ミネラルたっぷりの海苔は、日本人の生活に根付いている

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僕が好きな日本の文化のひとつに、「お弁当」の存在があります。

 

もちろん、海外にもお弁当はありますが、日本の弁当って海外からも評価が高いんですよ。綺麗に並べられたご飯とおかず、そして整った栄養バランスは、まさに和食だからこそなせる技!

 

そして、お弁当と言えば、欠かせないアイテムがありますよね。
それは……「海苔」です!

 

あのパリパリとした食感は言うに及ばず、少し時間が経ったあとのしっとりしたタイプも捨てがたい。生海苔と呼ばれるタイプも悪くありません。そしてなにより、香りが良い。――ですが、この海苔、ぺらっぺらしている見た目に騙されてはいけません。

 

海苔は、ミネラルの宝庫といっても過言ではないほどにたくさんの栄養が、あの1枚に入っています。なんとその量、焼き海苔を2枚食べると、1日分の必要量を賄えてしまうほど!

 

そんな海苔が今の形になって食事に出るようになったのは、江戸時代から。それまでは、海藻として食事に取り入れられていました。作り方は、海苔を細かく刻んで紙のようにすいてつくります。海苔つくりは、和紙を作るのと似ていますね。

 

海苔に含まれている栄養って何?

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ビタミンやミネラルがたっぷりと含まれている食材は、古くから補給食として重宝されていました。その両方が含まれているのが、海苔であるわけです。

 

海苔の重さの約1/3に当たるのが、良質のたんぱく質。大豆と同等の質の良さを誇り、たった1枚で牛乳の1/5の量と同じたんぱく質が摂取できます。

 

――これって、すごくないですか? その成分上、牛乳はコップ1杯飲んでもお腹を下してしまう人も多いですが、海苔1枚でお腹を下す人は少ないようです。

 

そして、もうひとつの海苔の特長が、タンパク質を形成しているアミノ酸です。アミノ酸のなかでも、旨味成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸がたっぷり。僕たちが感じる海苔特有の「旨味」は、このアミノ酸によってもたらされているのですね。

 

海苔に含まれているミネラル

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いくらビタミンやミネラルがたっぷり含まれているとはいえ、海苔1枚でそんなに栄養は摂れないだろう――なんて思っていませんか?

 

海苔1枚に入っているカルシウムと同等の量をしらす干しで摂ろうとした場合、小さじ1杯分が必要になります。これが、牛乳だと大さじ1杯。鉄分はさらに豊富に含まれており、茹でたほうれん草の小株1つと同等です。

 

そのほかに、ビタミンA・B1・B2も入っていますが、この3つに関しては、先ほど紹介した海苔2枚で、1日の必要量が摂れてしまうほど。特にビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える働きがあります。

 

そう考えると、海苔を巻いたおにぎりは、効率的にエネルギーを取るにあたっては、まさに理想的な食事と言えますね。

 

僕のおすすめは、しらす干しに軽く味付けをして、ご飯に混ぜたもの。さらに、クエン酸をたっぷり含んだ梅干しを入れて海苔を巻いたおにぎりに、ほうれん草のおひたしを一緒に食べるメニューが最高です。

 

今回取り上げたミネラルは、生活習慣病の対策になるとして注目されている栄養素でもあります。その栄養素を手近に摂れるのですから、海苔を活用しない手はないですね。

 

ミネラルについては、「聞くに聞けない用語集〜「ミネラル」って何?多く含んでいる食材は??」で基本的な説明もしていますので、参考にしてみてください!

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