偏食が多いと言われる芸能界
「基本的には好き嫌いはないですよ」という人であっても、よくよく聞いてみると必ず好きな食べ物と嫌いな食べ物があります。子供の頃はそれほどでもない人も、大人になると誰も指摘しなくなるので、どんどん好き嫌いが進み、偏食の一途をたどるわけです。
中でも有名人には、どうも偏食がちな人が多いような気がしますね。
例えば、南明奈さんはあの細い体で、コーラやオロナミンCといった糖分たっぷりのものばかり飲んでいるのだそうです。
また、志田未来さんは、ブロッコリーや玉ねぎ、キャベツ、牛乳などがダメだという話。ですから、それらが入った料理も一切食べないそうですよ。
聞くところによれば、小泉今日子さんもポテトチップスとコーラが大好きだったため、アイドル時代はお肌が荒れ放題だったということでした。
このような偏食は、百害あって一利なしです。偏食で一番心配なのは、体に必要な栄養素がきちんと摂れず、バランスが崩れ、病気になってしまうことです。体のバランスが崩れてしまえば、生活習慣病になるリスクは一気に高まります。
最近増えたと思いませんか?芸能人の心筋梗塞
生活習慣病で怖いのが、「心筋梗塞」です。
ニュースでも、最近よく聞くようになりましたよね……。
少し前になりますが、天海祐希さんは、2013年に軽度の心筋梗塞で入院されました。今は治療を終えて復帰していますが、当時は驚いたことを覚えています。残念ながら亡くなってしまわれた方としては、安西マリアさん。彼女の死因も心筋梗塞です。
「アスリートだから大丈夫!」というわけではないのだと実感したのが、龍虎さんや魁傑將晃さんのニュースです。相撲業界を牽引した方の死は、本当に勃然の訃報でした。
そして、サッカー界に突如走ったニュースが、松田直樹さんの心筋梗塞でした。練習中に急性心筋梗塞を発症し、そのまま姿をまた見ることは叶いませんでした。松田さんは34歳、しかも現役のアスリートだったことが、強く心に残った理由かもしれません。
心筋梗塞って、本当に怖いですよね……。
ですが、これも偏食――もとい、野菜不足が原因になりうる病気のひとつなのです。
野菜不足は心臓病の原因になる
最初に話した偏食はもちろん、野菜不足から抗酸化物質の不足が起きると、動脈硬化を起こしやすくなります。大多数の野菜にはビタミンがたっぷりと含まれていて、動脈硬化の予防に一役買っているのです。
さらに、野菜不足の人の多くは、動物性の脂肪が多い食事になってしまいがちですので、必然的にコレステロール値が高くなります。これも、動脈硬化につながります。
そして、動脈硬化から狭心症、心筋梗塞へと連鎖していきます。
心筋梗塞の発作は、耐えられないくらいの苦しさだと言われています。冷や汗や嘔吐を起こし、不整脈から死に至ります。このときに高血圧ですと、その発作が起こりやすくなりますし、高血圧自体、野菜不足が原因であることが少なくありません。
また、妊娠関連でよく注目されるビタミンの一種「葉酸」ですが、実は野菜類にたくさん含まれています。葉酸をバリバリ摂りたいならば、サプリばかりに頼るのではなく、野菜をバリバリ摂っていただきたいものです。詳しくは以下の記事でも触れています。
葉酸に期待したい効力は、血栓の防止作用です。この葉酸をはじめとして、野菜にはとにかく「万能」と呼んでしまいたくなっちゃうような栄養素が、本当に豊富に含まれているんですよね。
なので、野菜不足を解消すれば、心筋梗塞の根本的な原因である動脈硬化の予防にもつながります。
もちろん、有名人のみなさんが野菜不足とは限りません。ですが、芸能人の健康、病気に関するニュースを目にしたときには、良い機会ですし、ちょっとだけご自身の食生活、野菜の摂取具合を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。
食事の大切さに関しては、以下の記事でもご紹介しています。よかったら、あわせて読んでみてください。