――ビタミンの数だけ、夢がある。

 

……なーんて、かっこつけてしまいましたが、実のところ、そのとおりなんです!
ビタミンの数だけ、それぞれに働きがあり、お互いに栄養素を助け合う関係にあるのです。

 

とりわけ有名なビタミンと言えば、ビタミンB群やビタミンCなどがあります。
当「はま通信」でも、過去に幾度もビタミン類について紹介してきました。

 

そこで今回は、あまりピックアップしてこなかったビタミンをご紹介!
今日の主役となるビタミンは、「ビタミンD」です。

 

ビタミンDは、カルシウムと密な関係のあるビタミン。
いったいどのような働きがあって、どのような食材に多く含まれるのか。

 

気になるところをまとめて、一気にご紹介します。

 

ビタミンDは、カルシウムのズッ友!

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みなさんは、親しい友人のことをどのように呼びますか?
“親友”? “心の友”? 最近の学生は「ズッ友」なんて言葉も使うようですね。

 

そんな親しい関係性は、僕たちの体の中にも存在します。
今回ご紹介するビタミンDは、カルシウムの親友であり、心の友であり、ズッ友なのです!

 

ビタミンDには、カルシウムやリンの吸収を良くする働きがあります。血中カルシウム濃度を一定に保つために必須の栄養素であり、骨や歯への沈着を助ける働きも持っています。

 

ビタミンDの不足が原因で引き起こされる病気もあり、成長期の子供に多い「くる病」と呼ばれる骨の成長障害や、大人にとっても骨軟化症の原因になるとされています。逆に過剰摂取すると、高カルシウム血症や腎機能障害などの病気を招きかねません。

 

とは言え、普段の食事でビタミンDの過剰摂取に陥ることはほとんどありません。「栄養不足かな?」と考え、日常的にサプリメントでビタミンDを摂取している人に関しては、過剰摂取に陥りやすいのでご注意ください。

 

栄養不足による生活上の問題点と言えば、最近増えている「キレやすい子供」と食事は密接な関係があると言われています。よろしければ、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

キレにくい子どもを育てるための家庭料理のポイントとは

 

ビタミンDをしっかり摂りたい人は「あん肝」を食べろ!

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骨の形成をサポートするビタミンDは、どのような食品に多く含まれているのでしょうか。

 

調べてみたところ、ちょっとおもしろい食材を発見しまして。
それが、「あん肝」です。

 

「あん肝」とは、あんこうの肝を指します。
お酒を嗜む人は、居酒屋などでよく目にするメニューなのではないかと思います。

 

もともと、ビタミンDは魚に多く含まれる栄養素です。シラスやイワシ、鮭などにもビタミンDは含まれています。ですが、これらの魚たちを抑えて圧倒的に含有量が多いのが、この「あん肝」なのです。

 

……と聞けば、飲兵衛なみなさんは、「これからの酒の肴はあん肝にしよう! あん肝万歳!」なんて思っちゃいますよね。

 

確かに、食べてもおいしいあん肝ですが、“おいしい”話には必ず裏があるんです。

 

ビタミンDを豊富に含むあん肝ですが、同時に脂肪分や、プリン体も多く含む食材でもあります。この脂肪分とプリン体が非常に厄介でして、脂肪分が適切に分解されなければ、脂肪肝や体重増加の原因になってしまうことがあります。

 

プリン体は、分解するときに尿酸の量が増えるため、痛風を発症する原因としても有名ですよね。「風が吹いただけでも痛む」と言われている、あの痛風です。いや~、酒飲みにとっては、恐るべき病気のひとつであります。

 

とは言え、適量であれば、あん肝を食べることでビタミンDの他にも、ビタミンA・Eに加えて、DHA・EPAといった栄養素も豊富に摂ることが可能です。

 

週に一度、お酒の席で食べる程度の頻度であれば、おすすめしたい食材のひとつですね。

 

効率重視のみなさんにおすすめの食材は?

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酒飲みのみなさんには、あん肝を――。

 

……どこかにある標語のようになりましたね。でも実際問題、休肝日を作らないと体への負担は大きくなりますし、あん肝を食べすぎるとプリン体が気になってくるところです。

 

ですから、もっと身近な食材かつ、効率よく栄養を摂取できる食材を探してみました。
――ええ、インターネットや食品交換表を駆使して、いろんな食材を探しました。

 

そこで、毎日の食卓に取り入れやすい食材を、ついに見つけたのです。

 

僕が見つけた秘宝、ビタミンDを豊富に含む食材。
それが、「きくらげ」です。

 

……え? 想像していたよりも地味?

 

確かに、乾燥きくらげは見た目も暗いことは否めません。
ですが、コリコリとした食感が好きだという人も多いのではないでしょうか。

 

見た目の暗さはひとまず目を瞑り、酢の物やサラダ、他にも和え物や炒め物に、乾燥きくらげを水で戻したものを加えてみてください。騙されたと思って。

 

これだけで、不足しがちなビタミンDを効率よく摂取できます。
しかも、先ほど紹介したあん肝よりも、乾燥きくらげのほうがビタミンD含有率は高いとの話。

 

意外な盲点でしたが、毎日の生活に取り入れやすい食材を使い、ぜひビタミンDを積極的に摂取してください。もちろん、過剰摂取とプリン体には注意しつつ。

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