仕事のあとや休みの日などに、ストレス解消としてお酒を飲む人は多いのではないでしょうか。僕も、お酒の席は大好きです。
ただ、酒席ではどうしても自我が奪われ、気づけば潰れている仲間の姿があちらにもこちらにも……。ついつい飲みすぎてしまい、手の施しようがなくなり、「あんなに飲むんじゃなかった……」と二日酔いになってから後悔し、懺悔をしてもアフターカーニバル。
地獄の二日酔い街道をさまよい歩く辛さは、そうなってみないとわかりませんよね……。
二日酔いの症状といえば、吐き気や気持ち悪さなどが挙げられますが、よくあるのは「頭痛」です。この頭痛、辛いんですよね……。次の日が仕事ともなれば、もう最悪です(泣)。
そこで今回は、二日酔いの「頭痛」の原因と治し方をご紹介します!
二日酔いの頭痛の原因
二日酔いになるとしばしば頭痛を感じますが、実はこれ、症状によって原因が異なるんです。
ズキズキと感じる二日酔いの頭痛には、「アデノシン」という成分が作用しています。これは、良い意味でも悪い意味でも、血管を拡張する働きを持った成分です。
ストレスによって収縮してしまった血管を拡張し、気持ちよくしてくれますが、拡張作用が長く続くと、ズキズキと頭痛を感じるようになってしまうのです。
また、頭痛と共に、だるさや吐き気を感じる人も多いのではないでしょうか。この場合は、「脱水」が原因として挙げられます。というのも、アルコールには利尿作用があり、飲んだ量よりも多く水分が失われます。たしかに、お酒を飲んでいるとトイレに行きたくなりますよね。
頭痛、だるさ、吐き気に加えて疲労感も感じる場合は、肝臓のトラブルが原因だと考えられます。これは、「アセトアルデヒド」という成分が分解されないために起こる症状です。このように、一口で「二日酔い」と言っても、さまざまな症状と原因があるわけですね。
二日酔いの頭痛の治し方
二日酔いの頭痛の原因がわかったところで、治し方を見ていきましょう。
まず、アデノシンが原因となるズキズキ頭痛には、拡張された血管を収縮する作用がある、カフェインが効果的。カフェインといえば、コーヒーですよね! ほかにも、紅茶や緑茶などにも含まれていますよ。朝起きたときの目覚めの一杯として、気分もすっきりさせてくれます。
脱水が原因の場合は当然、水分を摂るようにしましょう。水でも問題はありませんが、スポーツドリンクなどの補給力・吸収力が高いものが良いですね。
また、具材と合わせて飲むことでさらに効果が期待できる、味噌汁もおすすめです。「しじみの味噌汁は二日酔いに効く」なんて、聞いたことありませんか? これは、しじみに含まれる「オルニチン」という成分が、肝臓の機能をサポートしてくれるためです。
アセトアルデヒドが原因の頭痛にも、解毒作用のあるオルニチンを含むしじみが効くと言われています。あっさりとした味わいのしじみの味噌汁は、二日酔いでも飲みやすいので、ぜひ試してみてくださいね。
二日酔いになる前に
最後に、二日酔いの予防方法もご紹介します。
仕事が終わったら、まずは一杯! ――といきたいところですが、ちょっと待ってください! 空腹状態でお酒を飲むと、二日酔いになりやすくなります。
二日酔いにならないためには、アルコールの吸収をゆっくりにすることが大切です。空腹のまま飲むと一気に吸収してしまうため、お酒の前に食べ物を食べましょう。良いとされるのは、肉類、乳製品、アボカドなど、脂肪分が多いものと言われています。
また、二日酔い防止のドリンクを飲む方法は有名ですよね。コンビニなどで手軽に買うことができます。さまざまな種類の商品が販売されていますが、アセトアルデヒドを分解してくれるウコンが含まれたものがおすすめです。
二日酔いの頭痛は、原因に合わせて対処することが大切です。まずは飲む前、予防するところから始めましょう。また、飲み会の席では水を飲みながら、お酒の量を調節してあげることも大切ですよ!
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