「ビオチン」ってなに?
「ビオチン」という言葉を聞いたこと、ありますか?
――え? 聞いたことがない?
奇遇ですね。僕も今回の記事を書くまでは、ビオチン初心者でした。
ビオチンは、美肌効果があるとか、美髪になるとか、いろいろと言われています。
この言葉を聞いたことがない人は、「ビタミンH」ならばどうでしょう?
ビタミンHと言えば、皮膚炎の予防に良いと言われていますよね。
――そうなんです。
ビオチンは、皮膚のトラブルを緩和する栄養素なのです。
ヒスタミンの産生を抑える働きがあり、コラーゲンの生成を助ける効果もあるそうな。
ビオチンは人間の体内で作られているので、ビオチンが不足するという現象はほとんど起こりません。しかし一方では、腸内の細菌バランスが崩れてしまうと、ビオチンを補給することができなくなり、ビオチン欠乏症になってしまうケースもゼロではありません。
ビオチン不足で起こる症状
ビオチンが体内で不足すると、エネルギー代謝がうまくいかなくなり、糖尿病やアトピー性皮膚炎など、いろいろな症状が現れてきます。
逆にビオチンを摂ることで、糖尿病の改善に効果があるという話も。インスリン非依存性糖尿病(1型糖尿病)とインスリン依存型糖尿病(2型糖尿病)でも、ビオチンの投与によって、血糖値が正常になるケースもあるそうです。
また、ビオチン不足で皮膚や骨に影響が出ている場合は、これを飲むことで代謝障害が改善され、アトピー性皮膚炎の湿疹が消えることも。多くのアレルギー疾患では腸の環境が悪くなっているため、ビオチンと整腸剤を一緒に服用し、善玉菌を補うことも大切です。
ただ、この辺りは当然個人差もありますし、体調や相性の問題もございます。気になる方はかかりつけのお医者様にご相談してみてください。できればサプリメントに明るい医療機関が良いですね。
ビオチンはサプリで摂れる?
ビオチンを治療のために摂取するときには、1回あたり3mgを摂るのが一般的だと言われています。これをサプリメントで摂るのは、とても大変です。というのも、日本のビオチンサプリは、上限が0.5mgだからです。
「え? じゃあ、どうするの?」と思いますよね。
ビオチンをサプリで摂るのであれば、海外サプリを利用すると良いとの話でした。
えぇ、おすすめの海外サプリ屋さんですよね。これは商売上書きづらい点もありますので、もし直接お会いできる機会があれば、その時にぜひお話させてください。
ちなみに、美肌のためにビオチンを利用したい人は、食事で摂るのがおすすめです。
レバー、いわし、大豆、とうもろこしなどには、ビオチンがたっぷりと含まれています。調理する際に気にするのは、ビオチンが水溶性であることのみ。たっぷりとビオチンを摂って、つるつるお肌を目指しましょう。
さらなる美肌を目指すなら、「モデルみたいな美肌をめざす!決め手は3つのビタミンの必要性」も参考にしてみてくださいね。