女性なら誰でも、いつまでもスリムで健康な身体を維持したいし、美しいお肌を保ちたいですよね?(男性の僕でもそう思います!笑)
スリムな身体でいる事、健康な身体でいる事、そして美しいお肌でいる事、この3つは本来関係し合っていて、切り離して考える問題ではありません。
その為の方法を語る上で共通するのは、「身体の中からきれいにする」というキーワードです。
その為にはまず、身体の中の器官と、「スリムで健康な身体や美しいお肌」との関係を理解する必要があります。
肝臓とお肌の関係
人間の身体は、食べ物を食べたり、呼吸をする時に、栄養分を吸収します。
体内に入り込んだ殆どの栄養分は、まずは小腸で吸収されて血管内部に入りこみ、血液の流れに乗って肝臓へと運ばれます。人間はこの時に、有害物質や添加物などの、ハッキリ言って「要らないもの」も一緒に取り込んでしまいます。
肝臓は原則、「入って来たものを全て代謝・分解して無害にする」というとても重要な仕事をしています。
肝臓は、口数が少なくて真面目な性格ですので、滅多な事では文句ひとつ言わずに、与えられた仕事をこなしていきます。(腎臓の持ち主の性格とは関係ないようです!笑)
そんなに仕事熱心な肝臓にも、仕事量が多くて手に負えない時もあります。肝臓の手に負えずに分解されなかった有毒物質は、血流に乗り、腎臓へと運ばれて仕分けされ、可能なものは更にリサイクルされます。
腎臓でも「これは要らないよね」と判断されたものは、お通じとして体外に排出されます。
肝臓はただでさえ黙々と解毒の仕事をしていますので、必要以上に添加物の多い食事をしたり、アルコールを摂り過ぎると、オーバーワークになってしまうのです。
先にも言いましたように、肝臓はまじめな性格なので、滅多に文句を言いません。
健康診断で、肝臓の健康度の指標であるγ-GTP、GOT、GPTを測定しても、数値としては現れにくいのです。
ちなみにこれらの「正常な数値」とは、次のようになります。
γ-GTP(肝機能の中で主に「解毒作用」に深く関与している酵素でアルコール分に反応します)
<適正範囲>
成人女性 9~32
成人男性 10~50
GOT (タンパク質を分解するしてアミノ酸を作る酵素)
<適正範囲>
8~40
GPT(同じくタンパク質を分解するしてアミノ酸を作る酵素)
<適正範囲>
5~45
これらの数値より低い分には問題ありませんが、高いようだとちょっと問題アリです。
肝機能低下をチェックする方法のひとつは、仮にγ-GTP、GOT、GPTの数値が正常範囲内であっても、昨年と比較して上がっていないかどうかをチェックする事です。
肝機能が低下すると、肝臓で解毒しきれなかった有害物質が身体中に行き渡ってしまうことと、栄養素が身体に行き渡らないという2つの理由から、肌荒れの原因になります。
腸とお肌の関係
摂取された食べ物は、小腸で殆どの栄養分を吸収され、更に大腸で水分と一部のビタミンを吸収されます。
昨今、高脂肪食(脂っこいもの、甘いもの、カロリーの高いもの、それらの食べ過ぎ)の増加という主要因に加え、食物繊維(緑黄色野菜など)の不足、ストレスや睡眠不足などで腸の機能が低下している人が増加する傾向にあります。
腸の働きが悪くなってくると、本来排泄されるべき物質(まあ、平たくいえばウンチですね)が、腸に滞留したままになり、どんどんと水分だけを失っていき、結果として腸内を移動できなくなり便秘になります。
便秘になると、人間が本能的に持っている機能である毒物の体外排出機能が乱れ、腸内の環境やバランスが乱れて善玉菌が減少し、悪玉菌が繁殖します。
悪玉菌から発生したガスは血中に吸収され、肝臓に更に負担を掛け、にきびや湿疹などの肌のトラブルにつながりやすくなります。
また、便秘になって、出口に近い部分に便が長くとどまってしまうと、更にその便から水分が吸収され、硬くなって排出されにくく、結果、更に悪玉菌による肌荒れを助長してしまうという悪循環を生みます。(悪い臭いは元から断たなきゃダメ!っていう事ですね)
このように、肝臓・腸とお肌は密接につながっています。
腸と体型の関係
肥満の原因は長い間、「遺伝や食事の量と関係がある」と考えられてきましたが、イギリスの科学誌「ネイチャー」に発表された論文によって、どうやら「体型と腸」にも深い関係があるという事がわかってきました。
大食いなのに痩せている、普通の食事量なのに太ってしまう人がいます。これはなぜでしょうか?
