ぽっこりお腹の原因は、胃腸が下がっているから
身体を動かすのに良い季節になってきましたね。晴れた日の朝、目が覚めると身体を動かしたいなあと思います。
疲れがたまっていると、「やっぱり今日は家に引きこもってウダウダしていたい」と思ってしまう僕なのですが、夏の爽やかな気候に誘われ(?)ると、外に出て身体を動かしたくなるものです。
そんな僕が最近に気になるのが、ぽっこりとでてきた下腹部。ダイエットによって、全体的に少し痩せてきたかなと思っている僕にとっては、このぽっこりお腹は気になって仕方がありません。体重が減ってきてもぽっこりはなくなりませんし、便秘気味なのも気になります。
元広島カープの江夏豊のような「でっぷり腹」というほどではありませんが、ちょっとタイトなインナーを着て鏡に向かうと、かなりの存在感にゲンナリしてしまう事も。男性だって、ボディラインのキープはやっぱり大事なんです。だから気になるんです。
僕と同じような症状なら、胃腸が下がっているのかもしれません。胃腸が下がると、まずお腹がぽっこりとしてきます。これは、胃が下がってきたことで、腸が圧迫されるからです。腸が圧迫されると、腸の運動がうまく働かず便秘になりやすいというサイクルがあります。
胃腸が下がる原因としてまず考えられるのが、運動不足です。日々どうしても運動量が減ってくる僕たちにとっては、意識せずに運動不足を解消できません。
しかし、お腹にある腹直筋や大腰筋腸骨筋など内臓を支えるインナーマッスルは、わりと簡単に衰えてくるのです。逆にいえば、ちょっとした運動や柔軟体操を続けることで、インナーマッスルは鍛えられ、胃腸を押し上げることができます。
腸は意外と大切な器官、だからこそケアしたい
腸は、もともと人が生きるために大切な器官です。ここでは、毒素を出して血液をつくる作業が行われているからです。普段摂取した食べものから血液はつくられますが、これらは骨髄ではなく、消化された食べ物が絨毛で変化したものなのです。ですから、腸はとても大切な役目を持っています。
結構宇宙的(神秘的と言った方がいいんですかね?)な話になるのですが、腸に関しては面白い話があります。
それは、私たちが生まれる前、人として胎内にいるときの腸に関する話です。体内では、まず腸がつくられ、腸から栄養を得て他の部分がつくられていきます。そのため、腸には脊髄神経よりも多い1億もの神経細胞があります。しかも、それらのほとんどは脳につながっていないので、単独でも機能できる能力が高いことになりますね。
また、腸の免疫機能は大変高く、体のなかの免疫力を100とすると、そのうちの70以上が腸にあると言われています。つまり、体の排泄に関する機能はほとんど、腸にかかっていると言っても過言ではないのです。
その代表的な働きが、排便ですね。ですから、腸の動きが悪くなるとすぐに便秘になったり、ぽっこりお腹になったり、張りなどを感じたりするようになったりします。
(腸のパワーアップ方法に関しては、「腸の消化力を最大化させるサプリメントの秘密とは?」にも詳しくまとめてありますので、そちらもぜひ参考にしてみて下さいね!)
腸マッサージで、腸を強化しましょう
腸マッサージは、腸をお腹の上から、さすったり、もんだりして、固くなった腸をリラックスさせてあげるマッサージです。これを継続すると、インナーマッスルも強化でき、すっきりとしたお腹をつくることができます。
腸マッサージでは、お腹を柔らかくして腸内環境を良くする効果があります。また、同時に身体の歪みを改善しますので、バランスの良い体型になります。また、便秘の改善のために筋肉を鍛えるということにもつながるようです。
しかも、このマッサージは自分でやることができますから、ぜひ日々の生活の中で取り入れてみましょう。ポイントとしては、リラックスすること。あとは、腸を意識してお腹を撫でるだけです。
まずは深呼吸をして、身体全体の緊張を抜きます。立ったまま手を重ねておへその上あたりに置き、左右に腸を意識しながら手を滑らせます。
寝ながらする場合は、膝を立てて横になり、立ってやるときと同じように行います。1日3分程度行うのが効果的と言われています。おすすめのタイミングは、入浴中です。体がほぐれていますので、効果が高いのでしょうね。
便秘が気になる人は、さする動作に加え、腸をギュッギュッと時計回りに押していくマッサージが効果的です。
腸の環境はマッサージだけでなく、普段の生活習慣や食事によっても大きく影響を受けます。普段から腸の活動を活発にするために、消化酵素をはじめ、消化を助ける食物を摂って、不足することのないようにしましょう。
……となればやっぱり、朝は発酵食物ですよね。