何をどう信じればいいのやら
「これは体に良いですよ」と言われて「そっかぁ」と気軽に納得できるほど、世の中は単純ではなくなってきました。最近はテレビでも、「過去の常識は間違いだった」という内容の番組も増えてきましたね(「今でしょ!」の先生が出てくる番組にそんな内容が多いですね)。
「風邪のときの風呂は望ましい」「傷口の消毒は実はNG」などなど。
おばあちゃんの知恵袋はどこへ行ってしまったのやら。何が正解なのかわからなくなってしまうときが多々あります(僕はおばあちゃんの知恵袋信用派ですが)。
よくよく考えると「あれ、おかしくない?」と思うこともあれば、そんな専門的なことは専門家じゃあるまいしわからない、ということもあります。その結果、「わからない」が答えになってしまっているのが今なのかもしれません。
特に、健康ブームに乗っかって出てきた多くのサプリメントは、その効果がすぐに実感できる薬とは違い、なかなか信じがたいところではあります。
最近の流行りと言えば、やはり酵素ですね。酵素ドリンクと名のつくものはたくさん出されていて、どれが良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか。酵素は高次のアミノ酸化合物で、吸収・分解の働きを体内で行なっています。
しかし酵素は繊細で、体内ですぐに分解されてしまうため、効果を期待している部位まで届いているのかはわかりません。また、熱に弱いことから、生きたまま摂ることはとても難しいと言われています。
酵素ドリンクの効果がないわけではなく、髙い効果が得られにくい、ということです。
本物の酵素を探し当てよう
酵素サプリメントにはドリンクタイプだけでなく、いろいろな種類のものが出ています。それぞれ酵素だけで作られているわけではなく、いろいろな栄養素がバランスを考えて含有されています。さらに熱の対策や、体内に入ってから腸などに生きたまま届くようにするための研究もされています。
そもそも酵素は、体内に不足する分だけを食品から摂るものだったはずです。ですが、熱に弱いことなどから直接摂るのが難しく、体内の酵素不足を補えないことから、健康食品として摂取するようになったのです。
それぞれの酵素を含有する健康食品の特徴を吟味して、自分にとって最良のものを選び出す必要があります。
うちのなかきれい酵素は、消化パワーを最大限に発揮することにこだわって、カプセル状にいきついています。
「なぜ酵素を摂るのか?」に立ち返ってみたらどうだろう
あれもこれもって見ていくと、「あれ? そもそもなんで僕たちは酵素を摂ろうと思ったんだっけ?」と頭の中で「?」がどんどん増えていきます。そう、健康食品として摂っているわけですから、どんな健康を気にしていたのかを振り返ってみる必要があります。
せっかく食品として摂るので、必要な栄養素がたっぷりと入っているに越したことはありません。でもいくらガブガブ摂っても、それが効果のないものであれば、体の中を通りすぎるだけです。しかも、酵素の場合は単に通りすぎるのではなく、体内の貴重な酵素を分解するために使ってしまうという、悲しいサイクルを起こしてしまいます。
それがどんな酵素で、どのように作られているのか。そんなことを考えながら酵素を選ぶと、酵素は決して謎の存在ではなく、力強く体をサポートしてくれる健康食品と感じられるようになります。
そして、体内の酵素も体外から取り入れる酵素も、共に無駄遣いしないようにすることも大切です。暴飲暴食は酵素の乱用に結びつきます。これからの季節、思い当たることが増えそうですから、酵素を思いやる気持ちを忘れないように日々、健康的に過ごすよう意識しましょう。
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