むくみってなに? どうして起こるの?
夕方になると、いつのまにか足がむくんでいることってありますよね?
社内で履く靴と通勤で使う靴を変えている人にとっては、帰りに靴が履けるのか心配なくらいにむくんでいる人もいます。足だけでなく、朝起きたときに気づく顔のむくみは、見ただけでがっかりしてしまうもの。
女性はむくみがあると外出して人と会うのも嫌になると言いますが、これは僕たち男性陣も同じです。
僕らの場合は前日遅くまで飲んでしまい、翌朝鏡の前の人物が誰だかわからないほど顔がプクプクになってしまうわけですが、パッキャオに完全KO負けをくらったボクサーみたいな顔になっている自分をみれば、男性だって外に出るのは嫌になるものです(まあ、僕ら男性の場合は自業自得のむくみですから、仕方がないわけですが。。。)。
話を戻します。
僕たちは今、むくみの中に生きているようなものです。むくみの原因は、普段の生活習慣の中にあります。例えば、運動不足、睡眠不足、食生活、ストレスなど、挙げればきりがありません。立ちっぱなし、座りっぱなしといった同じ姿勢を長時間維持する行為も、むくみの原因です。
今回は、それら「むくみ」を改善する方法について解説します。
(あ、ちなみに飲み過ぎた翌朝にむくみとセットでやってくる二日酔いの対策に関しては、「二日酔いになりやすいお酒とそうでないお酒の見分け方」などで考察を試みていますので、そちらも参考にしてみてくださいね)
むくみ解消のための生活改善その①:同じ姿勢でいることをやめてみる
座りっぱなし、立ちっぱなしなど同じ姿勢で長時間いることは、僕たちの生活の一部になっています。仕事に行けばデスクワークで座りっぱなしですし、営業に出れば立ちっぱなしというわけです。
若手のペーペーであれば飛び回るのが仕事ですからいいのでしょうが、社会人も経験を積んで偉くなってくると、好き嫌いに関わらず座りっぱなしのことが多くなります(お腹が出てくるのも、この「座りっぱなし」が原因のひとつにあります。)。
若い頃は上司を見ると、「いっつも椅子に座ってられていいな、チェッ」と文句のひとつもこぼしたもんですが、今になると、上司の気持ち、つらさは身に染みてわかりますね。
また脱線しました。ごめんなさい。
長時間同じ姿勢でいると、足はほとんど動かないことになります。足の筋肉が動かなければ、血液を心臓に戻す筋ポンプが動きません。そうなると、血液が足をめぐらなくなりむくんできます。
ちょっと集中したなと思ったら、立ち上がってみたり、座ってみたりと少し動くことを意識するのがいいですね。僕の場合は、ドリンクを定期的に取りにいきます。そのたびに立ち上がりますし、水分を摂ることでトイレにも行きますしね。
むくみ解消のための生活改善その②:運動習慣をつける
運動不足も大きな原因のひとつです。筋肉の量が減ってしまうと、血の巡りを良くする機能が落ちてきます。特にふくらはぎの筋肉量の低下は、血液を心臓へ戻す機能に大きく影響してきますので、足がすぐにむくむ理由はここからくるのですね。
また、運動不足は体全体の基礎代謝を低くします。基礎代謝が低いということは新陳代謝も悪くなるわけですから、むくみの原因になりますね。
できる限り運動を生活に取り入れて、気持ちよく汗をかく習慣を作り出しましょう。体を動かすことは、ストレス解消にもつながります。ストレスによる筋肉の緊張は、血行を悪くする原因を作り出します。そして、血行不良の結果がむくみにつながってきます。
また、軽いストレッチを行えば、筋肉の疲れも取れてきます。これによって、血行不良を改善することができますね。
むくみ解消のための生活改善その③:食生活を見直す
今の僕たちにとって大敵なのが、インスタント食品の摂りすぎです。
インスタント食品の多くには、塩分がたっぷりと入っています。この塩分は、細胞の浸透に影響を与え、血管の外に水分を出してしまいます。これによって、むくみが起きるのです。ですから、まずは塩分を摂り過ぎないよう意識しましょう。
次に、不足しがちな栄養素をしっかり摂るようにします。カリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルは特に不足しがちですし、ビタミンやタンパク質も摂りづらいのが現代の食生活の特徴です。
血液中には、たくさんのタンパク質が含まれています。このタンパク質の割合が減ってしまうと、自律神経はこれを元の割合に戻そうとして、水分を血液から外へ追い出してしまうのです。
また、ビタミンB1も大切な栄養素です。ビタミンB1の欠乏はタンパク質の合成に悪影響を与え、その結果、体内でタンパク質が上手に生み出されなくなります。特にビタミンB1は水溶性なので、汗や尿と一緒に体内に排出されやすい栄養素です。普段から意識していないと、すぐに不足してしまいます。
まずは、ちょっとした食生活の改善を意識することから始めてみましょう。最初の一歩を踏み出さなければ、全く進むことはできませんからね。