甘酒といえば、ひな祭りをはじめとした行事で見かける、甘くておいしいホットドリンク。一度くらいは飲んだことがある人も多いのではないでしょうか。実はこの甘酒、美容・ダイエット効果が期待できる、健康ドリンクでもあるんです。
聞くところによれば、モデルのマギーさんも甘酒にハマっているのだとか。スコットランド系カナダ人のお父さんと、日本人のお母さんを持つマギーさんは、男女を問わず人気がありますよね。モデルとしてだけでなく、バラエティー番組などでも活躍されています。
そんなマギーさんが愛用しているのは、砂糖不使用の甘酒。砂糖をたっぷり加えて甘くしてある甘酒の場合ですと、当然のごとくダイエットには向きません。ですが、砂糖が入っていない甘酒ならダイエットにも効果があり、さらには美容効果も抜群なのだとか!
甘酒にはどのような効果があるのか、詳しく見てみましょう。
「飲む点滴」と言われるほど、高い疲労回復効果がある!
甘酒には、酒粕から作られるタイプと、米麹から作られるタイプの2種類があります。前者はアルコールを含みますが、後者は含みません。
今回ご紹介するのは、米麹から作られる甘酒です。米麹の甘酒ならアルコール分は0%ですから、お酒を飲まない人でも安心して飲むことができます。
甘酒を作る際には、米麹を発酵させることで、もともと含まれていた栄養素が増殖します。具体的には、ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸、ビオチンなど。さらには、ブドウ糖や酵素、アミノ酸に関しても、必須アミノ酸9種類がすべて含まれています。
これらの栄養素は、病院で打ってもらう点滴とほぼ同じ成分なのだとか。だから、甘酒は「飲む点滴」などと言われており、高い疲労回復効果があるんですね。マギーさんも、暑い夏に体がバテバテになったときは、甘酒を飲んで回復しているそうですよ。
女性に嬉しい美容効果も!
他方では、甘酒には以下のような効能もあります。
白くて明るい肌づくりをサポート
甘酒には「コウジ酸」という米麹由来の栄養素が含まれており、これはメラニンの働きを阻害し、白くてきれいな肌づくりをサポートしてくれます。
また、先ほど挙げたビタミンB2には肌の再生を促す作用がありますから、美肌効果も期待できます。肌の素となるビタミンCの活性化をサポートするパントテン酸も入っており、甘酒はまさに、美肌のためのオールマイティー飲料と言えそうです。
余談ですが、酒蔵で働く人たちの肌がきれいなのは、日本酒の原料である米麹を毎日扱っているからなのだそうですよ!
ダイエット効果
甘酒に含まれているブドウ糖は血糖値を上げてくれるため、満腹感を得ることができます。また、リパーゼという酵素には、脂肪を分解してくれる効果があります。さらに、ビタミンB2とB6には脂質の代謝を高める効果があるため、体に余分な脂肪がたまるのを防いでくれます。
腸内環境を整えて便秘解消
ダイエットの大敵であり、肌荒れの原因にもなる便秘。甘酒には、腸内環境を整え、便秘を解消してくれる効果もあります。
というのも、甘酒には、麹由来の食物繊維やオリゴ糖が豊富に含まれています。腸の働きには欠かせない善玉菌がこれらを食べることで、どんどん腸が活発になってくれるわけです。
ダイエット中も甘いものが食べたい人におすすめ!
ダイエット中におやつを食べたくなったときにも、甘酒がおすすめできます。砂糖を使っていなくてもほんのりとした甘みがあるので、「甘いものを食べたい欲求」を満たしてくれるはずです。
「スイーツは絶対にダメ!」と自分を過度に締めつけると、ストレスがたまり、心と体のバランスが崩れてしまいます。我慢をしすぎると、リバウンドにもつながりかねません。無理せず上手にダイエットを進めるため、甘酒を試してみてはいかがでしょうか。
麹菌に関しては以下のような記事も書いていますので、興味のある方は読んでみてください。