「ダイエット」と「減量」、何が違う?

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すでに何ヶ月か前の話題になりますが、今夏のリオ五輪・パラリンピックは大きな盛り上がりを見せました。オリンピックでいろいろなスポーツを見ていて気になったのが、あの完成された肉体です。

 

真剣に取り組んでいるからこそ、生まれる感動!
そして、ポテトを食べながらテレビを見ている僕!

 

いやぁ……どうなんでしょうね(笑)

 

ところで、柔道やボクシングといったいくつかの競技には「階級」があります。階級を分ける方法はさまざまですが、その基準として「体重」がありますよね。

 

そうした種目の選手は、よく「減量」について話していますが、「ダイエット」と言っている人はあまり見かけません。一般人の僕たちからすると、少し不思議な感覚ですよね。「減量」も「ダイエット」も、同じものであるように感じてしまいます。

 

ですが、実は、「減量」と「ダイエット」は全く性質の異なるものなんです!

 

「ダイエット」は体重を減らすことが目的ではなく、スリムでメリハリのあるボディにするのが狙いです。もちろん、その過程で「体重を減らす」必要があるためごちゃまぜになりがちですが、体重を減らす(ウェイト・トレーニング)のは「減量」と呼びます。

 

そういえば、極端なダイエットは体を壊すため、しばしば注意されているのを耳にしますが、「スポーツ選手が減量をして体を壊した」いう話は聞いたことがありませんね。

 

体が資本のスポーツ選手が減量によってそれを壊してしまっては意味がありませんから、彼らは健康的に体重を減らすように意識しています。ですが、食事制限によって減らすのが基本ですので、リバウンドのリスクは一般の人と同じようにあります。

 

彼らはいったい、どのように健康的な「減量」に取り組んでいるのか。
スポーツ選手の方法から、僕らも学んでみましょう。

生活習慣を自己管理する 

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多くのスポーツ選手にはトレーナーがついて、細かな管理をしてくれます。健康状態をはじめ、精神的なケアも行い、本番の試合で負けない気力と体力をつけてくれます。よく耳にする「フィジカルトレーニング」と「メンタルトレーニング」という、あれですね。

 

しかし一方、僕たちの生活で、スポーツ選手のような管理を続けるのは難しいと言わざるを得ません。ですが、そのなかでも日々、健康的な生活を続けるためにちょっとした活動に取り組むことで、ダイエットにも役立つ可能性は大いにあります。

 

例えば、体重の推移を毎日確認したり、運動量・摂取カロリーの表を作ったりなどして、可能な範囲でマネジメントができれば、体重は順調に減っていくはず。――これは、一時期流行した「レコーディングダイエット」とほぼ同じ方法です。

 

また、意識的に「睡眠」を取っているスポーツ選手も多い様子。寝具などにこだわっている話は良く聞きますが、同時に、「ゴールデンタイム」と呼ばれている22時から翌2時までのあいだでしっかりと睡眠を取るようにしているようです。

 

女性であれば、美肌維持のためにゴールデンタイムを意識している人が多いのではないかと思いますが、ダイエットにも効果があります。体に適した睡眠は成長ホルモンの分泌を促し、代謝を改善。結果、効率的に脂肪を燃やしてくれるようになり、ダイエットにもつながるわけです。

 

食生活の改善もダイエットに重要

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スポーツ選手の多くが、専門家をつけたり、家族一丸となって意識したりすることで、栄養バランスの良い食生活を送っています。テレビでも、スポーツ選手の奥様が栄養学を学び、内助の功で結果を出している――いう話を聞きますよね。

 

有名なエピソードでは、一時期は“おバカタレント”としてブレイクした里田まいさんが、田中将大選手との結婚後に資格を取得。「ジュニア・アスリートフードマイスター」という、スポーツ選手を献身的に支えるための知識と資格を身につけました。

 

栄養バランスまでは計算できないとしても、脂肪がつきにくく、筋肉がつきやすい食事を摂ることはダイエットにも有効です。

 

例えば、エネルギー源となる炭水化物は、米が理想。肉などからたんぱく質を摂る場合は、余分な脂質をとりすぎないように気を付ける必要があります。果物でビタミンや酵素を、海草でミネラルを摂るといった、幅広い食事を意識することも大切ですね。

 

食事と同様にスポーツ選手が気にしているのが、ドリンクです。

 

スポーツ時に限らず、アミノ酸を摂取して脂肪燃焼を助けるような飲み物を、普段から意識的に飲むようにしているそうです。アミノ酸飲料は、エネルギー代謝の良い体作りに結びつくだけでなく、脂肪細胞に中性脂肪を溜めにくくしてくれる働きもあります。

 

アミノ酸系飲料を選ぶときには、糖質にも注目しましょう。本来、アミノ酸は酸っぱい味がしますから、市販のドリンクでは飲みやすいように加糖で味を調えています。理想は糖質0ですが、低糖質なドリンクにするなど、栄養バランスに注意して選ぶと良いですね。

 

――いかがだったでしょうか。スポーツ選手の体作りには専門性が必要となるため、自分ではできないとも思っていたのですが……。実際の方法を見てみると、普段の生活のなかにエッセンスとして取り入れることもできそうですね。

 

また、食事制限に関しては「不食」というものもあります。これに関しては、「最近話題の『不食』について酵素屋の僕が思うこと」で書いていますので、よかったら参考にしてみてください。

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