僕は地方都市が大好きです。
……なんか、個人が営む地方の居酒屋さんとかに行くと、妙にテンション上がりません?
東京や大阪といった、大都市にはない魅力が満載の地方都市。今回はそんな、地方の伝統料理をご紹介します。
伝統料理といえば、健康面でも効果があるとしばしば紹介されていますが、実はそれだけではなく、美容効果もあることをご存知ですか?
秋田の「いぶりがっこ」で肌トラブルを回避!
「いぶりがっこ」は、秋田県の伝統的な漬け物。「がっこ」とは、秋田県の方言で漬け物を指します。燻して燻製にした大根を、米ぬかに漬けて作ります。
大根の漬け物と聞くと「たくあん」が思い浮かびますが、それとはまた違った味わいが楽しめます。何と言っても、燻製の香りが口の中に広がるのが魅力ですね。
そんないぶりがっこには、ビタミン類が豊富に含まれています。なかでもビタミンCは、肌に良い成分として有名ですよね。ニキビや吹き出物などの肌トラブルを防ぎ、改善する効果があります。また、女性の大敵であるシミやソバカスも防ぎ、美白へと導いてくれます。
いぶりがっこにはビタミンCだけでなく、ビタミンB1も含まれています。ビタミンB1には、皮膚や粘膜を補修するはたらきがあります。それによって、肌荒れや乾燥を防いでくれるわけですね。また、糖質をエネルギーに変えてくれるので、ダイエット効果も期待できます。
沖縄の真っ赤な伝統料理「豆腐よう」
沖縄の伝統料理「豆腐よう」は、島豆腐を米麹・紅麹・泡盛・塩などで発酵させたものです。鮮やかな赤色の紅麹で、チーズのような舌触りが特徴です。お酒のおつまみにおすすめ!
豆腐ようには、ビタミンB群が豊富に含まれています。具体的には、肌トラブルを防ぐビタミンB1とB2、健康な髪や皮膚を作るビタミンB6など。ビタミンB群はどれも不足すると肌トラブルを起こしやすくなるので、しっかりと摂っておきたい栄養素ですね。
また、豆腐ようは、アンチエイジング効果のあるビタミンEも含んでいます。紫外線を浴びると、シワやたるみの原因となる活性酵素が発生しますが、ビタミンEにはそれを減らしてくれるわけですね。血行も良くしてくれるので、肌のターンオーバーが正常になります。
伝統料理には発酵食品が多い?
上記の2つ以外にも、全国にはさまざまな伝統料理があります。僕たちがよく食べる納豆も、伝統料理のひとつですね。
しかも、これらの伝統料理の多くは発酵食品なんです。なぜ発酵食品が多いのかといえば、保存性が高く、旨味が引き出されるため、昔から重宝されてきたのだと考えられます。
発酵食品には、ほかにも多くのメリットがあります。栄養価が高まったり、吸収率が上がったり。発酵させることによって、食材本来の力を発揮できるのです。
もちろん、美容効果――特に美肌づくりにも効果的!
ビタミンCやカロチン、カテキンなどの抗酸化物質は、生の状態でははたらきが弱い傾向にあります。しかし、発酵させることで、より良い抗酸化作用が得られると言われています。
また、保湿は美肌づくりにとって非常に大切なポイントです。ヒアルロン酸という言葉は化粧品などで聞いたことがあると思いますが、一部の発酵食品には、その10倍の保湿力を持ったポリグルタミン酸という栄養素が含まれているのです。
そして、発酵食品にはデトックス効果もあります。体の中の老廃物を排出し、肌の代謝をサポートします。ニキビや吹き出物、くすみなどは、溜まった老廃物によってできている場合も少なくありません。酵素を摂取して、デトックス効果を実感しましょう。
このように、伝統料理は、きれいを目指すにはもってこいの食べ物なのです。
僕は毎日のように納豆を食べているのですが、食べていないときと比べて、かなり肌がきれいになりました! ニキビや吹き出物がなくなり、肌質もなんだか変わったような気がします。納豆であれば身近ですし、簡単に試すことができますよ。
いぶりがっこについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もどうぞ!
「秋田に美人が生まれる秘密!それは「いぶりがっこ」にあった」