みなさんは、「宿便」って聞いてピンときますか?

 

というのも最近、「宿便を出せば痩せられる」「ダイエット効果がある」などと女性に注目されているそうです。――便を出すだけで痩せられるなんて、気になる話ですよね!

 

「便秘」はよく聞きますが、「宿便」とどのように違うのでしょうか。今回は、「宿便」について詳しく説明していきますよ!

 

「宿便」とは?

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「宿便」とは、腸内に溜まっている便のこと。「それって便秘なんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。便秘も、腸内に便が残っていることを指しますからね。

 

何が違うのかといえば、「知らないあいだに溜まっているのか否か」――という点でしょうか。便秘の場合は、「腸内に便が溜まっているな」と自分でわかりますよね。これは、腸の運動がうまくできていないために起こります。

 

しかし宿便の場合、腸の運動ができていても溜まってしまう便のことを言います。こちらは、自分で気がつくことはほとんどありません。宿便は、便秘の自覚がない人でも起こりうるものであり、便秘の人はさらに溜まりやすいとも言われています。

 

ただ、「そもそも宿便はない」という説もあります。医学的には「滞留便」と呼ばれており、出し切れなかった便のことを指します。宿便は腸にへばりついている便を指すというイメージもありますが、滞留便はへばりつくことはありません。

 

宿便も滞留便と同じように、「腸内に残っている便」というくらいに考えておくと良いかもしれませんね。

 

宿便がなくなると痩せるの?

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では、「宿便がなくなると痩せる」という話は事実なのでしょうか。

 

宿便は「体の中に便が溜まっている状態」を指しますから、「それがなくなることによって体重が減り、痩せる」という視点で注目されているのでしょう。なかには宿便がたくさん溜まっており、排出することで23kg分、痩せることができたという人もいます。

 

しかし、宿便を出すことで表れる効果は、それだけではありません。宿便自体に問題があるわけではありませんが、この量が多くなると、体に悪影響を及ぼす可能性があるためです。

 

宿便は長いあいだ体の中に溜まっているため、次第に色が黒くなり、便から毒素を出すようになります。なので、ほかの便と比べて臭いも気になりますし、毒素が代謝の働きを妨げる可能性もあるのです。

 

当然、代謝が下がれば痩せにくくなりますし、宿便があることでうまく栄養補給ができなくなるため、必要以上に食べてしまう可能性も出てきます。

 

そのため、宿便を排出すれば、肌荒れや口臭、体臭にも改善が見られます。宿便が代謝を悪くしている状態は、肌のターンオーバーがうまく働いていないということ。なにより、腸内環境が悪い状態になっているわけですから、ニキビや吹き出物ができやすくなるのです。

 

宿便を溜めないためには

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体に悪影響を及ぼしかねない宿便を溜めないためには、どうしたら良いのでしょうか。

 

宿便の原因は、便秘と同様に、腸内環境が大きく関係しています。悪玉菌が多くなっていたり、食物繊維が足りなかったり。

 

便秘になれば、便を排出することができませんよね。ということは当然、宿便も溜まりやすくなります。腸内環境を整え、まずは便秘から治すように心がけ、一緒に宿便も改善していきましょう。

 

腸内環境を整えるためには、まずは食生活を見直してください。ファストフードなどの偏った食事だけでは栄養が足りず、体にも悪影響を及ぼします。栄養が豊富な、和食中心の食事を心がけましょう。

 

食生活をいきなり変えるのは大変ですので、薬に頼る人もいるかもしれません。たしかに、薬は即効性があり、手軽に使うことができます。しかし、薬に頼りすぎると自分の力で改善することができなくなり、薬に頼りきりになる危険性もあります。

 

そこで、薬に頼る前に、サプリメントを利用してみるのもひとつの手です。サプリメントはあくまでも栄養補助食品なので、副作用はなく、安心して利用することができます。どれだけ栄養を摂取できたかの把握もできるので、おすすめです。

 

便秘薬を使いたいときには、こちらの記事をあらかじめ読んでおくと良いかもしれません。
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