食事に関して二者択一、多すぎ!
人生においては、いろいろな分岐点があります。テレビでは「ターニングポイント」とか言って、その人の人生が大きく変わったのはいつかを特集した番組をよくやっていますよね。
そこまで大きな選択ではないにせよ、僕たち自身、普段から何かを選択する毎日を送っています。そのなかで最近思うのが、食事に関しての選択って、意外と「究極の選択」に近いんじゃないでしょうか。
食べたいのに、食べられない。
太らないことを選ぶか、大好きな食事をとるか。
――これら選択は、生きていくうえでは大きな選択ですよ(真面目か!)
放射性物質の排出か、塩分過多か
突然ですが、知人から「味噌汁」には体内の放射性物質を排出する効果があると聞きました。
“畑の肉”と言われ、その栄養価の高さで人気の大豆を主原料にした味噌汁は、日本人にとってはなくてはならないものです。栄養という観点だけでも、とても質の高いタンパク質を摂ることができます。
なんと信州では、「味噌の医者殺し」ということわざがあるほど。
――え? りんごじゃないの? というツッコミは、今回はスルーします。
日本の発酵食品の代表選手である味噌は、酵母菌やこうじ菌、乳酸菌をたっぷり含んでおり、「医者にかかるお金があるなら、味噌を買え!」などと堂々と言っちゃう人たちが、わんさかいるとか、いないとか。
そしてその究極が、体内に入った放射性物質を排出するという性質です。
もちろん、一度だけ味噌汁を飲んだからといって、体内の放射性物質をすべて体の外へと排出する効果があるわけではなく、日頃から味噌汁を飲む習慣をつける必要があります。
しかし、ここで問題が発生!
味噌汁をたくさん飲むと、塩分過多になってしまうのです。
ああ……困った。
いえ、実は困る必要はなく、ちゃんとコントロールすればいいんです。
二者択一なんて、ちょっと大げさな話でしたね、すみません。
チーズは嗜好品ではなく、良質なタンパク源
では、これはどうだと言うことで、チーズの話。
世の中には、いろいろなチーズがあります。でもどちらかと言えば、栄養があるから食べるというよりも、嗜好品のような感覚で、おいしいから食べるという人が多いのではないでしょうか。
ところが、溶かしてみるとわかりますが、チーズからは脂分がたっぷり出てきます。あまりたくさん摂るのは体に悪いようにも感じますし、油脂を食べているのと同じなのでは……と考えてしまいますよね。
ですが、栄養面を考えると、成人は1日約3カップ程度の低脂肪乳製品を摂取するべきだとされています。そのなかには当然、チーズも含まれています。
なので、心配はご無用。6Pチーズで言えば、1日2個くらい食べるのがベスト。これによって、良質なタンパク質を摂取できます。
……あれ? なんだかんだと言いながら、結局「程よく食べればOK」ということで落ち着いてしまいました。まあ、そんなこともありますよね。
二者択一と言えば、「究極の勝負「ほうとうvs味噌煮込み」うどん界の王者はどっち!?」に関しては、まさに究極の選択です。両方を一緒に食べることができませんからね。