めんそーれー沖縄!
――はい。今年も沖縄旅行が楽しい季節がやってきました。

 

近頃は温暖化だなんだのと言いますが、それでも沖縄の魅力は変わりません。とは言え、沖縄県の魅力は暖かさだけではありませんよね。

 

コバルトブルーの海に、綺麗な砂浜。
特にこれからの季節は、沖縄でマリンスポーツを楽しむという観光客も増えるはず。

 

ああ……沖縄にまた旅行に行きたいと、今からうずうずしております。

 

さて、この日本FOOD紀行で沖縄県を紹介するのは2回目となります。
1回目は、沖縄文化から生まれた不思議な漬け物「豆腐よう」をご紹介しました。

 

沖縄FOOD紀〜沖縄文化から生まれた不思議な漬け物「豆腐よう」

 

しかし、沖縄県にはまだまだ変わった漬け物があるのです!
そこで今回は、前回ご紹介できなかったもう1つの沖縄名物を取り上げようと思います。

 

沖縄に伝わる名物……それが、「パパイヤ漬け」。

 

パパイヤと言えば、熟したものをフルーツとして食べるのはもちろんのこと、豚肉との相性も良いので、料理に使ってもおいしい果物ですよね。そんなパパイヤを、沖縄では漬け物として食べる習慣があるらしいのです。

 

青いパパイヤが漬け物に!

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沖縄の特産品でもあるパパイヤ。先ほどもご紹介したとおり、フルーツやお菓子の原料としてだけでなく、おかずとしても使える万能食材です。

 

そんなパパイヤを熟す前に収穫し、さまざまな味で漬け込んだものが、「パパイヤ漬け」です。沖縄県では昔からパパイヤの木を家庭に植えている人も多く、収穫してはいろいろな食べ方をしていたようです。

 

パパイヤは最初は青く、完熟するにつれて黄色に変わります。黄色く完熟したパパイヤは、果物としてそのまま食べるそう。一方でこの「パパイヤ漬け」は、完熟前の青い実を使って作られた漬け物なのです。

 

そもそもパパイヤは、沖縄県では1年中収穫できる作物でもあります。ですから、青い実が収穫できる頃合を見て、そのたびに漬けているという家庭もあるそうです。

 

醤油・味噌・砂糖醤油とバリエーションも豊富

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そんなパパイヤ漬けですが、味のバリエーションも実に豊富。お土産品としても人気の高い青パパイヤの漬け物は、醤油・味噌・砂糖醤油など、さまざまな味のものがあります。沖縄県は黒糖やきび砂糖の産地でもありますから、これらを使ってもおいしい。

 

パパイヤ漬けの作り方は、まず、新鮮な青いパパイヤを収穫します。パパイヤには大きな種があるので、半分に割って種を出します。さらに4つ割りにしたら、外側の硬い皮をきれいに剥いて、アクを抜きます。

 

アク抜きが終わったら、水気を絞って、塩もみをしながら本漬けします。1年中収穫できる点に加え、パパイヤの漬け物は歯ごたえが鍵になるので、長期間の漬け込みはほとんどしないそうです。

 

そのため、家庭で食べられているものも、お土産として人気が高いものも、ほとんどが浅漬けになります。パパイヤ独特のシャキシャキした食感や風味も強く、フルーティーな味わいも特徴的な、まさに「南国の味」として仕上がるわけですね。

 

パパイヤと母親、古くからの言い伝えとは?

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沖縄県で愛されている、パパイヤ漬け。完熟前の硬いパパイヤはあっさりとしていて、どんな味にもマッチする、相性の良い果物です。

 

そんなパパイヤですが、完熟前にはタンパク質を分解する酵素である、「パパイン」が豊富に含まれています。今は洗顔料などにも使われている、有名な酵素のひとつですね。

 

実はこのパパイン、食べ物の消化を助ける効果があり、古くは暑さで野菜が不足しがちな夏場の栄養補給用の食べ物として、沖縄県では重宝されてきたそうです。

 

さらにパパイヤは、古くから出産直後のお母さんの間でも愛されてきたそうです。――と言うのも、パパイヤの酵素で脂肪、つまり乳房が柔らかくなり、母乳の出がよくなると言い伝えがあるのです。これこそ沖縄の「おばあの知恵」ですね。

 

浅漬けでパリパリと食べられるパパイヤ漬けに加えて、前回ご紹介した豆腐ように、島ラッキョウなども有名な、沖縄の漬け物。

 

沖縄を訪問した際には、この3種類をぜひ食べてみてくださいね!

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