした身体は免疫機能が低下しているので病気にかかりやすく、自然治癒力が弱くなっていますので、何かトラブルがあった場合に治りにくく、貯め込んだ有害物質からの影響を受けやすくなってしまっています。そういったときには、大きな病気にもなりやすくなると言えるでしょう。
最近なんとなく身体が弱くなってきたなとか、免疫力が低下しているような気がするなと感じるようになったら、年に1回くらいのペースで無理のないデトックスをすることをおすすめします。
胃腸トラブルや、糖尿病、肝臓不良、肥満といった類、あるいは、不眠や睡眠困難、うつ病など気分が落ち込みがちな人、関節痛などの痛みを感じ始めたといったときには、まずデトックスで有害なものを体外へ排出しましょう。
変な話で恐縮ですが、人間ってどんな動物よりも毒素を体に溜め込んでいるんです。お亡くなりになった方を荼毘に付す、焼き場ってありますよね。あの焼き場の周辺って、物凄い重金属が検出されるという話を聞いたことがあります。
食物連鎖の頂点に君臨する人間がどれだけ毒素を溜め込んでいるのか、よくわかるエピソードだと思いませんか？
デトックスって、どうやればいいの？
話をデトックスに戻しましょう。デトックスと一言で言っても、やり方はさまざまです。
一番多いのが、生の野菜や果物を使ってスムージーを摂取し、体内から不要なものを排出するというやり方です。生の野菜や果物には栄養素だけでなく、必要となる水分や酵素、抗酸化物質などがたっぷりとはいっているので、これを飲むことで有害物質の排出効果が高くなります。
また、デトックスを行っている間は、他の食物から不要な有害物を摂取することがありませんから、より良いデトックスができそうですね。
僕たちは、暖かい季節よりも寒い季節のほうがエネルギーを必要とするので、冬が終わり暖かくなり始める春にかけてデトックスをすると、身体への負担が少ないと言われています。活動が活発になる時期のはじめに身体をリセットするのは、気持ち的にもいいですよね。
このとき、断食を数日行うような無理なデトックスはよくありません。例えば3日行うとしても、そのうちの1日だけをスムージーだけにして、残りは食事の一部を置き換える方法をとるのがいいですね。
腸のデトックスにおすすめの食材
デトックスで摂る野菜や果物は当然、身体に良いものでなければなりませんから、オーガニックや無農薬といった自然栽培のものを使います。
おすすめしたいのは、腸をきれいにする食品です。緑の葉物野菜やブロッコリースプラウトにはクロロフィルが多いので、肝臓が有毒物質を分解し排出するのを助けてくれます。
特にブロッコリースプラウトは、消化器官の中を掃除する酵素を分泌する機能を助けてくれる、抗酸化物質が豊富なことで人気が高いですね。
腸内の掃除が終わると、次に摂りたいのが、発酵食品です。発酵食品が腸内の常在菌や善玉菌を増やしてくれます。さらに、食物繊維でもバックアップしましょう。
別の切り口でデトックスを解説した記事もありますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
「羽生選手に教えてあげたい！体の中をきれいにしてくれる食べ物」
何もしないと弱ってしまうのが、現代の僕たちの身体と生活環境です。残念なことですが、だからこそ、自分の体内をいたわるデトックスは必要なのですね。
