梅雨本番を間近に控え、普段トレーニングに励んでいるアスリートにとっては頭を悩ます時期が来ると言っていいでしょう。しかし記録を狙うアスリートは雨だからといって休んでいられません。ここでは室内でできるトレーニングについて紹介したいと思います。

 

もっとも実戦に近いバイクトレーニング


私はルームランナーを持っていないため、雨天の場合もっぱらバイクトレーニングに励んでいます。ロードバイクを3本ローラーに置きトレーニングをおこないます。

念のため注意したいのが、なるべく音が下の階に響かないよう、マットの上に木を乗せその上に3本ローラーを置くこと。さらに時間には気を使い11時以降はおこなわないようにしています。持ち家の方もいらっしゃると思いますが、私はマンション住まいのため、このような配慮が欠かせません。
下の階の人に音について聞いたことがありますが「そういった音は聞こえない」と言われているため少なくとも「うるさくてどうしようもない」と言うことはないみたいです。

ちなみに、この「3本ローラー×ロードレーサー」と聞くと、とてつもなく高いイメージを持つかもしれません。しかし、安い物であれば2つ合わせても5万円以内で収めることができます。さらにバイクは普段自転車としても使えるため(それもかなり速い自転車!)1台持っていても損ではないのではないでしょうか。

バイクトレーニングを行う事で心肺機能の向上を図ることができますし、3本ローラーでトレーニングをおこなうことでバランス感覚を養うことができます。最初はバランスを取るのが難しく「自分には絶対できない」と思う人もいるかもしれません。でも、すぐに慣れ、いつの間にか両手放しなどできてしまいます。
自転車競技をおこなう人はもちろん、あらゆるアスリートにお勧めしたいトレーニングです!

 

腹筋

バイクトレーニングはある程度の出費が必要なうえ、家にスペースがなければできないと言うデメリットもあります。「欲しい」と思っても家族の反対を受ける人も少なくないでしょう。
しかし、器具がなければ室内トレーニングができないというわけではありません。工夫次第で、我々はいくらでも効果的なトレーニングをおこなうことができます。

よく「○○があれば運動するのに」とか「○○を買ってくれたら毎日ダイエットを頑張る」と言って運動器具を買う人がいます。ところが、私はそれで長続きした人を見たことがありません(一応、聞いたことはありますが……)。
トレーニングする人は器具がなくてもトレーニングをおこなうし、しない人は器具を揃えても鍛えることはないのです。

そこで、万人に対してお勧めしたいトレーニングが腹筋。スペースもお金もいらず、あらゆる競技で高価を発揮してくれる優れたトレーニングです。

そしてこの腹筋に関してですが、「正しい腹筋」の仕方を模索しすぎるあまり、中々腹筋を始められない人が私の周りにはいます。しかし、私は「とりあえずやってみる」ということを勧めています。
やり方が正しい正しくないにせよ、数をこなせばウエストは締まってきて、筋持久力がつき、バランスが保たれるようになります。腹筋を鍛えるようになってから、私はマラソンで後半の失速がなくなったことを実感しました。腹筋は5分もあれば100回でき、1日300回もやれば自然とお腹も割れてきます。

腹筋開始2、3日目辺りに腹筋がピキピキ来て辛いかもしれません。ですが、それを超えたら300回程度ならできてしまいます。トレーニングとしては地味かもしれませんが、競技のレベルアップに加え体の変化もあるので、楽しく感じられることでしょう。

 

バランスボール

より遊び感覚に近いトレーニングを模索する人にお勧めなのがバランスボールを使ってのトレーニングです。これはもはやトレーニングというよりは遊びに近いのですが、バランスボールさえあればできるのでお手軽です。

トレーニング方法はいたって簡単で、「バランスボールの上に立つ」と言うだけです。一見簡単なようで、不安定なバランスボールの上で立つのは体幹がしっかりしていないと立てません。初めのうちはボールが転がって「自分には一生できっこない」と思うかもしれません。しかしコツをつかめたら立てないまでも惜しいところまで行くことはできます。

私のやり方は、まずボールの上に正座します。この時点でフラフラしますがなんとか静止できる場所を探します。そして次にどちらかの足を抜いて足の裏をボールに乗せます。それが出来たらもう片方の足もボールに乗せ徐々に状態を起こします。

難易度が結構高い分、できた際にかなりの達成感があります! 最初はすぐに立っていられないのですが、慣れるとしばらく立つことが可能になります。バランスを鍛えるという効果がありますが、これに限ってはトレーニングという概念を忘れ「できないことにチャレンジする」というゲーム感覚で臨むと良いと思います。

 

倒立

感覚的にはバランスボールに似ていますが、倒立もお勧めのトレーニングです。
腕力とバランス感覚を養うことができます。また倒立をする際、倒立している自分が見える位置に鏡を置くと、自分の軸がずれていることに気づくことができます。私もそうでしたが、自分ではまっすぐにしているようでも、実は体がどちらかに曲がっている人がほとんどです。自分の軸を見直すことができ、さらにはトレーニングにもなる。それでいて壁と少しのスペースがあればできるのでお手軽です!

やっているうちに倒立できる時間も長くなっているので自分の成長を測ることもできます。上達すると、壁がなくても倒立することが出来るようになります。そのため、こちらも遊び感覚でトレーニングに加えると面白いと思います。

 

まとめ

私の梅雨時期の室内トレーニングについてまとめてみましたが、参考にしていただけたら幸いです。
室内トレーニングというと筋トレがメインとなり「あまり面白くない……」と感じてしまう人も多いことでしょう。しかし、遊び感覚でトレーニングをおこなうことで、自分のやっている競技に思わぬアクセントをつけることが出来るかもしれません。
楽しみながら継続し、梅雨を乗り切りましょう!

 

writer:ソーキチ
「継続は力なり」「とりあえずやってみる」をモットーに人から教わらずまずは挑戦してみるタイプのアスリート。12年前にランニングを初めて、7km走れた段階でフルマラソンに挑戦しようと思い何も考えずにエントリーした結果撃沈。それでもめげずに走り続け、サブスリー達成。今ではトライアスロンにも挑戦中!

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