マイクロソフト社の創業者であり、世界有数の億万長者として知られるビル・ゲイツは、高校時代にはすでに友人と共同で会社を興していたらしいです。天才とは才能を開花させるのが早いですね。
同氏は元々裕福な家庭に育ち、中・高と学費が超高い有名私立に進学して、当たり前のようにハーバード大学に入学したそうです。ちなみに東大の入学者の約半数が、年収1,000万円以上の家庭に育っていることをご存知ですか?
すなわち「頭のいい子は、金持ちの子どもだった!」ということです。
「こりゃ、うちはダメだ」と一気にトーンダウンしましたか?でもちょっと待ってください。裕福でなくても、子どもを『頭のいい子』に育てる方法はたくさんあるんです。
考えること、感じること、そのすべてが脳の働きによるもの
何年か前に「幼児教育」がちょっとしたブームになっていたのを知っていますか? お受験年齢よりもっと早い、0歳~幼稚園児ぐらいまでの乳幼児に対し、脳の発育を促す遊びのような教育方針が流行っていました。
東大卒の息子を持つお母さんが考えた「○○式メソッド」などのDVDや本が、たくさん売れていたそうです。
最近ではブームは収まりましたが、子どもを持つ親の「我が子を頭の良い子に育てたい」という思いは今でも同じですよね。
ここでちょっとした疑問ですが。「頭が良い」というのは、「勉強ができる」ことか「世の中で成功できる」ことかどちらなのでしょう?
「勉強ができる」は言葉の通り、テストの成績が良いことですよね。知識や情報をいかにたくさん脳に詰め込み、組み立てられるかが肝心です。
一方「世の中で成功できる」というのは、頭の回転が速い、理解力に優れている、空気が読めるといった、「脳の使い方が上手」という意味ではないかと思うのです。
どちらが大事だと思うかは人それぞれですが、社会性も知識の豊富さも、どちらにも脳の発達は欠かせません。考えること、感じること、行動を起こすことのすべてが“脳の働き”によるものだからです。
性格や知能のほとんどが3歳までに決まる
人間の脳は、母親のお腹にいる頃から3歳までの間にすごいスピードで発達していき、約80%がこの時期に完成されます。
つまり、人は3歳までに「性格・知能・運動能力」のほとんどが決まってしまうというわけです。これは色んな脳の研究で証明されているので、「三つ子の魂百まで」はあながちただの諺ではなかったんですね。
たとえお金がなくても、3歳までに脳の発育を促すような育て方をすれば頭のいい子になるってことですが、では具体的にどんな育て方がいいのでしょうか。
これには無数の幼児教育関連の本やサイトがあるので到底語り尽せませんが、簡単にまとめると「思い切り遊ばせる」「絵本を読み聞かせる」「頭がよくなる物を食べさせる」が大事なようですよ。
脳に良い食べ物は魚中心の家庭料理
僕は食を専門分野にしているので、ここでは食べ物のお話しをします。
頭がよくなる食べ物の代表格といえば、魚に多く含まれるDHAですよね。DHAは脳を構成する成分のひとつで、読解力にすごい力を発揮するそうです。また情緒の安定や集中力、協調性など心の成長にも欠かすことができない重要な成分なんですよ。
その他にも脳に良い成分はカルシウム、タンパク質、ビタミンと続くのですが、要は“バランスのよい手作りの食事”ということでしょう。
「マクロビオティックとは何か?逆輸入で広まった日本発の食養生」
市販の食品には脳の発達を妨げる成分が多く含まれている
逆にDHAや酵素の活性を妨げる、いわゆる「脳に悪い食べ物」の代表格は「トランス脂肪酸」です。
これらはマーガリン・マヨネーズ・ドレッシング・ポテトチップス・ショートニングを使用したお菓子など、いわゆる市販の既成食品によく使われていますから、子どもが小さい間は、なるべく手をかけた食事を食べさせた方が頭のいい子になりそうですね。
さらにせっかく食べさせた栄養がきちんと消化・吸収されるためには、善玉菌であふれた腸内環境が必須ですよ。
ぜひ「なかきれい酵素」で、まずはお子さんの腸内を整えてあげてください。いつかビル・ゲイツのように!?、天才的な才能を発揮してくれるかもしれません。