太っちゃった中田翔選手にダイエット命令が下された
見るからにヤンチャなイメージがあるプロ野球選手・中田翔さんは、日本代表の常連。
しかしそのイメージは、人によって「すっきりとした顔立ち」と感じる人もいれば、「ぷくぷくした感じ」と見る人もいます。なぜならば、彼は過去に急激な減量をしたかと思うと、リバウンドで急増量するといったことを繰り返しているからです。
高校を卒業後、日本ハムに入団した当時の中田選手の体重は、110kgだったそうです。高校卒業時で110kgという数字は、決して軽いとは言いがたいですが、プロになってどんどん絞られるのでは――と、周りも本人も思っていたのかもしれません。
とはいえ、110kgという体重はやはり、肉体改造の妨げになりかねません。多くのプロ野球選手がそれなりの体を作りながらダイエットをしていくなか、中田選手は何もせず、普通に過ごしていたのだそうです。ですが結局は、自身もダイエット生活に突入しました。
なぜかと言えば、試合でも練習でも、体が思うように動かなくなってしまったから。当初はダイエットをせずともイメージどおりのプレーができていたのに、数年後には、体が思うように動かなくなってしまったのだそうです。
そうして決心をし、ダイエットをしました。
結果、10kgの減量に成功したのです。
中田翔選手をダイエット成功に導いたのは、食事の改善
中田選手が10kgの減量を達成した方法はシンプルです。
それはずばり、食事の改善。
もともと肉好きの中田選手は、大好きだった焼肉やホルモンを食べるのを控え、野菜やささみ、豆腐といったヘルシー食品に代えました。さらに炭水化物を減らし、お酒も控えるようにしたそうです。
もちろん、普段は練習もしっかりしているため、運動量は充分。
そうした食事の改善によって、きちんと痩せることができたわけです。
ただし、食事制限ダイエットの天敵として、「ストレス」の存在があります。好きなものを好きなだけ食べられない状態はストレスとなって現れ、結局はリバウンドの原因にもなりやすいのです。
そこで中田選手は、休日の前日を「解禁日」にして、どんなものでも好きなだけ食べられる日を作ったのだそうです。これをやってしまうと、せっかくがんばっていることが無駄になりそうにも思われですが、実はそうでもありません。「ストレスのないダイエット」は、とても大切なポイントです。
しかも休日の前だけなので、実際は本人が思っているほど大量に食べていないんですよね。毎日のダイエットによって、すでに中田選手の胃は前よりも小さくなっており、ダイエット前と同じようには食べていません。
これは、意外と盲点です。例えば、焼肉屋さんに行って前と同じように注文したつもりでも、普段の食事量が減っているため、全部を食べ終わる前にお腹いっぱいになってしまうわけです。
中田翔選手がもう一度太っちゃった理由
体が軽くなり、動きにもキレが出てきて、さらに高みに上っていくと思われていた中田選手でしたが、それはたった1年で終わってしまいました。
再び元の体重に戻ってしまったのです。
いわゆる「リバウンド」です。
ですがこのリバウンド、実は「意識してリバウンドさせた」というところが、僕たちにとっては不幸以外の何物でもないリバウンドとは大きな違いです。
そもそも中田選手は、野球のパワーヒッターです。つまり、重めのバットを振らなければなりません。ダイエットによって、今まで使っていたバットを軽くしなければならなくなったため、それまでどおりに試合で活躍するために、体も元に戻したというわけです。
蓋を開けてみると、単なるリバウンドではなかったのですね。ダイエットによって減量するということは、筋肉量が落ちるということでもあるわけですから、アスリートにとっては死活問題なのでしょう。
とはいえ、僕たちにとっては天敵であることに変わりはない、リバウンド。少しでもリバウンドする可能性を下げるべく、まずは情報収集から始めましょう。「僕が置き換えダイエットを勧められない3つの理由」でも触れていますので、参考にしてみてください。