「あなたは、もう、忘れたかしら?」
赤いてぬぐいをマフラーにしていた時代もありましたね。木綿100%で作られているてぬぐいは、保湿力・保水力もバツグンです。だから、肌寒い日のマフラー代わりには最適でした。
「若かったあのころ、何も怖くなかった。」
あなたの優しさよりも、本当に怖いのは体の冷えです。「冷え性」と言ってもさまざまなタイプがありますが、やはり多いのは、手足の先に冷えを感じるというケース。手足の先が冷える人には共通して、とある問題がある場合が多いようです。
今回は、手足の冷えに注目し、改善すべきポイントを一緒にチェックしましょう!
Check1 おなか、温かいですか?
手足の冷え性に悩む皆さん、ご自身の冷たい手で、そっと自分のおなかを触ってみてください。
どうですか?
……え? ぜい肉と言う名の脂肪がついてる?
ま、まあ今回は脂肪のことは置いておくとして、おなかの温度に注目してみましょう。おなかを触ってみた結果、温かく感じましたか? それとも、ひんやり冷たく感じましたか?
手足の先、いわゆる「末端冷え性」の状態になってしまうと、ついつい冷えている手足の先だけを温めれば良いと思ってしまいがちです。が、これが末端冷え性の落とし穴!
体の冷えは実は、内臓から来ている可能性が高いのです。手足だけを温めてもなかなか冷え性が改善されないという人は、体の内側、つまり内臓も冷え切ってしまっている可能性があります。
しかも内臓が冷えてしまうと、消化器などをつかさどる内臓をまず温めるべく、血液が腹部に集中します。血液が腹部に集中してしまえば、手足の先まで温める余力は残されず、結果として、恒常的な手足の冷え性につながってしまう、というわけです。
Check2 どんなパンツが好き?
――決してセクハラ発言ではないことを、まずは宣言したいと思います。
とにかく真面目な「はま通信」。
末端冷え性を改善するために、皆さんに“真面目に”聞きたい質問です。
Check1で紹介したとおり、末端冷え性の原因としては、まず「内蔵の冷え」が挙げられます。ですから、日常生活でも「体を冷やさない工夫」が大切になります。
特に、インナーアイテムは肌を保湿するだけでなく、適度な温度を保つためにも重要な役割を果たしています。若い女性の皆さんが好むスタンダードなショーツは、割と浅めな作りでへそが隠れないタイプも多いですよね。
ですが、それでは冷え性改善のために温めなければならない「腹部」が、冷えたままの状態となってしまいます。
そこで登場するのが、昔ながらの冷え性対策アイテム「腹巻」です。季節を問わずおなかを温め続けるためには、この腹巻の利用がおすすめです。
腹巻というと、どうしても男性や高齢の方が愛用しているイメージがありますが、最近は腹巻一体型のオシャレなパンツも通信販売などで発売されています。腹巻に見えないデザインのものも増えているので、冷え性改善のためにも、ぜひ腹巻を試してみてください。
そして、冷え性改善に大切なのは、パンツだけじゃありません!
とにかく明るいはま通信では、冷え性を栄養面からアプローチする方法も考えました。よろしければ、下記の記事もあわせてどうぞ。
「モデルみたいな美肌をめざす!決め手は3つのビタミンの必要性」
Check3 からだ、動かしてる?
手足の冷え性に悩む皆さんに、ずばり質問します!
体を動かす習慣はありますか?
体を十分に温めるためには、適度な筋肉が必要となります。末端冷え性の人の多くが、実は運動不足気味だったという話もあります。
運動をすることで、自然と体内の血流はアップします。つまり、普段の運動習慣がない人は血行が悪くなりやすく、細かい血管にまで血液がまわりにくくなり、結果として手足の末端が冷え性になってしまう、というわけです。
手足の冷え性を改善するためには、常温~温かい温度の水分をしっかりと補給し、手足を「グーパーグーパー」と開いては閉じる運動を行なってみましょう。この軽い運動を繰り返すだけでも、手足の先が冷えるタイプの冷え性が改善されるケースも多いですよ。
運動が苦手な人には、リンパマッサージもおすすめです。手を開き、指を1本ずつ末端から付け根に向かってマッサージを繰り返します。末端冷え性の改善には、まずは血流改善から。ぜひ、毎日続けてみてくださいね。
それでも冷え性が治らない人は、もしかすると、体に病気が隠れている可能性もあります。冷え性を起こしやすい症状としては、低血圧や貧血、膠原病や甲状腺機能低下症が有名です。
どうしても冷え性が改善しないときには、一度、病院を受診することをおすすめします。