冬太り。
こんな言葉が定着しちゃいましたね……いやはや、冬は寒いし、できるかぎり暖かい部屋に閉じこもって過ごしたいものです。
僕が好きな野球も、冬場はオフシーズン。ですから、夏場のようについ応援に熱が入るという状態でもなく、まったりとした時間を過ごしています。
そういえば、冬太りに関連して、「太りやすい体質」って聞いたことがありませんか?
「私、両親が太っているから遺伝子レベルの問題なんです~」なんて話している女性にも実際に会ったことがありますし、僕自身も社会人になり、2年間で約20kgも太ってしまったという過去を持っています。
「ああ……僕も太りやすい体質なんだ……」なんて言い訳していた時代(歳のせいにしましょうかね)もありましたが、実際に「太りやすい体質」とはあるのでしょうか?
そこで今回は、俗に言う「太りやすい体質」とは何か、その改善法はあるのかどうかなどを探ってみたいと思います。
人は誰しも「太りやすい体質」なのか
そもそも人は、誰しも「太りやすい体質」なのでしょうか?
「体質」という言葉が使われているように、誰しもが太りやすいというわけではありません。
太ってしまう一番の原因は、僕たちの体に蓄積される脂肪細胞であり、それは加齢に伴って増減しています。思春期までは脂肪細胞が急激に増える時期もありますが、最近の研究で、大人になっても脂肪細胞は増えることが判明しました。
一方、よく雑誌のダイエット企画で目にとまるのは「痩せ型」や「ぽっちゃり型」なんてキーワードですね。
体型をフルーツに例え、痩せている人はバナナ型、下半身が太っている人を洋ナシ型、腹部がぽっこり出ている人をリンゴ型とも呼びます。これらは、体のどの部分に脂肪が多くついているかによって体のシルエットが変わるものですね。
ですから、すらっとしたバナナ型は、体に余分な脂肪がついていない太りにくい体質の人が多いと言えます。また、洋ナシ型やリンゴ型には、親・祖父母といった近親者に肥満体質の人がいるなどの、遺伝子レベルで太りやすい体質の人も稀にいるようです。
「遺伝子レベル」にも一理あり!
「太りやすい体質」には、日常の生活習慣が大きく影響しているのは明らかです。
しかしながら、どんなにダイエットをがんばっても、生活習慣を改善しても痩せないという人も中にはいます。太りやすい体質に陥ってしまう人に共通して、両親や兄妹など育ってきた環境の中で、「ぽっちゃりした人」が身近にいたというケースが多くあります。
太りやすい体質の原因の7割程度は生活環境が影響していると言われていますが、残りの3割は遺伝によるものだとも言われています。
最近では太りやすい遺伝子を持っているかどうか、簡単に調べられる検査キットも販売されています。医療行為ではないので、調査会社からキットを取り寄せて、送り返す形での検査となりますが、精度も高いという話でした。
「なんだ~太っているのは遺伝レベルの問題か〜! じゃあ痩せられなくても仕方ないよね!」なんて思ってしまった、そこのあなた! そう、あなたです!
遺伝子レベルでわかることは、あくまで「太りやすい条件の遺伝子を持っている」という点だけです。
ですから、「遺伝子レベルで太りやすいから~」なんて自分に言い訳をして好きな物を好きなだけ食べるような生活を送ってしまうと……。結果は、皆さんのご想像にお任せしましょう。
思い立ったが吉日!
今日から、ダイエットをスタートしてみませんか?
特別な道具は一切不要。以下の記事では、今からでもすぐに試せるダイエットの考え方をまとめています。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
太りにくい体質に改善しよう
僕なりに、自分の体を太りにくい体質に改善する方法を考えてみました。
まず思いつたのが、基礎代謝量のアップですね。体の基礎代謝を上げることで、日常生活での消費カロリー量もアップします。そこで必要となるのが、「筋肉」です。体の脂肪よりも筋肉が多ければ、筋肉を維持するため、自然と基礎代謝量がアップします。
さらに、生活習慣の改善も大切です。
少し失礼な話になりますが、太っている子供の家庭は、両親も太っているというケースが多いんです。これは、生活環境が親子で似ているので、太りやすい食生活を子供がそのまま受け継いでしまい、必然的に適正体重よりも太ってしまうそうなんです。
しかも、太っていた子供が親の影響を受けたまま成人し、そのまま食生活をはじめとする生活習慣が変わらなければ、急に痩せることは非常に難しいとも言われています。
ですから、食事や睡眠といった生活習慣を適切に整えることで、太りにくい体質へと変化します。良質なタンパク質を多く含んだ和食を中心にメニューを組み、毎日十分な睡眠時間を確保するだけでも、体質は良い方向へと変わっていきますよ。
忘れてしまいがちですが、体の冷えも基礎代謝を下げてしまう原因になります。特に冬場の寒さは体への影響も大きいですから、冷やさないように注意が必要ですね。
大切なのは「想像力」
人間の脳は不思議なもので、痩せた自分の姿をイメージできないと、なかなか痩せることができないとも言われています。付け加えると、人間の脳は、最大体重まで太っていたときのことを忘れることができません。
だから、どれだけダイエットをがんばっても、少しの気の緩みでリバウンドをしてしまうのです。
ダイエットやプロポーションを維持するために大切なのは、「想像力」。理想の体型を手に入れた姿を常にイメージすることが、太りやすい体質から抜け出すためには必要なことなのです。