さて、今回の旅行先は高知県!

 

高知と言えば、まず真っ先に思い浮かぶのが……そう! 坂本龍馬ですね! 高知県にある空港にも高知“龍馬”空港のニックネームがついていますし、県内を挙げて坂本龍馬を猛烈にPRしています。

 

もちろん、おいしい食べ物もたくさんありまして、海沿いではカツオが有名。さらに四国の山にも囲まれていますから、山の幸もふんだんに採れる、食の産地でもあります。

 

そんな高知県には、実は隠れた名産品があります。
……みなさん、何かわかりますか?

 

女性にとっては嬉しい食べ物であり、主役ではないものの、いろいろな料理に欠かせない食材のひとつです。

 

答えは、生姜。――と言っても、生で食べる生姜ではありません。
今回は、高知生姜を使って作った「ガリ」についてご紹介します。

 

「ガリ」と言えば?

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みなさんは「ガリ」と聞いて、どんなものをイメージしますか?
僕はと言うと、やはり寿司を食べに行ったときに出てくるアレでしょうか。

 

抗菌作用の高い生姜を漬けて作るガリは、立派な漬け物です。その味で寿司屋のランクがわかるという説もあるほど、生姜の漬け方次第でおいしさが大きく変わる食べ物でもありますね。

 

また、お好み焼きやもんじゃ焼きで使う紅生姜も、大きく分ければガリと同じです。生姜を細めの千切りにし、食紅などで色を整えた調味液に漬け込む。そうして完成するのが、紅生姜です。

 

ですが今回ご紹介するのは、着色料などは使っていない、純粋なガリです。

 

その材料となる生姜は、全国の収穫量のうち約40%以上が高知県産との話。特に、四万十川の源流域周辺の地域で盛んに栽培されています。適度な湿度と温暖な気候、そしておいしい水が、良い生姜を育ててくれるのですね。

 

地元でも作られているガリ

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高知県で栽培される生姜は、出荷前に大・中・小のサイズに分けられます。
そのまま出荷される生姜だけでなく、さまざまな加工品としても販売されています。

 

その加工品のひとつである「ガリ」を作るには、まず生姜を小さな房に分け、綺麗に水洗いします。皮を丁寧に落とし、スライサーなどで薄く切ります。熱湯で1分以上加熱して殺菌し、水洗いを再度しっかりと行い、生姜特有のえぐみを消します。

 

これで、漬け込む準備が完了です。あらかじめ作っておいた漬け込み用の調味料液の中に、先ほど下準備を終えた生姜を入れて、密閉瓶などで漬け込みます。一晩ほどでガリは完成し、冷蔵庫内で約3週間は保存できます。

 

作るまでに若干の手間はかかりますが、慣れてしまえば、家庭でも簡単に作れそうですね。

 

味付けもお好みで!

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高知特産の生姜を使ったガリを一口食べれば、その風味の豊かさに驚きます。

 

現在、日本のガリで使われている生姜の種類をざっくりと分けると、国産か中国産の2択になります。中国産の生姜は、国内産のものと比較すると、風味は弱く、辛味成分が強い品種が中心です。

 

一方の国産生姜は、バランスのとれた辛味の中に、生姜特有の風味を感じることができます。

 

例えば、生姜を使った「ジンジャーエール」などの飲み物で比較すると、中国産の生姜で作ると辛味の強いエールに、国産生姜を使うと辛味は控えめに、生姜本来の風味が口に広がるエールになります。

 

ガリも同様で、高知県産の生姜を使ったものは絶品!

 

何かの漬け合わせではなく、そのまま食べてもイケるんです。
もちろん、高知県特産の、採れたての海の幸と一緒に食べるのもまた一興。

 

ガリの作り方は先ほどご紹介したとおりですが、調味料液の味付けによって、風味も大きく異なります。高知県の家庭では、市販のラッキョウ酢や漬け物用の酢を使って、簡単に漬けて食べているそうです。

 

生姜には体を温める効果がありますし、冷え性に悩んでいる方にもおすすめの食べ物です。高知県内の道の駅や、県外のアンテナショップでも販売されておりますので、ぜひ一度、試してみてくださいね。

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