突然ですが、みなさんが大切にしていることって、なんですか?
「仕事」「家族」「お金」など、さまざまな答えが返ってくるかと思いますが、僕は「健康」こそが大切だと声を大にして言いたい! 健康でなければ仕事も続きませんし、家族などの身近な存在と幸せなひとときを過ごしづらくなってしまいます。
そんな「健康」を手に入れるための考え方としては、運動・食事・生活習慣などが挙げられます。今回、特に注目したいのは、主に食事に関わってくる「アミノ酸」について。アミノ酸は、健康な体を手に入れるためには必要不可欠な成分なのです。
アミノ酸の効能や、豊富に含まれている食べ物、効率的に摂る食事の仕方などを、順を追ってご紹介します!
アミノ酸の効能とは?
まずは、アミノ酸がどのようなものなのかを知っておきましょう。
アミノ酸は、僕たち人間の体を構成する成分のひとつ。実に体の20パーセントが、アミノ酸で構成されているんです。具体的には、血管・皮膚・筋肉などを作っています。また、食べ物を食べたときの消化活動や、呼吸などのサポートもしています。
このように役割の多いアミノ酸ですから、不足してしまうとさあ大変。あらゆる面でトラブルが発生するリスクが高まります。
例えば、免疫力が下がることで、病気にかかる、疲れてしまう、肌荒れを起こす、身体がむくむ――といった症状が出ます。アミノ酸が不足し続けると、思いもよらない大きな病気にかかる可能性もあるので、注意が必要なんです。
逆に、アミノ酸の効能としては、免疫力の向上がまず挙げられます。風邪やインフルエンザなどの病気にかかりにくくなり、もしかかったとしても、ある程度は症状を抑制してくれます。
アミノ酸には、筋肉を作る役割も。筋肉を修復し、強くしてくれます。集中力も高めてくれるため、アスリートにとっては特に重要で、ある意味では人気のある栄養成分とも言えますね。
また、女性に嬉しい効能もあり、肌荒れやダイエットにも効果が期待できます。アミノ酸は血行を良くし、肌のターンオーバーを正常にします。ダイエット効果としては、脂肪を燃やしやすくしつつ、代謝も促すことによって、不必要な老廃物を排出してくれます。
アミノ酸が豊富に含まれている食べ物
たくさんの効能が期待できるアミノ酸ですが、実は一口に「アミノ酸」と言っても、その種類はさまざま。食事でアミノ酸を摂るならば、まずは体内では作ることができない「必須アミノ酸」を摂りましょう。
アミノ酸が豊富に含まれている食品としては、肉・魚介・乳製品が挙げられます。食事でもメインになりがちな肉は、牛肉・豚肉・鶏肉のどれでもOK。ただ、アミノ酸がたくさん含まれているからといって、もちろん食べすぎは禁物です。生活習慣病や肥満の原因になりますよ。
また、魚介類も肉に負けず劣らずのアミノ酸含有量を誇っています。肉と比べてカロリーが低いため、ヘルシーに食べることができます。単身世帯や若者は魚介類を食べない傾向にあるとも言われていますが、意識して食べることをおすすめします。
乳製品は、チーズや牛乳などが代表的ですね。子供でもおやつ感覚で食べることができるので、おすすめです。ただ、なかには乳製品が体質に合わず、腹痛を起こしやすい人もいらっしゃるかと思います。無理せず、自分に合った食材を食べるようにしてみてください。
アミノ酸を効率的に摂るには
どうせなら、なるべく効率的にアミノ酸を摂りたい――そう考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、効率的にアミノ酸を摂るための方法をご説明します。
アミノ酸を摂取する際には、それを豊富に含む食材と合わせて、ビタミンB1・B2・B6・C・Eを一緒に摂るのが有効だと言われています。ビタミンB1・B2・B6を含む食品としては、豚肉・大豆・納豆・鮭・マグロ・レバーなどが挙げられます。
ビタミンCは、肌に良いことでも有名な成分ですね。レモンやキウイなどの果物や、ブロッコリーやピーマンといった野菜などにも含まれています。ビタミンEは、アミノ酸の働きをサポートしてくれます。かぼちゃ・乳製品・魚介類などに含まれています。
このときに注意したいのが、バランスです。ひとつのものをたくさん摂るのではなく、バランスよく食べるようにしましょう。食事で摂るのが難しい場合は、サプリメントに頼ってもOKです。
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