ベジタリアンとは単に肉を食べない人達だと思ったら大間違いです。宗教、思想、道徳、地球環境、健康、ファッション等の理由から人はベジタリアンになりますが、それぞれの考えの元、食べられる食物が制限されています。海外旅行へ行くと、レストランのメニューにはベジタリアン用があったりして日本よりもベジタリアンの存在を身近に感じると思います。そこで世界のベジタリアンについて考えてみたいと思います。

 

世界のベジタリアン人口

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ベジタリアンと聞けば思い浮かぶのはやはりインドでしょう。世界最大のベジタリアン大国で人口の42パーセントと言われています。2番目に多いのがアメリカで14パーセント。イギリス、イタリア、ドイツで10パーセント、意外なところで台湾が10パーセントです。

日本は近畿地方の大学生から取った10年前のデータで肉だけ食べない人が0.9パーセントいたそうですが、ベジタリアンを意識している人は少なかったようです。主義、主張ではなく単に肉が嫌いで食べないだけなのでしょうか?データが古いことや、対象者の年齢幅が狭く大学生だけでは単にお金が無かったから肉を食べなかったということも考えられますね。いずれにしても日本のベジタリアン統計はほとんど参考にならないようです。

一方、欧米のベジタリアンはすでに市民権を得ており、レストランや学生食堂にはベジタリアン用メニューが普通に用意されています。インドのように宗教上のベジタリアンが大部分であるのに対し、欧米のベジタリアンは動物愛護の精神からや、地球環境保護の観点から、また健康的だから、はたまたおしゃれだからと理由が異なります。

僕がインドを旅する前の知識として、ヒンズー教徒は牛肉を食べないことぐらいしか知りませんでしたが、実際に行ってみると同じヒンズー教徒でも、肉と魚介類を食べず、更に卵も摂らない人がいる一方、牛肉以外は全て普通に食べる人がいて、宗教上の食に関するルールは宗派や階層で違いがあることを知りました。

 

ベジタリアンの種類

世界のベジタリアンには一体どんな種類があるのでしょうか。細かく分類すると12種類以上ですが、主なものは4種類になります。よく耳にするマクロビオティックもベジタリアンの12種類に含まれますがここでは省略します。

ビーガン(完全菜食主義):動物肉、魚介類、卵、乳製品、蜂蜜禁止
オボ・ベジタリアン:動物肉、魚介類、乳製品禁止
ラクト・ベジタリアン:動物肉、魚介類、卵禁止
オボ・ラクト・ベジタリアン:動物肉、魚介類禁止

インドの主なベジタリアンはラクト・ベジタリアン(乳製品を摂る)です。一方、欧米のベジタリアンで増えているのがビーガンで、いかなる生き物も傷つけないという考えの元おこなう動物愛護の精神から発生したライフスタイルです。そんなビーガンスタイルのカッコよさに憧れ、ファッションとして実践している人も一部にはいます。欧米の有名人がビーガンであることを発表すれば、その熱狂的ファンも付随するでしょうし、ビーガン食材は少し値段が高く、ハイソなイメージがあります。

 

日本のベジタリアン

日本でベジタリアンはまだマイナーな存在ですが、探すと専門レストラン、食材店、また雑誌まで出版されていて、ベジタリアン人口は着実に増えているようです。またベジタリアン協会まで存在します。しかし、公言する人が少ないせいか身近にベジタリアンがいても気がつかないこともあります。日本のベジタリアンは公言することへの弊害を恐れているのかもしれません。アメリカであれば、例えこちらが知りたくなくても、周りにガンガンアピールしますからねぇ。奥ゆかしいのが日本人の特徴でしょうか?

もし自分がベジタリアンであると公言した場合、まず周囲が気を使うでしょう。もしかしたら気軽に食事に誘ってもらえなくなるかもしれません。事実ビーガンの人が普通のレストランで食事をするのはほぼ不可能です。そのため和を大切にする日本人ベジタリアンの一部は、友達や仕事仲間との外食時だけは魚を食べ、家では菜食生活と内と外とで変えています。臨機応変ですが、外国のベジタリアンからは、「本当のベジタリアンではない」と冷ややかな目で見られるでしょう。以外にも日本はベジタリアンの発展途上国だったんですね。ちょっとショックを受けました。

ところでビーガン(完全菜食)が普段どんな食事をしているのか気になったので都内の食材店を覗くと、その多くは大豆から作られていました。大豆ステーキや豆腐を使ったカレー、豆乳で作られたヨーグルトなどいわゆる代用食です。大豆ばかりを摂りすぎる事によるアレルギーが多少気になったのと、これではビタミンB12など必須栄養素が足りないですね。これらの足りない栄養素をどのように補給しているのか気になりました。

 

まとめ

ベジタリアンにも国民性が現れるようです。自分がベジタリアンであると主張する海外ではベジタリアン人口の統計があり、レストランでも自分にあったメニューを食べられる事が多いです。しかし日本では和を大切にするため、ベジタリアンであることをあまり公言せず、外食では他人に合わせることもあります。そのため未だベジタリアンの統計が出せません。

いかがでしたでしょうか、ベジタリアンの世界事情をお伝えさせていただきました。僕は食事の90%はベジタリアンかなと思います。 健康にいいと思われているベジタリアンですが、僕の体感的には、 食事だけではかなり厳しい気がします。 上手なサプリメント選びがやはり人生および健康を充実させる決めてかなとやはり思います。

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