ダイエット中、突如として訪れる「停滞期」。
ダイエットを開始して、日々痩せているのを実感していた……にも関わらず、なぜか体重が落ちなくなってしまった! ダイエットに挑戦したことがある人なら、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。
この停滞期、なかなか越えられないんですよね……(苦笑)。
がんばろうとしても、どうしてもモチベーションが下がってしまうんです。
ですが、停滞期を乗り越えなければダイエットは成功しません! そこで今回は、ダイエットの停滞期をどのように乗り越えていくのか、その考え方をご紹介。なかなか体重が減らなくて悩んでいる方は、参考にしてみてください。
なぜダイエット停滞期がやってくるのか
ダイエットをしていて、それまでは順調に体重が減っていたにも関わらず、急に体重が変化しなくなる時期があります。それが、ダイエットの「停滞期」です。なぜ停滞期がやってくるのかというと、「ホメオスタシス」という働きが大きく関係しています。
ホメオスタシスとは、環境が変化しても、常に一定の状態を保とうとする性質のことです。例えば、熱いカレーを食べると汗が出ますよね。これもホメオスタシスの働きによるもので、急激な変化に対応するべく、体温を下げようとしているわけです。
このホメオスタシスの働きは、体重にも対しても同様に働きます。私たちの体は、体重が減りはじめると、それまで摂取カロリーが少なくなり、消費カロリーが多くなったと認識します。そこで代謝を落とし、対応しようとするわけです。
人の体は、本当によくできていると思えますよね。
ですが今回は、その変化を乗り越えなければいけません!
停滞期はいつ来て、いつ終わる?
では、停滞期はいつ来るのでしょうか?
よく言われているのが、「ダイエットを始めてから1ヶ月前後」と「体重が約5%減ったころ」です。
もちろん、停滞期が来る時期は人によって違います。なぜかと言うと、人によってダイエットの方法は異なりますし、元の体重も違うからです。
例えば、つい最近になってダイエットを始めたばかりなのに停滞期が来た人や、まだ体重が数kgしか減っていないのに、それ以降変わらなくなってしまった人もいます。このように、体重の増減には個人差がありますし、ダイエットの進み方が早い人ほど停滞期が早く来ます。
この停滞期は、だいたい2週間から1ヶ月ほどで終わると言われています。これも人によって違うので一概には言えませんが、目安として、このくらいの期間は痩せないということを覚えておきましょう。
停滞期の乗り越え方
ダイエットを成功させるためには、なんとかしてこの停滞期を乗り越えなくてはいけません。では、どのように乗り越えればいいのでしょうか?
まずは、停滞期になったからといってがんばりすぎないようにしましょう。なかには、体重の変化がなくなったため、「もっと食事の量を減らさなくちゃ!」「もっと運動しなきゃ!」とがんばりすぎてしまう人もいます。
しかし、体は身を守るために代謝を落とした状態にありますので、そういったことをすると、さらにホメオスタシスの影響が出てしまう可能性があります。逆に、ダイエットを少し休む日を設けるくらいの感覚でいたほうがいいかもしれません。
おすすめの方法は、食生活の見直しです。
ダイエットといえば、何よりも「食事の量を減らす」方法が有名ですよね。また、カロリー摂取を抑えるために揚げ物などをやめて、低カロリーなものだけを食べるという考え方もあります。
ですが、そういったダイエットによって一時的に痩せることはできても、その後も同じ食生活を続けられますか? せっかく体重を減らしても同じ習慣を持続することができなければ、リバウンドを起こしてしまいます。
そうならないためには、栄養バランスが良く、そして腸内環境を整えられる食事がおすすめです。発酵食品や食物繊維などにはデトックス効果があるので、しっかりとダイエット効果が得られるでしょう。また、痩せやすい体質を作る効果もあります。
ダイエットの停滞期は、深く悩みすぎず、モチベーションを下げないようにしましょう。ぜひ、リラックスしながらダイエットを続けてみてください。
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