今年の夏は、本当に暑かったですよね。
なんとなく毎年のように「いや~今年の夏は暑いですよね~」なんて話題を振っている僕ですが、一変して季節はもう秋となりました。
秋と言えば、実りの秋・芸術の秋・食欲の秋――。
いやいや、食欲の秋を理由に思うがまま食べ物をむさぼり、体に脂肪が実ってしまったなんてオチだけはつけたくないものです。
――なんて話をしつつ、僕はテレビで放送されていた『平成狸合戦ぽんぽこ』を観ながら、登場するたぬきたちの体つきに親近感を覚えるのでありました。
さて、たぬきでしたら、お腹がぽっこりしていてもかわいいですよね。赤ちゃんも、丸みを帯びたぽっこりしたお腹はかわいらしいものです。
これが大人になると?
……かわいいではなく、残念ながらメタボですね。
そんな現代人の悩みのひとつ、「お腹のぽっこり」ですが、ぽっこりする原因がもちろん……ありますっ。今回は、あなたがお腹だけぽっこり出てしまう3つの理由と対策を紹介します。
お腹がぽっこり出てしまう人、必見ですよ!
原因1「腸」
「はま通信」では、幾度となく腸についてお伝えしてきたかと思います。
――そう!ぽっこりお腹の原因は、腸にあります!
主な原因と言っても過言ではないほど、腸とお腹は密接に関係しているんです。特に体を全体的に見ると痩せ型なのに、なぜか下腹だけぽっこりしているタイプの人は要注意! まさにあなたは、腸の危機にあるのかも知れません。
実は、腸が本来あるべき位置よりも下がってくると、体はさまざまな反応を見せます。
例えば、下痢や便秘を繰り返したり、続いたりといった症状としても現れます。食事中の方には申し訳ありませんが、少しだけ排泄についてお話しましょう。
よく「便秘になるとお腹がぽっこりする」というのは耳にするかと思います。腸内から不要な便が排出されないので、必然的にぽっこりするケースですね。
一方で、「下痢気味なのにお腹がぽっこりしている」という人も多いのです。こちらのケースでは、腸が正しい位置よりも下がってしまうことで、腸を守ろうと下がってしまった場所に脂肪がつきやすくなってしまいます。
こうなることで、 腸が下がる → 体が腸を守ろうとする → 外敵から守るために脂肪を蓄える、といった悪循環スパイラルが誕生します。
健康的な体を維持するには、腸って超大事ですよ。
原因2「肥満」
「肥満」と書くと、“お腹がぽっこり”どころではなく、全体が“ぽっちゃり”していると思ってしまいますよね。しかし、現代人には「隠れ肥満」が増加傾向にあることはご存知でしょうか。
原因1でお伝えしたとおり、腸の位置や腸内環境が悪化すると、お腹がぽっこりと出てしまう人が多くいます。
一見するとスレンダーな人は、ぽっこりお腹が重症化しないと気がつかない人も多いんですよ。その原因が「全体的に見ると痩せているから」です。
自分自身の中で、痩せていると自覚がある人は、当然ですがダイエットってしませんよね。
ですので、体脂肪率が標準数値よりも高いけれど、体重は標準範囲内という隠れ肥満のタイプは、実は肥満が原因で下腹がぽっこりしてしまうことも多いそうです。
原因3「老化」
はい。もうこの単語を出してしまうと、どうしようもないなんて総ツッコミを受けることも多いんですよ。
でもね、やはり原因は原因。なので、きちんとお伝えしようと思います。
お腹がぽっこり出てしまう3つ目の理由は、なんと「老化」です。嫌ですよね~年はとりたくないものですよね~。
と言っても、年齢を重ねることで必ずしもお腹がぽっこり出てしまうというわけではないんです。例えばですが、還暦を迎えた郷ひろみさん。その体は若いころ(失礼)のまま、とってもスレンダーですよね。
性別は違いますが、郷ひろみさんと年齢が同じ、タレントの上沼恵美子さんを思い出してください。
……はい。大阪では絶大な人気を誇る上沼恵美子さんですが、体型は? と聞かれると、年齢相応だと僕は思います(とっても失礼な奴ですね)。
年齢と共に筋肉が衰えてくるのは有名な話ですよね。ぽっこりお腹対策で重要になるのが、「腸腰筋」の存在です。
腸腰筋とは、腸骨筋と大腰筋の総称です。骨盤に直結する位置にあり、この筋肉が衰えることで骨盤が後ろ向きに開いてしまいます。そして太りやすい体へとゆっくり変化し、やがてはぽっこりお腹の原因となるのです。
腸腰筋は、30歳ごろから急速に衰え始めます。ですので、早め早めに腸腰筋エクササイズを始めると、筋肉の老化を食い止め、ぽっこりお腹対策にも効果が期待できます。
生きていく以上、老化だけは避けては通れない道です。だからこそ、毎日の生活にちょっとしたストレッチを取り入れて、ぽっこりお腹にサヨナラしましょう。
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