野菜不足になると豹変する体
――今年は、なんだか妙に野菜の値段が高い!
野菜が高騰する理由のひとつに、日本国内の気象条件があります。昨今話題になっている異常気象が原因で産地がダメージを受けて、野菜が思ったよりも収穫できない。結果、野菜の値段が高くなりつつあるわけですね。
そんな「野菜」ですが、不足してしまうと、体に思わぬ悪影響が現れてきます。
野菜不足は、まず肌に現れます。朝から晩まで肌が荒れ放題だと感じるときは、高い確率で野菜不足です。これは、野菜で摂れるはずの食物繊維が不足することで腸の調子が悪くなり、便秘がちになった結果、肌荒れを引き起こしてしまうのです。
当ブログでも幾度となく伝えている、「腸による悪循環スパイラル」のひとつですね。
他にも疲れやすくなるので、機嫌も悪くなり、顔つきが怖くなります。あなたの周囲をよーく見てください。……なんとなく機嫌が悪く、顔つきも険しい人っていませんか?
実はこれらの症状も、多くは野菜不足が原因です。野菜から摂れるビタミンが不足してしまい、エネルギーが足りないと体が悲鳴をあげ、疲れやすくなります。体が疲れると機嫌が悪くなり、機嫌が悪いと眉間にしわが寄り、顔つきが悪くなってしまう。
このような経験って、誰しもあるんじゃないでしょうか。
そこで、手っ取り早く野菜不足を解消する方法として挙げられるのが、「青汁」です。
野菜不足を解消するには、生で食べられる野菜を摂ろう
みなさんご存知の「青汁」と言えば、生の野菜をジュースにしたもの。生野菜ではカサが増えてしまいますから、「ジュースにして効率よく飲もう!」という発想から誕生したのが青汁です(もちろん諸説ありますよ)。
つまり、もっと手早く摂りたいのでしたら、生のまま食べられる野菜を選んで、生のまま摂ればいいわけです。
例えば、プチトマトなら口にポンポン放り込めますよね。トマトには、ビタミンCやリコピンなどが多く含まれています。プチトマトは普通のトマトよりと比べて、ビタミンCが効率よく摂れるとも言われています。
レタスやキュウリ、大根もサラダにすれば、生のまま食べられます。サラダにするのが面倒だということでしたら、コンビニサラダを活用しましょう。
寒い時期は、スープや味噌汁で野菜不足を解消!
とはいえ、「生のサラダは好きじゃない……体が冷えるから……」という人も、なかにはいらっしゃるでしょう。特にこれからの寒い季節、自然と体は冷えてしまいがちです。
そんなときには、スープや味噌汁で野菜不足の解消を狙うのがおすすめです。
具だくさんスープは、スープストックを溶かした中に、ざくざく切った野菜を入れるだけ。これだけで、たくさんの野菜を摂ることができます。
僕のお気に入りはやっぱり、具だくさん味噌汁です。味噌汁は具だくさんにすればするほど、野菜の旨味が出てきておいしいですよね。さらにグレードアップすると、豚汁やつみれ汁もおかずとして優秀です。
しかも、具材には「最良の組み合わせ」はあるかもしれませんが、「NGの組み合わせ」はほとんどありません。何でも好きに、自由に入れちゃって構わないのです。
「……いや、味噌汁の具にこだわりたい!」という方は、過去の記事「味噌汁の具選手権を開くならエントリーはこの10種」を参考にしてみてくださいね。
あふれんばかりの野菜を入れた具だくさん味噌汁を週に1回でも食べれば、野菜不足の解消につながるはず。これから更に寒くなってきますから、体が温まるものが良いですね。ぜひトライしてみてください。