朝はスッキリしていたのに、夕方になると毎日どんより。靴を履くのもなんだか痛い! 特に冬場なんて、ロングブーツを履いて颯爽と街中を歩きたいのに……。
あーもう! こんな悩み、私だけなのかなぁ?
――はい。冬が近づいてくると、街中ではこんな悩みを抱えている女性と多く遭遇します。朝はロングブーツが問題なく入ったのに、夕方になるとファスナーが上がらない。これってどうして?
こんなクイズができそうなほど、最近はふくらはぎのむくみに悩まされる女性が多いようです。
ふくらはぎがむくむ原因ですが、長時間ずっと同じ姿勢でいることや、疲れや冷え性などによる影響が挙げられます。他にも塩分の高い食事が続いたとか、女性であれば月経中などの女性ホルモンバランスが崩れやすい時期にもむくみやすいそうです。
「え? むくむ原因がまったくない日なんて1日もないっ!」
なんて思った人もいるでしょう。
けれども、安心してください。ふくらはぎのむくみは改善できますよ。
「泣きな。いくらでも、気のすむまで泣いたらいいんだよ」
むくみはつらい! だから、気の済むまで泣いたあとは、どうか前を向いてふくらはぎ改善マッサージに挑戦しようじゃありませんか。
そこで今回は、ふくらはぎのむくみ改善マッサージ術を披露します。……ちなみに、今回登場したこのセリフは、第27作『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』に登場します。
ふくらはぎのマッサージ前にアソコをほぐそう
ふくらはぎがむくんでしまうと、ふくらはぎに直接の刺激を与えて、むくみを解消しようと考えますよね。
ですがその前に、どうかマッサージをしてほしい“アソコ”があるのです。
さあ皆さん、どこかおわかりでしょうか?
ヒントは、「リンパの流れ」ですよ! どうですか? わかりますか?
――それでは、正解の発表です。
正解は、「そけい部」。つまり、太ももの付け根を入念にマッサージしましょう。
この場所はリンパの流れが滞りやすいため、いくらふくらはぎをマッサージしても、そけい部の流れが悪ければなかなかむくみが解消されません。
ですから、まずはリンパの大きな流れを改善することから始めましょう。
マッサージ方法は、仰向けになり、骨盤の出っ張っている部分のすぐ下を両手で優しく押さえます。骨盤下から足の付け根までを優しく押しながらマッサージしていると、こっている部分や冷えている部分が見つかります。そんな部分を優しくさすってあげましょう。
ふくらはぎは下から上へが基本マッサージ
そけい部を十分にほぐしたら、いよいよふくらはぎのマッサージに入ります。
ふくらはぎの簡単なマッサージ方法としては、まず、ひざを立てた状態で座ります。ふくらはぎ部分の下まで手のひらを移動させ、足首からふくらはぎにかけて、やや力を入れてマッサージを行います。少し力をこめてさするイメージですね。
このマッサージでは、特に回数や時間は気にしなくて大丈夫です。ふくらはぎがむくんでいれば少し柔らかいような手触りになりますし、疲れがたまっているとコリとして症状が現れます。
もし、こっている部分を見つけたら、下から上に押し流すように力をこめてマッサージを行いましょう。
セルフマッサージのポイントは、必ず下から上に押し流すことです。間違えて上から下にマッサージしてしまうと、むくみ解消にはつながりませんのでご注意を。
セルフマッサージをパワーアップ!
ここまで、リンパの流れを整えるための「そけい部マッサージ」と、ふくらはぎのむくみを即時にとるための簡単なマッサージ方法を紹介しました。
けれど、忙しい現代人にとっては毎日15分程度とはいえ、マッサージのための時間を取るのは難しいなんて人もいますよね。
そんなときには、ぜひ「文明の利器」の力を借りちゃいましょう。最近の美容家電では、足だけのマッサージが行えるものや、ハンディーマッサージャーなどのさまざまな種類のマッサージ機が販売されています。
価格帯も幅広く、小型のハンディーマッサージャーであれば、1,000円以下で販売されています。ふくらはぎのマッサージに特化したひざ下専用のマッサージ器具であれば、お値段は1~3万円くらいの商品の人気があります。
セルフマッサージに加え、マシンによる強力なマッサージを行うと、翌朝にはすっきり、むくみ知らずの足に復活します。
忙しい僕らにとっては、わずかな時間も貴重。しかも、セルフマッサージを続けなければと思うと、心にも負担がかかります。セルフマッサージだけでも難しいという人は、美容家電の力を借りてのメンテナンスもおすすめです。
むくみについて「もっと知りたい!」と思った方は、関連記事「むくみの原因は生活にあり!日常で心掛けたい3つのこと」も大変参考になると思いますので、この機会に一気に勉強してみちゃってください!