僕は、デパートなどで開催される「ご当地物産展」が大好きです。

 

現地に行かずとも、地方のうまいもんがデパートの催し物会場に集結する――。
そんな、夢のような空間が大好きなのです。

 

なかでも特にお気に入りなのが、九州物産展です。九州と言えば、以前から当ブログでも、たびたびうまいもんを紹介してまいりました。

 

そこで今回は、意外とあまり触れていない福岡県をご紹介!福岡県と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?

 

僕はと言うと、まず2つの食べ物が思い浮かべます。
それが「辛子明太子」と「高菜漬け」。

 

福岡において、お土産人気ランキング1位を独走中なのが、辛子明太子。
そして、九州ラーメンのトッピングやチャーハンの具材に欠かせない、高菜漬け。

 

いずれも福岡の名産品であり、人気の高い“漬け物”です。そこで、今回の福岡FOOD紀では、漬け物界の2大巨塔「辛子明太子」と「高菜漬け」をご紹介します。

 

Case1 不動のお土産人気ランキング1位「辛子明太子」

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福岡県内には、さまざまな辛子明太子屋があります。

 

お土産品としてはもちろんですが、切り落としや贈答用には向いていない辛子明太子は、一般家庭向けの食材として普及しています。……というか、お土産品や贈答用の辛子明太子は、結構な高級品なんですよね。

 

原材料は、助刀鱈の原卵。11月~4月の寒冷期に収穫したものを、漬け物用に利用します。この原卵選びが辛子明太子の食感を決めるので、各メーカーが特にこだわっている部分でもあるのだとか。

 

漬け込み作業では、魚醤や唐辛子などのさまざまな材料を混ぜ合わせた液に漬け込みます。生ものを漬け込むわけですから、手間隙もかかりますし、徹底した衛生管理のもとで行われる作業となります。

 

そして、僕たちが日ごろ食べている「辛子明太子」になるのです。赤みを帯びた魚卵はプチプチとした食感があり、ピリッと口の中に広がる辛味もまた、何とも言えないですよね。

 

Case2 九州ラーメンのトッピングに欠かせない「高菜漬け」

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九州を代表する漬け物のひとつに、「高菜漬け」があります。

 

現在はメジャーな高菜漬けですが、関東地方での知名度はまだまだ低め。
まず、“高菜”そのものを見たことがないという人も少なくありません。

 

九州でメジャーな高菜漬けは、塩で下漬けした高菜を本漬けしたもの。いわゆる「塩漬け」ですが、特徴として赤唐辛子を一緒に漬け込む点が挙げられます。高菜自体が辛味のある葉物野菜ですが、そこに赤唐辛子を合わせることで、さらにピリ辛感が増すのです。

 

高菜漬けといえば、九州とんこつラーメンのトッピングとしても有名ですね。濃厚なとんこつスープに高菜の辛味が加わり、独特な風味が後を引きます。

 

高菜漬けは家庭でも簡単に作れます。まず最初に、綺麗に洗った高菜を適量の塩で漬け込みます。下漬けが終わったら、塩・米ぬか・赤唐辛子などを一緒に漬け物樽に入れて、本漬けを行います。

 

シンプルな材料だからこそ、鮮度の良い高菜が求められます。
高菜の生産が盛んな九州だからこそ、誕生した漬け物と言えますね。

 

福岡の2大うまかもんのコラボ

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辛子明太子と高菜漬け。
僕の中では、福岡の「2大うまかもん」です。

 

どちらも譲れない2大巨塔。
白い巨塔の世界であれば、財前か里見か――なんて悩むほど、ゆるぎない2トップです。

 

そんな2大うまかもんですが、最近は、コラボも少なくありません。

 

例えば、辛子明太子のパスタに高菜漬けが入っていることも。辛子明太子のプチプチとした食感と辛味に加えて、高菜漬けの辛味と後味がよく合います。他にも、高菜チャーハンに辛子明太子が少し入っただけで、一気に辛味も風味もアップして、これまたうまい!

 

辛いもの×辛いものなので、塩分が多少は気になるところですが……うまいんだから仕方ない!「辛子明太子」「高菜漬け」という福岡の2大うまかもん、おすすめですよ!

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