中に詰まっていそうな感じはするのに、なぜか全然出てこない。これでもう3日。でも、いつも1週間目くらいには出てるから焦らなくていいかな？ ……そう思っている方、危険です。
普通、「便」は毎日出るものなんです！ 2日、3日と排便ができていないのでしたら、それは立派な便秘です。でも、便がなかなか出ない日が続くと、徐々に時間の感覚がマヒしてきてしまいますよね。何を隠そう、僕も便秘だったので……。
便秘でも困らないと思っていた当時の僕は、そのまま放っておいてしまいました。でも、やっぱりお腹が痛い。オナラの回数が増え、さらには口臭や体臭もきつくなってきました。
こんなんじゃ、女の子に嫌われる～！（泣）
……ということにもなりかねませんので、便秘を放置してはいけません！ 気になる肩こりや腰痛も、もしかすると便秘のせいかも。便秘って、実は想像以上にいろいろな症状を引き起こしてしまうので、しっかりと解消することが大切なんです。
便秘に効く食べ物はいくつかありますが、今回は「お茶」についてご紹介。僕たちは普段から何気なくお茶を飲んでいますが、実は便秘に効果があるんです！ 知っておけば、友人との喫茶タイムに「ねえ、知ってた？」と自慢できるかもしれませんよ？
なぜ、便秘になるの？
まずは、そもそもどうして便秘になるのかを考えてみましょう。便秘といえば単純に「便が溜まっている」状態をイメージしますが、なぜそのように溜まってしまうのでしょうか？
僕たちが食べたものは胃と小腸で消化され、そこでドロドロになったものが大腸に運ばれます。食べ物に含まれる栄養や水分は大腸で吸収され、残ったものが「便」になります。
便は、腸によって肛門へと運ばれます。しかし、この便ががうまく運ばれず、何日も動かず溜まってしまうことによって、「便秘」になるわけです。
僕たちが自然と動かすことの手や足とは異なり、体内にある腸を意識して動かすことはできません。腸をはじめとする体内の機能は、自律神経がコントロールしてくれているものです。この「自律神経」が大切になってくるわけですね。
食生活や老化、ストレスなどによって負担がかかると、自立神経は正常に働かなくなってしまいます。主な原因としては、「生活リズムが不規則」「食生活に問題」「姿勢が悪い」などが挙げられます。――思い当たるものはありましたか？
便秘解消に期待できる「お茶」の効果とは？
それでは、「お茶」が持つ効果について順番に見ていきましょう。
一口に「お茶」といっても、たくさんの種類がありますよね。緑茶、麦茶、紅茶、烏龍茶、ほうじ茶――。実はどれを飲んでもいいというわけではなく、ある成分が含まれているお茶を飲むほうが便秘解消につながりやすいんです。
一つ目の便秘解消成分は、「マグネシウム」です。これは便秘の薬にも使われており、便を柔らかくしたり、腸の働きを活性化させたりしてくれます。マグネシウムが多く含まれているお茶としては、「マテ茶」や「ルイボスティー」が挙げられます。
二つ目は、「水溶性植物繊維」です。これは腸の中で分解・発酵され、ビフィズス菌などを増やす効果を持っています。体内の有害物質を外に出してくれる働きもありますね。水溶性植物繊維が含まれているのは、「マテ茶」「黒豆茶」「ごぼう茶」などです。
三つ目は、おなじみ「ビタミンC」です。乳酸菌を増やし、便を柔らかくしてくれる効果があります。ビタミンCが含まれているお茶には、「緑茶」「ローズヒップティー」「ハイビスカスティー」などがあります。
時々の症状に合わせてお茶を選ぶようにして、効果的に便秘を解消していきましょう！
飲み方に気をつけて！お茶を飲むとき注意すること
便秘に高い効果が期待できるお茶ではありますが、残念ながら欠点もあります。それは、コーヒーにも多く含まれている「カフェイン」の存在です。
コーヒー同様、多くのお茶にもカフェインが含まれています。カフェインには利尿作用があり、体内の水分をどんどん尿として排出します。普通にお茶を飲むぶんには問題ありませんが、飲みすぎると、水分不足に陥ってしまうんです。
便を柔らかくしてスムーズに排便するためにも、水分はとても大切な存在です。ですので、お茶を飲むときは過剰に飲みすぎないように気をつけましょう。何事もほどほどが一番、ですね。
便秘対策としては、別の方向性から以下のような記事も書いています。あわせて参考にしてみてくださいね！