腸の中にある「腸内細菌」は、大きく分けて
- ファーミキューテス類
- バクデロイデス類
の2つに分類されます。
このうちのファーミキューテス類の占める割合が体型を決定する鍵を握っています。簡単に言えば、ファーミキューテス類が多く、バクデロイデス類が少ないと太めの体型に、その逆だと痩せ体型になります。
肥満の人を食事制限によって減量させたら、ファーミキューテス類が減少し、バクデロイデス類が増加したという実験結果も出ています。
ファーミキューテス類は食事からのエネルギー回収率を高くし、同じ食事を摂っても、ファーミキューテス類をより多く持つ人の方が太りやすい、というわけです。
逆に考えれば、ファーミキューテス類を減らせば肥満の原因を取り除ける、という事になります。
理想的な腸内細菌のバランス
肝臓・腸の負担を軽くして身体をきれいにするには?
ここまでお読み頂いて、肌荒れや肥満、その結果としての健康状態の悪化は、身体の中に余分なものを取り入れてしまっている結果だという事がお分かり頂けたと思います。
それでは、どうしたら良いのか?
その方法をお伝えしたいと思います。
1. 肝臓に負担がかかる理由
肝臓が毒素を分解して排泄するまでの流れは、全て酵素を消費して行なっています。具体的に言うと、酵素の量が多い人は、お酒を飲んでも肝臓の分解機能が高いので、身体への負担が少ないという事です。食べた物が、肝臓に到達するまでに、十分消化されていると負担が減ります。
2.腸の働きが悪くなる理由
腸が食べ物から栄養素を分解・吸収する作業の全てにおいても、やはり酵素が必要です。十分な酵素があれば、消化しきれない残留物も減り、悪玉菌の増殖を防ぐ事が出来ます。
3.腸の中のファーミキューテス類が増える理由
これも1.2.同様、酵素が不足している事が原因になります。食事が十分消化されれば、バクデロイデス類が増え、ファーミキューテス類が減少する事になります。
食事に含まれる酵素の量を増やして、消化をとことん促進する!
いきなり「お酒をやめましょう」とか、「肉を食べるのをやめましょう」などと言っても、現実的ではないですよね。
でも、大丈夫。酵素のたっぷり含まれている食べ物を摂れば、カバーできます。食事に含まれる酵素は、自らの消化を促進します。ですので、食事に含まれている量があればあるほどいいです。
特に酵素が多く含まれている食べ物は、次の通りです。
- 生野菜
- 果物
酵素は特に、果物や野菜の皮に多く含まれているので、出来れば皮ごとすりおろして食べるのが理想的です(大根おろし、すりおろしリンゴ等)。
そして更に、
- 味噌
- 醤油
- 酢
これらの発酵食品にも酵素がたくさん含まれています。大根おろしにお醤油をかけて食べたり、食事の時は必ず味噌汁とセットで戴く、などの方法なら、お手軽に酵素を摂取できますね。
しかし、仕事を持っている方にはいろいろな局面が考えられます。お仕事で必ずしも希望のメニューの食事が摂れるとは限りませんし、朝から晩まで外出、なんていう事もあります。
でも大丈夫!いざという時のために酵素サプリがあります。酵素サプリは、消化力があるものを選ぶのがポイントです。携帯性もバツグンなので、バッグに忍ばせておいてください。それさえあれば、どんなシーンでもお手軽に酵素を摂取して頂けます。
まとめ
こうした「酵素」を多く含む食品やサプリを多く摂る事で、あなたの肝臓や腸は間違いなくきれいになります。
身体の中をきれいにする事で、腸や肝臓は、また元の通り元気に仕事を始めてくれて、スリムな身体、健康な身体、きれいなお肌、といった素晴らしい潤いをあなたにもたらしてくれるでしょう。
但し、一点だけ注意があります。それは腸内を正常な環境に整えるには、傷んだ腸を回復させる必要があるということです。こちらは長くなったので次回お伝えしますね。
この記事ははま通信の特選連載記事です。続きはこちらをお読みください。
連載2:誰もが後回しにする美の秘訣、腸内環境を正常に整えるために。
連載3:からだの中を最速できれいにする、サプリメントの成分とは
連載4:体の中をサプリでキレイにするのに必要な期間をご存知ですか?