突然ですが、みなさんは普段、どういった飲み物を飲んでいますか?
――え? 剣菱? トリスハイボール??
すみません、言葉が足りませんでした。
「お酒以外の飲料」についての質問ですね、はい(笑)。
水、お茶、コーヒー、ジュース。何を飲むかは人によってさまざまですが、今回は「ミネラルウォーター」に注目しようと思います。
何気なく飲んでいる身近な飲み物ですが、ミネラルウォーターは健康に良い効果があったりするのでしょうか? その効能や飲み方をご紹介します!
健康に良いミネラルウォーターとは?
「ミネラルウォーターは健康に良い」という話があります。テレビ番組を見ていて、芸能人やモデルさんがそんな話をしているのを聞いたことはありませんか?
そもそも「ミネラルウォーター」とは、ろ過・沈殿・加熱処理などの手を加えた地下水を指します。その種類はさまざまで、現在は1,000種類以上も存在していると言われているから驚きです。
ラベルを見るとミネラルウォーターの種類が書いてあるので、確認してみてください。代表的なものは、アルカリイオン水、炭酸水、海洋深層水、純水、還元水などが挙げられます。当然、種類によって体に与える影響も変わってきます。
例えば、炭酸水には、美容効果、整腸作用、血行改善、ダイエット効果などがあります。女優さんやモデルさんが好んで炭酸水を飲んでいるのは、こういった効果があると言われているためだと考えられますね。
また、海洋深層水には、美肌効果や生活習慣病予防効果。純水には、美容効果やアンチエイジング効果。還元水には、ダイエット効果やデトックス効果など、それぞれにさまざまな効果があるわけです。
ただ、そういった効果を期待しすぎるのも禁物です。いろいろなメリットがあるからといって、間違った飲み方をしてしまえば逆効果。詳しくは、次の項目で掘り下げていきましょう。
ミネラルウォーターの注意点
ミネラルウォーターに限った話ではありませんが、効果があるからといって、大量に飲んではいけません。
その名のとおり「ミネラル」をたくさん含んでいるミネラルウォーターは、一気飲みをしたり大量に飲んだりすると、腎臓が処理しきれなくなってしまう可能性があります。結果、むくみや冷えといった悪影響が生じる恐れも。ゆっくりと飲むようにしましょう。
また、赤ちゃんがいるご家庭では、特に気をつける必要があります。というのも、赤ちゃんはまだ体が未熟なため、ミネラルが未発達の内臓に負担をかけてしまう場合があるのです。ミルクを作るときや白湯をあげるときには、赤ちゃん専用のお水を使うようにしましょう。
ミネラルウォーターはたくさん飲んだだけで効果がある――ということはなく、あくまでも「補助」的な飲料だと考えたほうがいいかもしれませんね。
ミネラルウォーターの正しい飲み方
では、ミネラルウォーターはどのように飲めば良いのでしょうか。
まず、体型や年齢によって多少変わりますが、人間が1日に必要とする水分量は2Lほど。より正確にいえば、体重の1/30の水分が必要と言われているので、50kgでしたら50÷30=1.6Lほどですね。自分の体重に当てはめて計算してみてください。
そして当然、一気にその量を飲むのではなく、こまめに分けて飲むようにしましょう。朝起きてからすぐ、運動を始める前、入浴前、寝る前など、時間を決めて飲む習慣をつけるのがおすすめです。
「喉が乾いたな」と思ったときに飲むのは遅い――という話がありますが、これはそのとおりです。水分が失われてから飲むのではなく、足りなくなる前に飲むようにするのが大切です。
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