ベジタリアンと呼ばれる人たち
皆さんは、野菜って好きですか?
僕は、大好きです!
いやあ、僕自身の経験談ですが、子供の頃って苦手な野菜も多くありましてね。なんというか、「野菜特有の青臭さ」のような香りが苦手でした。
けれども、現代は農業の技術も進化。いつでもおいしい野菜が食べられますよね。そのせいか、今や多くの人たちが、おいしい野菜に目がなかったりします。
菜食主義者、いわゆる「ベジタリアン」と呼ばれている人にも、いろいろなレベルがあります。
みんながみんな野菜しか食べなかったり、野菜以外を一切口にしなかったりというものではありません。宗教的な制限がある人は別にして、健康のために菜食中心にしようという人たちがいるのです。
例えば、「ラクト・オボ・ベジタリアン」と呼ばれる人たちは、肉類、魚介類は一切食べませんが、菜食に加えて、卵や乳製品は食べます。
「ラクト・ベジタリアン」は、その中でもさらに卵も食べないという人たちです。逆に、卵は食べるけれど乳製品は食べないのが、「オボ・ベジタリアン」です。
そして、菜食のみという厳しい完全菜食主義を貫いているのが、「ビーガン」と呼ばれる人たちで、彼らは食事以外でも、動物製品を利用しません。
このように、一言で「菜食主義」と言っても、いろいろな考え方のベジタリアンがいます。それに乗っかってもいいのですが、僕としては、食事のバランスを考えたうえで、菜食中心の食事が良いのではないかと考えています。
本来の日本人に合った食生活をしよう
元来日本人は、菜食を中心とする伝統的な食文化をもっていました。
――そう、日本には、古代から草食系男子が大量にいたわけです!
とまあ、若干こじつけた感じですが、食生活が大きく変わった転機として、第2次世界大戦の存在があると言われています。終戦後、肉と油を使う欧米型の食文化へと変わり、結果として、生活習慣病をはじめとする健康管理の側面で大きな変化が起こりました。
今までにないほどに生活習慣病が取り沙汰され、ストレスなどの発散もうまくいかなくなってきたのです。そこで、改めて菜食中心の食事が見直されるようになりました。
一方では、食文化の逆輸入も始まっています。これにスポットを当てた記事もありますので、こちらも読んでみてくださいね。
「マクロビオティックとは何か?逆輸入で広まった日本発の食養生」
とはいえ、今の時代、肉も魚を一切食べないという生活はなかなか難しいですよね。宗教的な理由でもないかぎり、素人がいきなり菜食主義を真似しようとしても、うまくいくとは思えません。
ですから、完全なるベジタリアンになるのではなく、バランスの良い食生活をすればいいのではないかと、僕は考えています。まさに、「ゆるーい草食系」がちょうど良いのです。
菜食や自然食を中心に食事を組み立てるようにすれば、自然にバランスの良い食事を摂ることができます。もっと簡単に言えば、「肉食を少しだけ控えてみよう」という、それだけのことです。これであれば、無理をせず、体への負担のない食事を摂ることができます。
野菜好きの草食男子だからこそ野菜の良さを語ろう
「草食男子」と言えば、ちょっと弱々しいイメージが浮かんできますが、菜食中心にすることで、食生活の改善が期待できます。伝統的な日本食は、骨を強くし、筋力をつけ、健康な内臓を維持してきました。
古き良き時代の知恵……ではありませんが、人間の生活習慣や食生活が変わっても、本来の人間が持っている生殖能力や体の成長バランスは、昭和初期と現代でも大差はないと提唱している医師もいるほどです。
食事でいろいろな栄養素をバランスよく摂ることが大切なのであって、決して葉物野菜だけを摂ればいいというものではありません。
――世の中の草食系男子の皆さん!
栄養バランスのうんちくを語りながら、健康的な食事をするのもいいかもしれませんね。ちなみに、これらの健康うんちくですが、合コンでは意外と女性受けする鉄板ネタでもあります。
飲み会などで話題に出すときには、ぜひ自己責任でお試しあれ。