靴下重ね履きもいいけれど……
――僕は、決して靴下の重ね履きを否定しているわけではないのです。
そう、以前に当ブログでも、重ね着専用の靴下についても紹介しておりますし、最近は重ね履きする靴下もおしゃれなものがいっぱいあって、コーディネート次第では、とってもかわいいファッションにもなります。
ですが、タイツ姿も捨てがたいわけです!
ストッキングの華やかさも見たいわけです!
……男って、本当に単純でしょう?(笑)
さて、今回は女性のみなさんのための冷え対策として、新たに「腹巻き」を提案しようと思います。
今や腹巻きは、ヒートテックと人気を二分するほど、冬の必須アイテムになろうとしているのです。しかもいろいろな機能がついたり、驚くほどの薄さだったりと、はるか昔の腹巻きとは全く違います。
腹巻きと言えば、ちょっと怖そうなおっちゃんが、シャツの上から着ているようなイメージ。子供たちが寝るとき、おかあちゃんに言われてしぶしぶお腹に付ける風景が目に浮かびますよね……あれ? 僕のイメージは少し古いでしょうか?
それが現在は、女性がおしゃれに着こなせるファッションにまでなりました。
しかも腹巻きは、腰やお腹の冷えには最高のアイテム。これを付けるか付けないかで大きな違いがあると言っても過言ではないほど、癖になる温かさです。
冷え性さんは、腹巻きをこうやって活用しよう
冷え性さんにとっては、まずは何よりも手足の先を温めたいところ。手足は体の末端にあるので、どうしても血流が悪くなり、冷えてしまいがちです。
「冷えているのは手足なのに、お腹を温めて効果があるの?」と思われるかもしれませんが、これが意外と効果ありなんです!
というのもお腹まわりが冷えると、大切な内臓の機能を守るため、体は熱を内臓に集中させようとします。そうすると毛細血管が収縮し、手足の先から冷えてくるのです。
そこで、逆転の発想!
まずは、お腹まわりを温めましょう。
すると全身の血流が良くなり、結果的に手足が冷えにくくなります。
ここで大切なのは、おへそを中心に、胃腸をすっぽりと腹巻きで覆ってしまうということです。中途半端な状態では、内臓を保温することができませんからね。
おすすめは、やっぱりロング丈の腹巻き。デザインも機能もいろいろあります。シルク素材であれば保温力が高く通気性に優れていますし、薄手のものは、おしゃれ着として外出するときに最適ですね。
嬉しい腹巻きあれこれ
では、素材はどのようなものを選べば良いのでしょうか。
とにかく温かいものが良いという冷え性の方には、保温力抜群のウール。しかも通気性も良いウールは、冷えからお腹を快適に守ってくれます。“ウール”と言うとおしゃれですが、要するに毛糸のパンツ。パンツが腹巻きと1つになっているタイプが人気ですね。
少し贅沢な気分を味わいたいなら、アルパカ100%の腹巻きはいかがでしょう。程よく空気を含んでくれるので、 より温かさを感じることができます。
薄手にこだわる人は、吸湿発熱加工素材の腹巻きがおすすめ。薄手なのでアウターに響く心配がなく、チラ見えしても意外と気付かれにくいようです。吸湿発熱加工素材は水分を素材の中に吸い込み、それを発熱させる機能を持っているため、保温力もばっちりです。
「ダイエットも一緒に!」という方におすすめしたいのが、遠赤外線素材の腹巻きです。お腹まわりを温めることで、代謝アップにも結びつきます。
最後は、何と言っても王道のシルクですね。肌触りも、素材の機能も、シルクの右に出るものはいません。……ちょっとお高いのが、玉にキズですが。初期投資は必要となるものの、お値段以上の価値と効果が期待できますよ。
お腹も大切ですが、「やっぱり足先からも温めたい!」という方は、靴下の重ね履きについてまとめた記事、「冷えない足先をつくるための方法あるいは靴下の話」なども参考にしてみてくださいね。