ある結婚披露宴でのお話
先日、友人の結婚式に招待されました。新郎新婦の初々しい挨拶や友人たちの出し物など、終始スムーズな進行で笑顔が絶えない素敵な披露宴でした。
そんな中で一人のおじさんによるスピーチが始まり、みんな料理を食べる手を止めて聞き入っていました。
『え~、結婚には3つの大事な“袋”がありまして~』
結婚式スピーチの定番です。招待客はみな同じことを思っていたのでしょう、ニコニコ笑顔で聞いていました。
『まず1つめが“堪忍袋”、2つめは“お袋”…』
そうそう、最後が“胃袋”ですよね。誰もがそう思ったはずです。
『そして3つめが、“キン○袋”です』
僕と、僕の隣に座っていた女性が同時にシャンパンを吹き出しました。
これまで終始笑顔だった招待客たちは「え、え、キン○袋って聞こえたの私だけ?」みたいな、動揺を隠せない表情で互いの顔を窺い合っていました。
後で聞くと、このスピーチのオチは昔、北野武が林家三平の結婚披露宴で行ったものらしく、おじさんはウケを狙って喋ったみたいなのですが、あまりに唐突すぎたことと、そんなオチを言う雰囲気のおじさんじゃなかったことで、会場中が一瞬ザワついてしまったようでした。
誰かの結婚式でスピーチを頼まれた時、勇気があるならぜひこのオチをご披露ください。
なぜ日本の和食が健康に良いといわれるのか
えーっと、前置きが長くなりましたが、本題は家族の健康に欠かせない【日本の伝統的な家庭料理】についてです、はい。
なぜ和食が健康に良いかと言うと、「色々な食材を少しずつ食べる」スタイルだから。人間の健康維持には腸内環境の良さが必須なんですが、この腸内環境の良し悪しを担っているのが、1千種類以上もいるといわれる<腸内細菌>です。
しかしこんなに多種類いるわけですから、バランスを保つのが大変!単一の食べ物ばかり摂取していると特定の細菌だけが増殖し、途端にバランスが崩れて肥満やアレルギー、ひいてはガンなど大病の誘因となってしまいます。
また色んな食材を食べると消化・吸収の処理が異なり、特定の臓器だけに負担がかかるのを防ぐことができます。
つまり、野菜や穀物を主とした色んな食材を組み合わせて作る【日本の伝統的な家庭料理】が、健康維持に最も適した食事ということなんですね。
肉じゃがを美味しく作るコツとは?
では、定番の家庭料理の作り方と<美味しく仕上がるコツ>をひとつ。
とここで、いつもなら味噌汁について語るところですが、今日はベタに【肉じゃが】にしようかなと思います。みんな好きでしょ?肉じゃが♪
<参考リンク>
【肉じゃが】2人分
肉は牛でも豚でもOK、他のメンバーは玉ねぎ・人参・糸こんにゃく、彩りにきぬさやもあるといいですね。
1. 材料を好きな大きさに切り、ジャガイモは水にさらしてアク抜き
2. 昆布とかつおで取った出汁300cc(粉末でも可)に醤油とみりん<各大2>、砂糖<大1/2>を入れて混ぜておく
3. 油を引いた鍋でジャガイモ&人参を炒め、軽く火が通ったら中火にして【2】を入れ、肉と玉ねぎを投入
★煮汁が温まらない内に、肉をほぐしながら入れるのがポイント。肉の旨みが煮汁にじゅわ~っと溶け出しますよ
4.煮立ったらアクをすくい、落し蓋をして10分ほど中火で煮る
5.ジャガイモの中心部まで火が通ったら、煮汁が半分になるまで煮詰め、火を止めて数時間冷ます
★煮物は一度冷まして、味を染み込ませるのがコツ!
6.食べる前に再度火を入れ、味を調整して完成~
大事な“胃袋”のために日本の伝統的な家庭料理を
いかがでしたか? コツさえ押さえておけば簡単でしょ☆
他にはご飯と味噌汁、ちょっとした副菜に漬物なんかがあれば栄養的には十分です。ぜひ夫婦で仲良く作ってお互いの胃袋をつかんでくださいね。