酵素の消化力が魅力的なサプリと言われる所以
ちょっと前の話になりますが、この夏も、高校野球が大盛り上がりでしたね。どこの高校か忘れましたが、選手のインタビューが流れたときに、「元気の秘訣は酵素を積極的に摂っていることです」と話している選手がいました。
高校球児と酵素というのはあまり結びつかないような印象があるので、テレビを見ていてびっくりしてしまったのですが、「そこまで浸透してるのかあ」となんだか感慨深くなってしまった僕。
歳をとってくると、あの高校生たちのさっぱりとした潔いプレーや態度が、本当に気持ちよく感じるようになりますね。純粋なアマチュアリズムというのは本当に良いものです（と思いつつ「酵素についてもっと喋ってくれ！」と内心叫んでしまった、アマチュアリズムも何もあったものではない、コマーシャリズム丸出しの僕なのでありました）。
今回はそんなご機嫌な僕なので、サプリの配合に関して書いてみますね。
一般的に酵素サプリに含まれている成分としてよく挙げられるのは、麹菌、大豆、玄米、果物、野草といったものです。それぞれが、というよりは、これらが混ざりあってさまざまな食材を発酵させています。そして、そこから抽出された酵素をサプリメントにしているのです。
これら食材の含有成分は酵素サプリメントによって異なり、この違いがそのまま、酵素サプリメントの効果の違いとなります。
酵素サプリに期待するメリットとして、もっとも大きいのは消化力です。酵素の消化力を最大限に活かして、腸内環境をきれいにしたいものですね。
数あるサプリメントの中でも、酵素サプリメントの人気が飛び抜けて高いのは、酵素に食物の消化を助ける力があるからです。食物を消化するという作業は、僕たちが健康的で、バランスの良い体を作るうえで不可欠な要素になります。
含まれる成分で変わる酵素サプリの消化力
酵素は「主要栄養素」に含まれていない成分です。ゆえに、酵素を飲めば栄養を飲むのと同じというわけではなく、あくまでも補助的な役回りと言えるでしょう。消化をはじめとする、体の基本的な機能を動かす力となる成分が、酵素です。
酵素の機能の中でも特に力を発揮するのが、糖質や脂質などを分解する力です。この機能があるために、ダイエットサプリメントとして利用されているケースが多いのです。
たくさんある酵素サプリメントの中から、自分に合ったものを選ぼうとすると、なかなかに骨が折れますよね。そんなときには、「消化力」にポイントを置いて選択してみることをおすすめします。
酵素を抽出するための材料は、麹菌、大豆や玄米、果物や野草など、多種多彩な原料から摂っています。特に果物や野草から摂取した酵素は、糖質など特定の栄養素しか消化できない場合が多いのです。
それに対して、麹菌が原材料の酵素は、他の加工食品も消化できるという性質を持っています。ですから、全体的に幅広く消化機能を強化したい場合には、麹菌などを原料とした酵素サプリメントがおすすめですよ。
酵素サプリと一緒に摂ってさらに消化力をアップ
酵素は主要栄養素のひとつではありませんので、メインの栄養素に加えて摂取し、さらに効果を高める工夫をすることで大きな力を発揮します。
しかし、そこでしっかりと栄養素を選んで摂らなければ、せっかくの酵素の消化力を一緒に摂り込んだ栄養素の消化につかってしまい、体内での利用が減ってしまうことも考えられます。
腸内環境を整え、酵素を存分に活かすためには、食物繊維を積極的に摂る必要がありますね。酵素サプリと一緒に食物繊維を摂ることで、腸内環境の改善により高い効果が期待できるでしょう。
食物繊維は消化されることなく腸まで届き、腸内で排泄を助けるという働きがあります。これに酵素の整腸作用を合わせると、相乗効果が働き、さらに腸内環境を整えることができます。
また、悪玉菌を追い出して、善玉菌を活性化させる役目を持つ乳酸菌も、酵素との相性が良いと言えますね。
酵素サプリメントは、その酵素を構成する原材料や、一緒に含まれている栄養素を厳選することによって、効率的かつ高い効果が期待できるようになります。せっかくのサプリメントですから、無駄がないよう積極的な摂取を心がけましょう。
そうそう、消化とサプリの関係に関しては、別の切り口からアプローチした「知れば健康になれる！消化と酵素の関連性をガッツリ解説してみた」という記事も過去に書いていますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
いまや高校球児も摂取している酵素サプリ。
なんだか嬉しい僕なのでした（これは商売的にではないですよ！笑）。
