今回の日本漬け物紀行は、兵庫県をピックアップ!

 

なぜだか「兵庫」と呼ばれるよりも、「神戸」と言ったほう注目を集めやすい兵庫県。いやはや、兵庫県も結構な広さがあり、神戸市だけでなく、そのほかの地方にもおいしいものがいっぱいあるんですけどね……。

 

何と言っても大きいのは、海の幸・山の幸に恵まれている点。
海外から停泊する大きな港もありますから、輸入食品も豊富にあります。

 

そんな兵庫県内で、気になる野菜の漬け物を発見しました。

 

それが……「ドイツ瓜」です。
みなさん、ドイツ瓜ってどんな“瓜”だか、ご存知ですか?

 

今回はこの、「ドイツ瓜」の漬け物をご紹介します。

 

なぜか日本各地にある、“ドイツ”名義の存在。千葉県と岡山県には、“ドイツ”を名乗る公園もありますからね。そんな気になる「ドイツ瓜」の漬け物について、まとめました。

 

兵庫県で愛される瓜の漬け物

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まずはドイツ瓜の前に、兵庫県内で愛されてきた「瓜」の漬け物の話から。
「瓜」は縄文時代の頃、日本に伝わったと言われており、とても歴史の長い食べ物です。

 

漬け物として食べても良し。
完熟を待って、フルーツのように食べるも良し。

 

そんな瓜ですが、現代は品種改良が行われ、種類も豊富。兵庫県内にもいわゆる「ご当地ウリ」があり、ペッチンウリ(妻鹿メロン)と呼ばれています。これは、マクワウリと洋種メロンとの交雑種。1927年に名付けられ、地元農家の方たちが栽培を続けています。

 

ドイツ瓜の名前の由来は?

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兵庫県内では有名な、ペッチンウリ。
全国的には、「ハヤトウリ」と呼ばれる品種が近いですね。

 

そんなペッチンウリですが、丹波笹山地方では、日本でも珍しい瓜が栽培されています。

 

それが「ドイツ瓜」。

 

――なぜ丹波笹山でドイツなのか。ドイツ由来の瓜なのか。
そもそも、ヨーロッパでピクルスに使われているのは、瓜の仲間なのか。

 

その理由がわからず、考えて考えて考え抜いた結果。
……便利な、インターネットに答えを求めてみました。

 

すると、名前の由来を発見!

 

「昔は珍しいものに外国の名前をつけることが多かったから」

 

――という説があるようです。

 

なんだよ! ドイツ全然関係ないんかっ!?
……なんて、心の中でツッコんだことは、ここだけの秘密ということで。

 

このドイツ瓜、表面に凹凸があり、模様がしっかりとしているという特徴があります。完熟すると、フルーツのように甘くおいしく食べられるそうな。

 

他の地域では完熟したものを食すようですが、丹波笹山ではこのドイツ瓜を、さっぱりとした風味の漬け物にして楽しむようです。

 

現地で楽しめる貴重な味

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笹山地方で作られているドイツ瓜は、塩漬けにして食べるのが定番との話。

 

朝に収穫したドイツ瓜を刻んで、塩や浅漬けの元で、さっぱりと漬け込む。漬け込んだドイツ瓜を冷蔵庫内で保存すると、お昼にはもう食べられるほどに漬け込みも早いそうです。昆布やニンジンといった食材と一緒に長く漬け込んでも、おいしくいただけるとか。

 

僕が食べたのは浅漬けだったので、基本的にはあっさり味。
ですがその中にも、一般的な瓜よりも強い甘みを感じられておいしかったです。

 

このドイツ瓜は、他にも麹漬けやぬか漬け、甘酢漬けなど、さまざまな漬け方ができる食材です。しかし一方で、今はまだあまり有名なものではありません。

 

なので、兵庫県に足を運んだ際には、ぜひドイツ瓜の漬け物を召し上がってみてください。夏場限定の味わいは、さっぱりとしていて、最高においしいですよ!

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