食べ物で疲労を回復しよう!
今年の冬は、全国的に寒かったような気がします。
いやね、ここ数年間は暖冬が続いていたじゃないですか。
「冬だけど雪も降らないし、暖かいなあ~」なんて思いながら過ごしていたら、今年のように突如として寒気が流れこむこともあるので、なかなか油断なりません。
冬になると、僕たち人間の体は寒さに対して、ついつい力を入れてしまいがちです。そのうえ厚着になって外にもあまり出ませんから、運動不足にもなります。結果、普段の疲れが蓄積してしまい、なんとなく疲れを感じることが多くなるわけです。
そういった軽い体の不調は、薬に頼らず自力でどうにかしたいところ。
もちろん、睡眠によって疲労を回復するのが一番ではありますが、今回は「食べ物」の視点からうまく疲労回復する方法をご紹介します。
疲労回復に外せない「豚肉」
「疲労回復に効果的な食べ物」と聞いてまず頭に浮かぶのは、「豚肉」です。
豚肉は、疲労回復に良い食べ物の代表格と言えます。例えば、疲れで口内炎ができたときに「豚肉を食べなさい」と言われたことはありませんか?
豚肉に含まれるビタミンB1は牛肉の10倍と言われていますので、何はともあれ豚肉を食べて、体内の炭水化物をエネルギーに変えましょう。疲労回復にはエネルギーが不可欠です。
毎日のように豚肉を食べることに抵抗がある場合は、大豆やインゲンもおすすめです。豚肉ほどではありませんが、これらの食べ物にもビタミンB1がたっぷりと含まれています。
また、豚肉を食べる際にクエン酸を一緒に摂るのも良いです。酢豚にパイナップルが入っていることがありますが、あれこそ最高の疲労回復メニューだと言えるでしょう。苦手な方いるかもしれませんが、理に適っていることは間違いありません。
クエン酸はほかに、柑橘系やパイナップル、キウイといったフルーツにも多く含まれています。また、お酢や梅、レモンなどの“酸っぱいもん”にも含まれていますので、とんかつを食べるときにレモンをかけるのも良いですね。
手軽に摂れるクエン酸とビタミンのパワーで、しっかりと疲労を回復しましょう!
食卓を彩るトマトも疲労回復には欠かせない
「夏の野菜」というイメージが強い人もいるかもしれませんが、この季節にはトマトもおすすめ。と言うのも、トマトは春から夏の始めの時期と、秋から冬にかけての時期が旬なのです。農業技術が発達したことで、冬に旬を迎える品種もあるのだとか。
トマトにはビタミンA・C・Eが含まれており、疲労回復にはもってこいの食材です。先ほど紹介したクエン酸も多く含まれていますので、疲れの原因と言われている乳酸をおさえる効果もあります。
もちろん、最大のうまみはリコピンです。
抗酸化作用によって活性酸素を除去してくれますので、疲労回復だけでなく、病気予防や老化防止にも役立ってくれます。しかもサラダやジュース、スープなど、トマトを使った料理は少なくありません。
そのまま食べるのは生臭くて苦手という人でも、料理を工夫することによっておいしく食べることのできる、おすすめの食材です。しっかりとトマトを食べて、疲労をためずに撃退しましょう。
疲労回復に効果のある食べ物は、ほかにもたくさんあります。僕のおすすめは、酵素たっぷりのパパイヤですね。詳しくは「沖縄FOOD紀第2弾~酵素もたっぷり含んだ「パパイヤ漬け」」の記事を読んでみてください!