慢性化しているとしか思えない僕の友人の便秘
「便秘ってつらいのよね」という女子の会話に入っていきたいほど気持ちがわかる便秘のつらさ。便秘の話が、堂々とできる女子がうらやましい。どうしたら、これって改善できるんだよって聞きたいんだけど、なかなか聞けないのがつらいところです。
女子トークの定番の話題ですが、男子はそういったトピックを気軽に話せる相手がいないもの。結構それって、「男はつらいよ」状態だったりしますよね。
いくら食事とか気にしていても、改善が見えないってことは、すでに慢性化しているとしか思えない。そうなると、よく言われている「薬が効かない」体になってしまっているのではと不安になって薬もそれほど頻繁に使えなくなっている僕の友人は、もちろん、誰かに相談もできません。
え、医者に行けって?そうなるとまた話は別なんですよ。僕の友人は白衣を見ると自然と恐怖心から血圧が上がってしまって大騒ぎ。前日なんて、「明日病院かあ」と思うだけで深く眠れなくなってしまうビビリなんですから、「心配だから、医者に行って相談」なんてこと、気軽にできる人間じゃないんです(笑)
朝のすっきりがないだけでなく、通勤途中にお腹が痛くなったらシャレにならないです。このまま一生治らないのかと考えると、朝から気持ちが沈む一方になります。いったいどうしたらいいのでしょう。
え?やっぱり病院に行けって?だから、大げさすぎて嫌なんですってば!(臆病者でスイマセン)
便秘解消に効果的な体操をご存じですか?
そんな時、僕は気を紛らわす意味でも体操を勧めています。もちろん、便秘解消に効果があると言われている運動です。
便秘解消に効果があると言われている体操はいろいろありますね。その中でも、腹筋は、効果テキメンって言われています。一方で、お腹周りの筋肉を鍛えると便秘がひどくなるという声も聞きます。では、いったいどうしたらいいのでしょうか。
(余談ですが、清原って野球に必要ない筋肉ばっかり鍛えていたから、それが逆に仇になって選手生命を短くしてしまったんですよね。エクササイズは結構たいへんですから、間違った鍛え方だけはしたくないですね。だって辛いのに美味しいリターンがないなんて、僕は耐えられません)
改善すると言われている体操を一生懸命に実践しても、効果が出ないのは、努力がたりないから(すぐそう考える被害妄想はよくありませんね)、ではなく、ポイントがずれているからだということを知りました。
便秘を改善するためにやっていたのは、主に便秘の原因である腸やお腹の筋肉を鍛えて動きを良くしようという目的だったのですが、外から鍛えるのではなく、中の筋肉にアプローチして、運動がしやすい柔軟な腸やお腹をつくる必要があったのです。
となるとやることは絞られてきますね。一つは、腸を柔らかくすること。腸は、筋肉の塊(意外ですね。腸って超マッチョなんですよ!)……しかも常に、ぜん動運動という動きをしていて、腸に溜まろうとする便を外へ排出しています。便秘の場合は、このぜん動運動がうまく働いていないことが多いのです。柔軟な動きだけに、筋肉を強化するというよりも、動きを良くするストレッチが有効です。腸が硬くなって動きが悪くなる原因の多くは不規則な生活ですから、まずは、そこから改善することはもちろんですけどね。
もう一つは、骨盤底筋を鍛えること。骨盤底筋は、内臓の働きを高めてくれます。骨盤底筋は、弱いと内臓が全体的に下に落ちてしまうので、胃腸など下にある内臓が特に圧迫されて動けなくなってしまうのだそうです。ここは、しっかりと骨盤底筋を鍛えなおして、内臓もしゃきっとさせないと、ですよね。
腸は柔らかく、骨盤底筋は鍛えて、朝の5分で便秘解消
では、実際にどういったことをすれば良いかお話しましょう。まず、毎日つらい筋トレのイメージを持つと、やる前からげんなりです。なにせ僕が三日坊主の常連ですから。皆さんに僕ができないような事は勧めませんからご安心ください。
できたらちょっとの時間で……と、すぐに効果を望みたくなりますが、この体操は軽い便秘なら数時間で効果が出ます。多くのの場合はかなり頑固者ですので、すぐには改善できず、日々の努力目標で少しずつ改善していくという感じです。
<方法>
うつぶせに寝転がり、手のひらでお腹をあたためていきます。そうすると、自分で固くなってるところがぽこっと膨らんでいるのがわかります。そこを軽くほぐしていきます。あくまでも軽―くというところがポイントです。硬くなっているところがなくなるまで、もみほぐします。
体操に加えて、酵素類などを積極的に採って腸内環境を中からも改善しよう
このような体操をゆっくりと行うと次第に腸が柔らかくなり、便意も催すようになってくるから不思議です。まずは、ひと月続けてみてください。内臓が変わってくるのが感じられます。
ですが、それだけではやはり足りません。
便秘には日本古来の発酵食品、味噌や納豆、酒粕などに含まれている良質な酵素を補充してあげるのが非常に効果的です。
今回は体操がテーマですので、味噌などの発酵食品の高い機能性に関しては、こちらの記事も参考にしてみてください。
腸や内蔵自体の動きが変わる体操を続け、良質な酵素を積極的に採りながら中からも外からも対処をしてあげる。もしも発酵食品がとりにくい状況であれば、最高の発酵食品である味噌から作られた「なかきれい酵素」をポケットに忍ばせておき、体操の前や終わった後にビールと、いやいや、お水と一緒に飲むようにすると良いでしょう。
便秘解消の皆さんの吉報、お待ちしています!