ちばてつやさんによる漫画『あしたのジョー』をご存知ですか? 1970年代のボクシングをテーマにしたスポーツ漫画であり、僕の青春時代を熱くしてくれていたことを思い出させてくれます。
その『あしたのジョー』が実写化され、主人公・矢吹丈を演じたのが、山P(ヤマピー)こと、山下智久さん。
「俳優さんがボクサー並の体つきにできるのかな? 同じような減量をするのかな?」と内心で疑問を感じつつ映画を見てみると……そこには、矢吹丈になりきった、見事な体つきの山下智久さんがいるではありませんか! 本当に驚きました。
そこで今回は、山下智久さんが取り組んだ減量方法を調べてみました。
山下智久さんが行ったトレーニング
プロボクサー並に無駄のない筋肉で引き締まった体を作り上げるため、山下さんがまず最初に始めたのが、自重トレーニングだったそうです。
それもただの自重トレーニングではなく、有酸素運動の効果を得られるように、腹筋と背筋の筋トレをそれぞれ30分ずつ続け、ランニングもあわせて取り組んだそうです。
そして撮影に備えるため、縄跳び、ミット打ち、サンドバック、スパーリングなどのボクササイズトレーニングを取り入れていき、撮影時にはプロボクサー並のトレーニングを積んでいたのだそう。
そうすることで、プロボクサーのように見事な体幹軸を形成している腹筋と背筋を作り上げたのですね。顔も体もカッコよすぎ~!
山下智久さんが実践した減量方法
山下さんの体を見ると、本当に無駄のない肉体に見えますよね。撮影時の体重と体脂肪を調べてみると、なんと体重53.5kg、体脂肪率5%だったということがわかりました。
もともとの体重は62kg、体脂肪が14%くらいだったそうなので、約4ヶ月でここまで仕上げたのは、役作りへの熱意と高いプロ意識の賜物だと言えるでしょう。漫画の矢吹丈はバンタム級(53.52kg)なので、本当にそのレベルまで減量を実現させたわけですね。
インタビューでは、「減量中は過酷なトレーニングとあわせて食事制限をした」「口にするのは主にサラダとササミ」「プロテインを取る」「1日の摂取カロリーは1200kcalまでに抑えた」「塩抜きをした」「レモンやキウイで喉の渇きを潤した」「撮影中は胸がいっぱいで体が食べ物を受けつけなかった」と語ったといいます。
また、撮影が終わってひさしぶりに肉を食べたところ「おいしく感じられない」「油のギトギト感がダメ」と思ったそうです。
メンタルトレーニング
聞くところによれば、山下さんは優しい性格の持ち主で、ボクササイズトレーニングはできても、スパーリングで人を殴ることができなかったのだそうです。
そこで闘争心の訓練としてトレーナーが取り入れたトレーニングが、「ヘッドギアを装着させ、リングで実際に挑発し、ボコボコにパンチを入れる」というリアルなもの。
グローブをしていても、人の顔に実際にパンチを打つのは怖かったそうですが、このトレーニングによって怒りと闘争心を表情に出せるようになり、パンチを打てるようになったそうです。
肉体のトレーニングはもちろんですが、それに負けないメンタルトレーニングも同時に欠かせないわけですね。メンタルを鍛えることで、食の誘惑にも負けない、強い体作りを実現できたとも言えます。
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「亀田興毅さんに学ぶダイエット方法」