サッカーの日本代表として活躍中の長谷部誠選手。
彼は2013年に『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣』という書籍を出版しています。本書の中では、彼独自の「心を整える」ためのメンタル哲学が丁寧に綴られています。
長谷部選手のメンタルの強さが注目された1冊として、本書は売上100万部を突破したベストセラーに! なお、印税は全て東日本大震災の被災地に寄付をしたというエピソードも素敵ですね。僕も感銘を受けた長谷部選手に習い、腸を整える重要性を説きたいと思います。
「腸を整える。腸内環境を整えるための習慣」
なんてタイトルにすると「腸イイね!」なんて言われるでしょうか。
いや、これ以上は「おっさん黙ってろ」なんてツッコまれそうなので、自重します。
「腸内環境」について
「競争は必要」と説く長谷部。
「腸内環境は必要」と説く僕。
はい。長谷部選手の理論によると、競争は恐れず、むしろ歓迎するそうです。「競争は自分を進化させてくれる」と考えるようにしたことで、次第に周囲との競争が怖くなくなったそうです。素晴らしいメンタリティーですね。
僕も「腸内環境は必要」と、声を大にして言いましょう。体全体の健康を意識すると、どの臓器よりもまずは「腸内環境を整えよう」と僕は勧めています。
小腸は、私たちが口から食べた物のほとんどを体内に吸収しています。食べ物は胃で吸収されると思っている人も多いようですが、実は小腸が行なっているのです。ですので、小腸の状態が悪く汚れがたまっていると、体に悪影響を与える有害物質まで体内に吸収してしまいます。
加えて、小腸と大腸は、体の抵抗力に深く関係している器官です。腸内環境が乱れてしまうと、体が本来持っている抵抗力が低下。ひいては体調を崩しやすくなるなどの諸症状が現れます。腸って意外とすごく働き者の臓器なので、腸内環境をいつもキレイな状態でキープしていると、フルパワーで働いてくれるんですよ。
長谷部選手は「競争は必要である」と考えることで、人と競争することが怖くなくなったと綴っています。僕も「腸内環境は必要である」と考えることで、味噌が持つ酵素やヨーグルトが持つ善玉菌(乳酸菌)をいっぱい食べることが怖くなくなりました。
「腸内環境」を強くする
「強い気持ちをかぶせる」と説く長谷部。
「強い腸内環境をつくる」と説く僕。
長谷部選手は、メンタルトレーニングのためにたくさんの本を読むそうです。読書は心の筋トレみたいなもの。しかも、サッカーはチーム戦。チームは個が集まってできるものだから、自分を中心に考えてしまってはダメだという持論を展開しています。いやぁ、なんとも奥が深いですね。
僕も、強い腸内環境をつくる必要があると考えています。
先ほどもお伝えしたとおり、腸内環境が乱れることで体の免疫力は低下します。結果、体調を崩しやすくなる人がとても多いのです。季節の変わり目や、寒暖差が多い日に体調を崩してしまいがちな人っていませんか? もしかすると、腸内環境が乱れてしまっているのかもしれません。
そこで、体調を安定させるためにも、強い腸内環境をつくる必要があります。
腸内には、善玉菌と悪玉菌が一定数存在します。善玉菌が増えると腸内を酸性にして、病気の元となる病原菌をやっつけたり、体全体の免疫力を高めてくれます。他にも消化器官の機能を高めたり、ミネラル分などの合成や腸の活動も活発になります。とても良いことばかりですね。
一方で悪玉菌が増えてしまうと、腸内をアルカリ性に変化させます。結果、腸内が腐敗したり、発がん物質や体にとって毒素のある有害物質を作り出してしまうのです。さらに体の抵抗力を弱めてしまい、下痢や便秘を引き起こしやすくなります。
つまり、善玉菌より悪玉菌が増えてしまうと、体にとって悪いことが増えてしまうのです。だからこそ、善玉菌が多く腸内にいる状態の「強い腸内環境をつくる」ことが大切だと僕は説きたいのです。
善玉菌は「増えずとも、減らすにいれば、増やす努力をかぶせていけば、善玉菌を生かすことができる」のです。
「腸の弱さ」を知る大切さ
「僕自身、自分が未熟で弱い人間だ」と説く長谷部。
「腸自身、未熟で弱い器官だ」と説く僕。
長谷部選手は「僕自身、自分が未熟で弱い人間だ」と綴っています。心を整えるメンタルトレーニングを重視しているのも、自分自身の未熟で弱い面を認識しているからだそうです。世界で活躍するトップアスリートも、メンタル面で悩むことはやっぱりあるのですね。
僕も「もしかすると腸が弱い器官なのかも」と考えることがあります。腸のコンディションを知る最適の方法は、毎日の排便です。実は人間の体って、とっても繊細にできているんです。なので、排便の状態を見れば、今の自分の腸がどのような状態かを簡単にチェックすることができます。
腸の状態が正常であれば、排便に苦痛は伴いません。色も黄土色~こげ茶色で、いわゆる「バナナ型」と呼ばれる健康的な排便が行われます。これ以外は、全て正常ではない排便に該当します。
よくお腹を下して下痢を引き起こしたり、コロコロとしたウサギのフンのような排便になる人もいますよね。こんな状態の排便は、腸内環境が乱れ、何かしらのトラブルを抱えているケースが多く見受けられます。
「強がってもすぐにいっぱいっぱいになってしまいます。自分の弱さを知った時にのみ、人は他人に優しくなれるのではないでしょうか?」と長谷部選手が説くように、「強がってばかりいてもすぐに便になって現れるし、自分の腸内環境を知ってこそ、人は腸に優しくなれるのではないでしょうか」と僕は説きたいです。
サッカーネタっぽく腸内環境に関して解説した記事がもうひとつ、このはま通信の中にありますので、リンクを貼っておきますね。よかったら参考にしてみてください!