お酒を飲むのは好きですか?
「バカなこと聞くな!当たり前だろう!」
――なんて、怒られそうな愚問ですね(苦笑)。
当ブログの読者さんはきっと、僕同様にお酒が大好きだと思います。うっかり飲みすぎて、翌日には二日酔いで後悔する――なんて人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、二日酔いの改善方法をご紹介します。
多くの人が経験!二日酔いの失敗
20歳になると、お酒の楽しさを知ります。
学生で先輩に教えられる人も多いことでしょう。
そのときは自分の限界を知らず、しこたまその場の雰囲気に合わせて飲んでしまいがち。……次の日のことなんて、考えないですよね(苦笑)。それも、学生だから許されていたという面もあるように思います。
しかし、社会人になるとそうは言っていられません。仕事の付き合いで飲む場面が多いと思いますが、二日酔いを引きずり後悔してしまった……なんて人も、意外と多いのではないでしょうか。
二日酔いになると、体はだるくなり、頭痛がしたり、気持ち悪かったり。
そんな日に限って大切な会議が入っていたとなれば、もう大変です。自分のそれまでの努力を台無しにしてしまうだけでなく、仕事相手に迷惑をかけてしまうことも……。なかには、仕事のことなんか一切忘れて、無断欠勤してしまう人もいるほどです。
また、二日酔いになると気分が落ちこみ、自己嫌悪に陥ってしまう人もいます。
「昨日はあんなに飲まなければよかった」だけならばまだ良いのですが、ひとたび気分が落ちこむと、ほかのことまで嫌になってきてしまいます。「なんで自分はダメなんだ」「生きていたくない」――そんなことまで思い浮かんでしまうかもしれません。
最悪なのは、二日酔いのせいで、ミスでは済まされない大きな事件を起こしてしまうことですね。そんな失敗をしてしまわないよう、二日酔いのことをしっかりと知り、対策を心がけるようにしましょう。
二日酔いの仕組み
そもそもなぜ、二日酔いは起こるのでしょうか。
その仕組みを確認していきましょう。
体内に取りこまれたアルコールは、まず肝臓で分解されます。このときにできる「アセトアルデヒド」という物質が、二日酔いの原因です。このアセトアルデヒドが濃くなると、二日酔い特有の頭痛や吐き気などの症状が引き起こされるのです。
アセトアルデヒドがしっかりと分解されていれば問題ないのですが、お酒を飲むことによって、処理が追いつかなくなります。二日酔いのなりやすさには個人差がありますが、これは、アセトアルデヒドの処理能力が人によって違うためです。
日本人は特にお酒が弱い体質の人が多く、二日酔いになる可能性が高いと言われています。一般的に外国人はお酒に強く、下戸はあまりいないそうです。そう聞くと、豪快に飲んでいるイメージにも納得がいきますよね!
二日酔いを治すには
二日酔いはなるべく避けるべきですが、なってしまったものは仕方がありません。自己嫌悪に陥る前に、できるだけ早く改善することが大切です。ここでは、3つの改善方法をご紹介します。
1. できるだけ吐く
「さっきまで気持ち悪かったのに、吐いたら気分が良くなった」という経験がある人もいるのではないでしょうか。これは、体内のアルコールが排出されたためです。あまり吐きたくはないものですが、可能であれば、アルコールを少しでも排出してしまいましょう。
2. 水分をしっかりとる
アルコールを取りこむと、体内では大量の水分が消費され、脱水症状に陥りやすくなります。なるべく、お酒を飲んでいるときに水分をとるように心がけましょう。二日酔いになってしまったら、吸収率の高いスポーツドリンクなどを飲むことをおすすめします。
3. 二日酔いの頭痛にはカフェインを
二日酔いになると、頭痛の症状が出る人が多くいます。これは、血管が拡張されて起こるものであり、特に偏頭痛を持っている人がなりやすいと言われています。
血管を収縮させるためには、カフェインがおすすめです。コーヒー、緑茶、紅茶など、カフェインが含まれる飲み物を飲みましょう。
ただし、カフェインは、「二日酔いの頭痛」にしか効きません。アルコールを分解している段階で飲んでも頭痛は治りませんので、注意が必要です。また、カフェインには利尿作用があり、余計に水分量を減らしてしまいます。二日酔いの頭痛が辛いときだけ、カフェインを摂取するようにしましょう。
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「二日酔いの「頭痛」と「胸焼け」に市販薬って効くの?」