ロングブーツの季節がやってきた
寒いこの時期、街中ではあるアイテムを身にまとった女性の姿が増えます。
それは、ロングブーツ。
男性にとっては目で見て季節を感じるロングブーツも、女性にとっては、フットケアを気にする季節の到来を告げるものです。
流行りのニットタイプのロングブーツは伸縮性に優れており、まだまだ流行中のジョッキータイプや定番のストレートラインのロングブーツには、着脱用のファスナーがついているなど、その種類もさまざま。
しかしこのファスナー、女性を悩ませる、なかなかの曲者!
朝はスッと履けたのに、夕方になるとファスナーが上がらない!
女性であれば、こんな現象が日常茶飯事の人も多いのではないでしょうか。実は男女年齢を問わず、人間は誰しも足がむくみ、朝と夕方では足の太さが違うということはよくあります。
では、むくみの原因とは何でしょう?
今回は、むくみの原因と対処方法をご紹介します。
ちなみに、ふくらはぎのむくみに関しては「むくみはつらいよ!ふくらはぎ改善マッサージ術を披露」でも対処法を紹介していますので、一緒にどうぞ。
どうして足はむくんでくるの?
足のむくみの原因は、主に2つに分けられます。
第一に、「病気」が原因のケースです。
特定疾患が原因でむくみやすくなったり、病気の治療で使う薬が原因でむくんでしまうケースもあります。とはいえ、病気が原因でむくんでしまう人は、ピンポイントで「脚だけ」というむくみではありません。
となると、第二の原因である「一過性のもの」が大多数であると考えられます。
一過性のむくみであれば、お風呂でゆっくり温まり、軽くマッサージをしてぐっすりと眠れば、翌朝にはむくみがきれいさっぱり取れているケースが多いです。
では、一過性のむくみの原因とは何でしょうか?
直接的な原因は、リンパの流れと水分にあります。リンパ液の流れが疲労やストレスなどで滞ると、リンパ液がリンパ管に入り込みます。リンパ液が正常に代謝されないと余分な水分が皮膚の下に溜まってきて、むくみの状態になるのです。
このような状態が起きる原因としては、冷え性・睡眠不足・運動不足・ホルモンバランスの乱れなどがあげられます。
ふくらはぎのむくみは冷え性と深い関係がある
足の中でも特に気になるのが、ふくらはぎのむくみ。
人間の体を巡っている血液は、心臓から送り出されて体を一周しています。血液が足先までいくと、今度は心臓にめがけて戻って行くのです。
このときに余分な水分や老廃物を回収していくのですが、足に関しては血液が重力に逆らうことになるので、より強い力が必要になります。血液を送り出すポンプの役目をしているのが、実はふくらはぎなのです。
人間の下半身には70%もの血液が集まっているので、これらを心臓に戻すふくらはぎの役割は大きなもの。そのため、筋肉が柔軟に動いている必要があります。
一方で冷え性は、手先や足先だけが冷たく感じる症状です。
これは主に血行不良がその要因となり発生するもので、身体の先端部、とくに手や足の先の細い血管(毛細血管)にまで血流が達しないために「冷え」が起こります。つまり、ふくらはぎの運動と冷え性には、強い関係性があります。
その結果、「むくみ」が引き起こされる――ということです。
マッサージでむくみを改善しよう
ふくらはぎのむくみを解消するには、筋肉を鍛えてポンプ機能を働かせてあげることが必要です。血流が活発に流れるようになれば、足先へも血流が巡り、冷え性の改善にもつながります。
血流改善に効果が期待できる方法としては、ふくらはぎのマッサージがあります。お風呂に入ったあとは血行が良くなっているので、このタイミングでマッサージを行うのがもっとも効果的でおすすめです。
もうひとつは、筋肉を直に鍛えるストレッチです。ふくらはぎにある腓腹筋とヒラメ筋をほぐすことで、血行を促進します。その結果、むくみの問題は劇的に改善されます。
普段からリンパの流れや血流をよくしておくことで、むくみと冷え性は一途両得で改善させることができますよ。今日からぜひ、実践してみてください。