サッカーの季節がやってきた!
サッカー日本代表、熱い試合が続いていますね!
日本のサッカー界を盛り上げるためにも、今の調子を維持してがんばってほしいところ。僕個人としては先般のサウジアラビア戦が燃えましたね!
あの広いコートでボールを追いかけ走りまわるサッカーにおいては、スタミナが重要になってきます。そこで今回は、「これさえ食べればサッカー選手並みにスタミナも満タン!」になる「パワー飯」にぴったりの食材をご紹介します。
なぜ「勝負メシ」ではなく「パワー飯」かというと、そもそも勝負メシって、「敵に勝つからかつ丼」といった縁起を担いだだけのものも少なくありません。でもパワー飯はその名のとおり、実際にばっちりスタミナがつくメニューなんです。
アンチョビも発酵食品
スタミナがつく食品のおすすめは、発酵食品です。一般的に「発酵食品」といえば、味噌や納豆のイメージが強いのではないでしょうか。
そのなかで意外な食材としておすすめなのが、アンチョビです。神奈川・相模原からプロ入りして、現在はアスルクラロ沼津でプレーしている鈴木淳選手も、アンチョビ好きなのだとか。
アンチョビといえば、有名なのはパスタに絡める食べ方。程よいしょっぱさがあるので、パスタにはちょうど良い味付けになります。
また、アンチョビにはカルシウム・DHA・EPAがたっぷりと含まれているうえに、旨味成分も多くコクがあるので、多くの人に好かれやすい味をしています。
アンチョビと聞くと缶詰のイメージが強いかもしれませんが、実は自分で作ることもできます。ただし、原料となるイワシはできるだけ新鮮なものを選ばないといけないので、魚屋さんに用意してもらいましょう。
釣りが趣味の人は、自分で釣るのも良いですね。アンチョビができあがったあとの漬け汁は、ナンプラーとしても使うことができます。
一般的なアンチョビの多くは、カタクチイワシで作られています。しかし、このカタクチイワシは身が小さく、処理が大変。なので、もし手作りするなら、マイワシがおすすめです。カタクチイワシより肉厚なので、皮を剥ぐのが簡単です。
イワシは塩水できれいに洗ったあと、水気を拭いておきます。塩を敷いた容器にイワシを敷いて、また塩を振り、その上にイワシを敷く――という感じで重ねていきます。その後は、冷蔵発酵。発酵は、だいたい1ヶ月から2か月が目安です。
そのあと、皮を剥いで3枚におろし、瓶詰めします。オリーブオイルが全体を浸すくらいまで入れて、香辛料としてクローブ、粒胡椒、月桂樹の葉を投入し、1ヶ月ほど熟成させて、できあがりです!
アンチョビは低カロリーでビタミンB12たっぷり
一方で、「アンチョビは塩分が多すぎる」と敬遠する人もいます。たしかにアンチョビは塩分が多く、食べるときには他の食材の塩分を減らすなどの調整が必要です。
ですが、塩分過多という欠点を除けば、アンチョビほど低カロリーで栄養素がたっぷりと含まれている食材はなかなかありません。
なかでも特に多く含まれているのが、ビタミンB12です。
これは身体の代謝や消化をサポートするほか、貧血の防止、DNAの合成などの重要な役割を持っています。また、ビタミンB12は不足してしまうと体調を崩すだけでなく、いろいろな神経障害や知覚異常などを引き起こしてしまいます。
さらに、アンチョビに含まれるナトリウムは体内の水分バランスを調整してくれますので、むくみ防止にも役立ちます。
「発酵食品=体に良い」という印象も強いですが、それぞれに特徴があります。今回はしょっぱい発酵食品でしたが、甘いものと組み合わせておいしく食べる方法もあるんですよ!
詳しくは「発酵好きの僕が真剣に、発酵食品と甘いもんの組み合わせを考えてみた件」にてまとめていますので、気になる方はぜひ読んでみてください。