今回は、食材の表示にはどのようなものが書かれているか、どんな意味があるのか説明していこうと思います。普段は気にしていない人も、ぜひ参考にしてみてください!
食品表示は大切な情報源
スーパーに並んでいる食べ物には、「食品表示」が記載されています。商品によって書かれている項目は異なりますが、食材について詳しく確認することのできる、貴重な情報源です。
たとえば、農産物には「名称」「原産地名」が書かれています。畜産物には「名称」「原産地名」のほかに、「消費期限」「保存方法」「加工者の氏名(住所)」などの記載があります。水産物にも同様の表示と、「解凍」「養殖」などが書かれています。
「そんなの気にしないよ!」という人もいるかもしれませんが、食べ物の詳しい情報を確認しておけば、安心して料理に使うことができます。これまであまり意識していなかった人は、今日から確認する習慣をつけてみてはいかがでしょうか?
「有機野菜」とは
また、野菜のなかには「有機野菜」のマークが付いたものが販売されています。安心して食べることができる野菜として知られていますが、普通の野菜とは何が違うのでしょう?
有機野菜に付いているマークは、正確には「有機JASマーク」というものです。スーパーでは、普通の野菜とは別コーナーに置かれていることが多いかと思います。
有機JASマークとは、登録認定機関がその食材を検査し、認定されたものだけに付けられるマークです。このマークなしに、有機・オーガニックなどの表示をすることはできません。
認定にはさまざまな条件がありますが、どれも厳密に定義されています。たとえば、「土に農薬や化学肥料を2年以上前から使用していない」こと、「遺伝子組み換えの種を使わない」ことなどが挙げられます。
そもそも、一般的な食材には農薬や化学肥料が使われているわけですから、有機野菜を作るのは難しいことがわかります。農家さんの努力があり、厳しい条件を満たした野菜だけが、「有機野菜」として市場に出回ることになるのですね。
食品表示以外の面で良い食材を選ぶには
食品表示は、食材の貴重な情報源。しかし、食品表示以外の面でも、良い食材を選ぶ基準はなります。
まずは言うまでもなく、旬のものを選ぶのがおすすめ。旬のものは、その食材の本来の力で育つため、農薬や化学肥料の量を減らすことができます。味もおいしく、栄養価も高め。その食材の季節感を味わうことができるのも嬉しいですよね。
次に、肉類の選び方です。牛肉は、鮮やかな赤色のものを、豚肉は、ピンク色のものを選ぶと良いでしょう。脂身については、どちらもツヤのある白いものを選びましょう。鶏肉は、色が鮮やかでハリがあるものがおすすめです。
魚は、トレーに汁がたまっていないものを選びます。肉類と同様に、ツヤや弾力もポイントになってきますね。
野菜は、色が濃くみずみずしいものを選びましょう。野菜の種類によって特徴は異なりますが、大多数の野菜は色鮮やかなものが新鮮な傾向にあります。
毎日の食卓に並ぶ料理ですから、より良いものを選びたいですよね。
健康面に関心のある方には、こちらの記事もおすすめです。
「健康と美容に効果あり!?『マクロビオティック』とは」