サッカーの日本代表MFとして活躍中の長谷部誠選手と、その奥様でモデルの佐藤ありささんが、第一子を妊娠中だと3月末に報じられました。いや~、なんともおめでたいニュースですね。
長谷部選手と佐藤さんは、4年の交際を実らせて結婚。昨年7月に結婚し、佐藤さんはすでに安定期に入っているのではないかと報じられていますので、コウノトリが早々に2人に幸せを運んできた模様です。
今回は、そんな2人にこそぜひ知ってほしい、「妊娠中の栄養事情」についてご紹介します。
3年で知識は古くなる!
いろいろと調べるなかで、驚いたことがあります。昔から、育児や子育てに関しては「年の功」なんて言葉もありますが、最近はこの考え方自体が古いのだとか。
なんでも、実際に産婦人科や産院で働いている人たちによれば、「3~4年前に出産を経験した人でも、その当時の知識がすでに古くなっているなんてこともあるんですよ~」という話もあるのだそうです。
ある家庭で第1子を産んで、その後、第2子・第3子と子宝に恵まれたときに、第1子の妊娠・出産で学んだ知識が「今は考え方が違う!」と言われ、指導を受けたという話は、たしかに男性の僕でも耳にします。
昔は「母乳のために生クリームやもち米、乳製品は控える」なんて話が定番でしたがが、最近は「生クリームやもち米は、母乳へ影響なし」というのが一般的だそうですよ。
とはいえ、影響がないからといって食べすぎると、今度は体重が増えたり栄養バランスが偏ったりしてしまうなどの影響も考えられますから、食べすぎには注意が必要です。
妊娠・出産・産後は、都市伝説との戦い
今はSNSもすっかり市民権を得ましたし、インターネットが生活の一部になっている人も少なくないかと思います。
それこそ長谷部選手と佐藤さんのように遠距離で結婚生活を送っていると、なおさらスマートフォンを利用してコミュニケーションを取り合いますよね。
――そう、少しでも不安なことがあると、人間はつい文明の利器であるインターネットに頼ってしまいます。これはしょうがないと、僕自身も思うわけです。どうしてもすぐにわかる「答え」を探したくなりますよね。
ですが、妊娠中~産後の女性には、検索することに「待った!」をかけたいところ。というのも、インターネット上はいわゆる「都市伝説」的な情報で溢れかえっているのです。
例えば、「妊娠中は体を冷やさないように夏でも厚着をしよう」と書かれているサイトが検索すると見つかりますが、これも一種の都市伝説。
たしかに子宮周辺を冷やすのはよくありませんが、常に厚着を強調するほどではありません。このような説が通っているのは、日本だけだとも言われています。
また、食生活やサプリメントでも一緒で、もちろん妊娠中に食べるのを控えたほうが良い食品はあります。
リステリア食中毒の恐れがある、未殺菌のチーズや生ハム、トキソプラズマに感染する恐れのあるユッケや生のレバ刺し、水銀を多く含むマグロ類も、たくさん食べるのは控えたほうが良いですね。
母子だけでなく、親子そろって健康的な食生活を!
こと妊娠と出産については、どうしても「母子ともに」という表現が多くなります。そりゃあもちろん、男性は妊娠できません。ですから、子供をおなかの中で育てるという点では、たしかに母親に任せっきりになってしまう一面はあります。
ですが、あえてここで叫びたい!
世の中の父親になるみなさん!
妻であり、我が子の母親になるパートナーと共に、親子そろって健康的な体を目指してみませんか?
例えば、つわりが治まった時期を目安に手料理をふるまうとか。つわりにも個人差がありますから、無理せず食べられる範囲内で作るのがおすすめです。
手料理をふるまう際に注意したいのが、海藻類について。ダイエットの味方であり栄養満点な海藻ですが、妊娠中の女性にとって、海藻に含まれるヨウ素を摂りすぎるのは避けたいところです。
でも他方では、食べ物にストイックになりすぎて、ストレスを貯めてしまうのも問題です。自身の著書にもあるとおり、長谷部選手にはややストイックな一面もありますよね。
諸外国と比較すると、日本はとかく妊婦に対してストイックさを求める傾向が強いそうです。あまりストレスを溜めこみすぎず、栄養バランスの取れた食生活を意識して、穏やかなマタニティーライフを過ごしてほしいと思う次第です。
長谷部選手のストイックさや健康のあれこれに関しては、過去にもブログで書いたことがあります。よろしければ、こちらもあわせてご覧ください。