インターネット上ではたびたび、誰も止めることのできない抗争が起きてしまいます。2大勢力によって、いまだに着地点が見つからないレベルで数年間も続いている大問題――例えば「きのこ vs たけのこ」問題!

 

同じメーカーが作っているチョコレート菓子「きのこの山」と「たけのこの里」について、どちらがおいしいかという争いが、ネット上では古くから繰り広げられています。このように、似て異なるモノ同士の戦いは、実は僕らの身の回りでも少なくありません。

 

そのひとつとして、アミノ酸の戦いが挙げられます。
――え? アミノ酸の戦いをご存知ない!?

 

市販されている食品やサプリメントなどに「アミノ○○」や「アミノ酸入り○○」って商品が多くありますよね。そんなとき、「アミノ酸なんてどれも一緒でしょう?」とか、「とりあえず値段がお手頃なものを選ぼうかしら」なんて、適当にアミノ酸を選んでいませんか?

 

というかそもそも、「アミノ酸って何者!?」という疑問を持っていませんか?

 

みなさんが感じているであろう「アミノ酸」に関する素朴な疑問について、今回はぎゅぎゅっと絞ってご紹介します。

 

「アミノ酸は20種類」と覚えよ

0299_02

さまざまなシーンで耳にする「アミノ酸」ですが、「アミノ酸」という1種類しかないと思っている人もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか。

 

実は「アミノ酸」は総称で、人間の体に必要なアミノ酸は20種類も存在しています。

 

アミノ酸には“酸”という文字がつきますが、栄養素としてはタンパク質の仲間。
さらに20種類を細かく分類すると、必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分けられます。

 

――ね? こうして紐解いていくと、アミノ酸も一筋縄では語れない存在なんです。

 

「必須アミノ酸」は体内では合成されないので、必ず食物から栄養補給しないといけません。また、「非必須アミノ酸」は体内で合成できるものの、たくさんの働きを持っているので、こちらも積極的に補給したい栄養素なんです。

 

要するに、「アミノ酸」と呼ばれるものはどれも重要な役割を持っており、なるべく意識して摂取したい栄養素だと言えます。

 

ちなみに僕は子供の頃、恥ずかしながらアミノ酸のことを「網野さん」と勘違いしていました。

 

……さて! そんなアミノ酸ですが、効率よく食事で摂りたいですよね。以下の記事でその方法をご紹介していますので、よろしければ一緒にどうぞ!

アミノ酸を最高に摂る方法 〜食事編〜

 

必須アミノ酸は、食べるしかない!

0299_03

先ほど書いたように、必須アミノ酸は基本的に「食べて補給するしかない栄養素」です。

 

アミノ酸はたんぱく質に分類されますので、一部は体で合成することも可能ですが、充分には作ることができません。そうなると必然、日常生活では「食べて補給する」必要が出てきますね。

 

必須アミノ酸は全部で9種類。バリン・イソロイシン・ロイシン・メチオニン・リジン(リシン)・フェニルアラニン・トリプトファン・スレオニン(トレオニン)・ヒスチジン。人間に必要なアミノ酸が全部で20種類ですから、半分近くは食べて補給しなければならないわけですね。

 

必須アミノ酸の多くは、筋肉の原材料となる栄養素でもあります。そのため、本格的に筋肉トレーニングをする人が愛飲するプロテインやサプリメントには、アミノ酸が配合されているものが多いんです。

 

必須アミノ酸が豊富に含まれている食べ物としては、魚が真っ先に挙げられます。肉よりも魚に多く含まれているので、覚えておいて損はないですよ! 国際線の飛行機で「フィッシュ・オア・ビーフ?」と質問をされたとき、アミノ酸を摂りたい人は「フィッシュ!」をぜひ選んでください。

 

必須ではないけれど食べたほうが良い、非必須アミノ酸

0299_04

必須アミノ酸が、なぜ“必須”と呼ばれているかと言うと、文字どおり「食べることが必須だから」です。人体で合成できないからこそ、食べて栄養補給するしか方法がないんです。

 

一方で、20種類のうち残りの11種のアミノ酸は、「非必須アミノ酸」と呼ばれています。先ほどもご説明したように、こちらは、人体でも合成可能なアミノ酸。なので、必ず食べなければいけない栄養素……というわけではありません。

 

ですが、必ずしも摂らなくてもいい……というわけでもないんです。
――って、なんだかメンドクサイ栄養素みたいな扱いになっていますね(笑)

 

もっと簡単に言うと、基本的に人間は、必要最低限の栄養素は体内で作ることができます。ですが、あらかじめ食べ物などで栄養補給をしておけば、過剰に体内で作る必要がなくなります。結果として、体への負担が少なくなるわけですね。

 

特に、非必須アミノ酸のなかでも「グリシン」はコラーゲンの33%を占めており、美容と関係の深いアミノ酸のひとつです。他にも、睡眠の質を高める効果があるとも言われています。

 

肌のコンディションを上げるためにコラーゲンは欠かせませんから、食べ物から積極的に補給したいところ。グリシンを多く含む食べ物としては、車えびや豚挽き肉、あとはウニなどにも多く含まています。

 

以上、アミノ酸の重要性をご説明してきましたが、食事の基本は一日三食、一汁三菜。

 

まずは基本的な食習慣を身につけてから、必要な栄養素を意識的に摂り入れるようステップアップを目指しましょう!

>>なかきれい酵素 期間限定 390円お試しモニター 実施中
>>新商品「ぬかべじ」販売開始! 初回500円キャンペーン 実施中
週1回、はま通信の更新記事と「メルマガ読者限定のお得情報」をお届けしてます。
メールアドレス  *