ああ……年甲斐もなくやってしまった……。「人生は日々反省と後悔の繰り返し」なんて言葉もありますが、大人になっても反省と後悔の日々は続きます。
――はい。というわけで今日は、ずばり「二日酔い」について話そうと思います。僕も社会人歴はゆうに20年が過ぎまして、年齢相応にお酒の席に呼ばれることも多いんですよ。
というか単純に、酒の席が好きなんですよね(笑)。
“年齢相応に”と書きましたが、年を重ねてもついついやってしまうことがあるんです。
それが、暴飲暴食。頭のどこかでわかってはいるけれど、楽しい雰囲気だとついつい酒が進み、いっぱい食べてしまうのです。……人間の性、ってやつですかね。
さて、飲みすぎたときにこまるのが「二日酔い」ですが、「辛い症状を抑えるために市販薬を飲んでもいいのか」という点は、気になっている人も多いのではないかと思います。
そこで今回は、二日酔いのときの「市販薬」の是非についてお話しましょう。
そもそも「二日酔い」ってどんな状態?
お酒を飲みすぎた日の翌日以降にやってくるのが、二日酔い。でも、そもそも「二日酔い」ってどんな状態を指すのでしょうか。大手飲料メーカー・キリンの公式サイトを見ると、「二日酔いと酔いは違う」という解説があります。
(出典:二日酔いと酔いは違う!?|飲酒の基礎知識|お酒と健康|キリン)
簡単に言えば、二日酔いとはアルコールを大量に摂取してしまい、肝細胞で有害物質が十分に処理できていない状態を指します。肝細胞、つまり肝臓に大きな負担がかかっている状態ですね。
このときに発生している有害物質・アセトアルデヒドや、蓄積された脂肪が原因となって引き起こされる、さまざまな不快な症状。それが「二日酔い」です。一方で「お酒に酔った」状態とは、アルコールが体内にまわり、ほんのりと「酔い」を感じている状態を指します。
効能に「二日酔い」と書かれている市販薬も
二日酔いの代表的な症状と言えば、「頭痛」と「胸焼け」でしょうか。二日酔い界の2トップを狙える症状だと僕は思います。たしかに、二日酔いで頭痛と胸焼けを抱えた状態で日常生活を送るには、なかなかしんどいものがあります。
そういった症状を緩和するものとして、効能にきちんと「二日酔い」と書かれている市販薬もなかにはあります。有名なのは、エスエス製薬から販売中の『ハイチオールCプラス』ですね。同列商品の『ハイチオールCプルミエール』も同様です。
美容に敏感な女性でしたら、この市販薬の名前を聞いて「あれ?」と思ったかもしれません。というのも、この『ハイチオールCプラス』はシミ・そばかすを改善してくれる商品としても有名なんです。
これらにはL-システインが含まれており、肝臓の解毒作用を高める効果があります。二日酔いは肝臓で増えてしまった有害物質・アセトアルデヒトが原因のひとつですから、L-システインの解毒作用によって二日酔いの症状が軽くなるという仕組みです。
市販薬に頼らない二日酔いの対処方法は?
二日酔いの不快症状2トップの片割れが、「胸焼け」です。大人になって初めて、「胸が焼け付くような不快感」を感じた人も多いのではないでしょうか。実際には食べすぎでも胸焼けは引き起こされますから、年齢を問わず身近な不快症状のひとつと言えます。
「二日酔いによる胸焼け」をターゲットに市販薬を絞ってみると、効能として記載されている商品は意外と多くあります。テレビCMでもおなじみの大鵬薬品『ソルマックプラス』にも、「はきけ(二日酔・悪酔のむかつき、むかつき、胃のむかつき、嘔気、悪心)」という記載があります。
ほかにも、第一三共ヘルスケアの『第一三共胃腸薬〔細粒〕』も効能に「二日酔・悪酔のむかつき」と書いてあります。これらに共通しているのは、整腸作用の高い市販薬だからこそ「胸焼けに効果を発揮する」という点ですね。
とはいえ、できるだけ薬に頼りたくないという人も多いのではないでしょうか。そんなときは、まず第一に「飲みすぎない」こと! ……「それができたら苦労しない!」なんてツッコまれそうですね(苦笑)。
何はともあれ、「酔いは良い」レベルで飲酒量を調整して、二日酔いにならないように心がけることも大切。自戒の意味もこめて、今回の文章を〆たいと思います。
また、ちょっとした工夫で二日酔いを回避することも可能です。詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください!