僕たちは普段、何気なくドラマや映画を見ていますが、女優さんや俳優さんはストイックな努力をしています。その努力が垣間見えるのが、役作り。演じる配役のイメージにより近づくために、髪型やメイクを変えることですね。
役作りの方法は人によってさまざまですが、努力しなければ変えられない方法もあります。それが、肉体改造。僕たちは「太りたくない！」「ダイエットできない！」と悩みがちですが、役作りのため、意図的に体重を調整できる女優さんや俳優さんは本当にすごいですよね。
今回ご紹介するのは、そんなストイックな役作りをしている役者・北村一輝さんについて。彼は体重ではなく、「歯」を改造したことがあるそうです。そんな北村さんの事例をご紹介しつつ、歯の健康や大切さについて見ていきましょう。
役作りのために歯を抜いた、北村一輝さん
北村一輝さんといえば、濃い顔が印象的なイケメン俳優ですよね。配役を見ると、時には外国人の役をやることも。役柄によって自分の肉体を変えてしまう、“カメレオン俳優”としても知られています。
演技力はピカイチで、かっこいい役からお茶目な役まで、どんな役でもこなします。それによって、彼が本当に配役そのままの人間なんじゃないか……とまで思えてしまうという。卓越した演技力の賜物と言えますが、それだけでなく、彼は役作りのために肉体改造にも挑戦しています。
98年に公開された映画『JOKER 疫病神』では、彼はなんと歯を9本も抜いているそうです！ 悪役ということで、歯を抜くだけでなく、数本に関しては実際に削ったそう。体重であればある程度は変えることはできますが……歯を抜いてしまうなんて、本当にびっくりですよね！
歯の大切さを知ろう
歯を抜いてしまった北村さんですが、仕事のためとはいえ、本当に大丈夫なのかと心配になってしまいますよね。そこで改めて、「歯の」大切さについて振り返っていきましょう。
歯の役割といえば、まずは「食べ物を咀嚼する」こと。食べ物を飲みこみ、体内で吸収できるように噛み砕きます。同時に「食事を楽しませてくれる」という役割もありますね。歯ざわりや噛みごたえなどによって、感じ方が変わります。
また、実際に噛むことによって、「それが飲みこんでも良いものかどうか分類する」という役割も果たしています。食事以外の面でも、発音をサポートしたり、表情を作ったり、運動で瞬発力を出したりするといった、大事な役割を持っています。
そんな歯がなくなってしまうと、まずは当然、食事が難しくなります。歯がなくなって食べ物を咀嚼できなくなれば、食事全般が難しくなるため、胃腸や体のストレスとなりかねません。
さらに、北村さんのように健康だった歯を抜いてしまうと、噛み合わせが変わり、不快感を感じる、運動能力が低下するといった問題が出てきます。
また、「歯がない」という見た目は、北村さんの配役のイメージどおり、「悪そうな人」「老けた人」といった印象を与えるものです。――ということは、彼の役作りは正しいということになりますが、僕たちにとってはデメリットしかありませんね。
このように、歯には大切な役割があるのです。
歯に良い食べ物とは？
では、歯を大切にして、健康を保つためには、どうすれば良いのでしょうか。
真っ先に思いつくのは、日頃の「歯磨き」の仕方。毎日しっかりと歯磨きをして、口内を清潔に保つようにしましょう。歯並びに合わせて歯ブラシを変えたり、歯医者さんに磨き方を学んだりすると良いですね。
また、普段から歯に良い食べ物を食べるようにするのもおすすめです。例えば、ビタミンCがたくさん含まれている柑橘類。ビタミンCは肌に良い印象がありますが、実は歯にもメリットがあります。
ビタミンCが足りていないと、歯茎から出血する場合があります。歯茎は歯を支える大切な役割を持っていますので、なるべく健康に保ちたい部分だと言えます。ビタミンCを摂って、歯も肌も健康に保ちましょう。
また、乳製品もおすすめです。牛乳やチーズに含まれるカルシウムは、骨や歯を作ることで有名ですよね！ 海外では乳製品を摂ることが習慣になっていますが、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。カルシウム不足にならないよう、普段から意識して摂るようにしましょう。
最後におすすめするのは、消化酵素が含まれる野菜などです。実は消化酵素は、虫歯菌を破壊してくれる存在。虫歯は歯の大敵ですし、常日頃から注意しておきたいですよね。酵素は年齢とともに減っていきますから、こちらも食べ物から意識的に摂取するようにしましょう。
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