おいしく食べたいから、食品添加物？
健康食品の中でもトップの人気を誇るのは、やっぱり「ヨーグルト」だと僕は思います。
おいしくって健康的。子どもたちにも大人気！
最近は、冷凍されているアイスヨーグルトも人気ですよね。
ですが、このヨーグルトには実は、食品添加物がたっぷりと含まれています。
そもそも牛乳などの乳製品には、普通の食品とは別に食品添加物の規定が存在します。つまり、牛乳には一切の「食品添加物の使用が認められていない」のです。――これって、実はすごいことなんですよね。
ちなみに、これは種類が「牛乳」である乳製品のみに該当します。低脂肪乳や無脂肪乳は「加工乳」なので、食品添加物を使って加工されたものが多くなっています。
……あれ？ でも、ちょっと待ってください！
では、「ヨーグルト」はどうなっているのでしょう。
まず前提として、「ヨーグルト」とは、乳製品を主原料に乳酸菌で発酵させた食品です。
括りとしては「加工食品」になるため、製品にもよりますが、ゼラチンを入れて舌触りを改良したり、糖類で甘みを出したり、風味をより強めるために香料を添加したりしているものもあります。ヨーグルトって実は、結構あれこれと加工しているんですよね。
でもって、ヨーグルトの甘味料としてよく使われているのが、「アスパルテーム」と呼ばれるもの。アスパルテームは砂糖の約200倍もの甘味があるのに、虫歯の原因にはならない甘味料です。これがいわゆる、「ダイエット甘味料」と呼ばれているものですね。
――そう！ これが、ヨーグルトに使われている「食品添加物」となります。
たとえプレーンのヨーグルトであっても、何らかの香料が使われている場合があります。人間が食べ物を口に入れる際には、舌で味わう前に、まずは香りから入ります。なので、香料は意外と重要な要素なのです。
以上の話はあくまで一例に過ぎませんが、ヨーグルトには他にも、いろいろな食物添加物が含まれています。……うーん……それって、実際のところはどうなんでしょうね。体には悪くないのでしょうか。
ないの？ 無添加のヨーグルト
「健康食品」とも言われているヨーグルトに食品添加物が入っていると聞くと、ちょっと考えこんでしまいますよね。無添加のヨーグルトって、ないのでしょうか？
――いえいえ、ちゃんとありますよ。ヨーグルトと言えば、メインとなるのは乳酸菌。そのため、ついついそちらに目が行ってしまいがちですが、食品添加物にも注意をしてみましょう。
なぜ添加物を気にしなければならないかと言うと、添加物は、腸内環境を良くするとは必ずしも言えないからです。すぐに悪影響が出るわけではありませんが、継続的に摂取していると、何かしらの問題が発生しないとも限りません。
もちろん、一般的なお店で売られている食品であれば、国が定める基準を満たしているので、食べても問題はありません。とはいえ、できればやっぱり、自分でも意識して摂取量を抑えたいところ。
ヨーグルトも同様に、可能ならば無添加の食品を選びたいものですよね。
食品添加物を気にする理由
ところで、そもそもどうして「食品添加物」を気にする必要があるのでしょうか。
食品添加物に関しては、厚生労働省が安全性を考えて、成分の基準を細かく決めています。さらに動物実験なども経ているので、安全性はお墨付き。……ですが一方で、長期に渡る安全性まで考慮しますと、時間が経たなければわからない部分もあると言えます。
特にヨーグルトのような乳酸菌については、添加物と一緒に摂取することで、乳酸菌の働きを弱めてしまうケースも考えられます。せっかくヨーグルトで腸内環境を良くしようと思っても、効果が中途半端では残念ですもんね。
ここまで書くと、あまりにも効率を気にしすぎているんじゃないかとツッコまれそうですが、人の一生は長いようで短いものです。ならばやっぱり、無添加の乳酸菌を摂る方が良いのではないでしょうか。
とはいえ前述のように、食品添加物を入れるのには何らかの理由があります。無添加のヨーグルトはお値段もそこそこしますし、どちらを取るか、どこまで妥協できるか……というバランスは、各々が自分で判断するしかないようにも思います。難しいところですね。
ダイエットを気にする人が好む「ヨーグルト」の話題としては、過去には次のような記事も書いています。よかったら、参考にしてみてくださいね！
